食品ロスを削減しよう
食品ロス量523万トンの内訳は、事業系が約279万トン、家庭系が約244万トンであり、おおよそ半数ずつが事業者と家庭から排出されています。
家庭からの食品ロスの要因は、料理を作りすぎたりして残る「食べ残し」、野菜の皮や茎など食べられるところまで切って捨ててしまう「過剰除去」、未開封のまま食べずに捨ててしまう「直接廃棄」です。
食品ロスは、日々の食生活の中で、ちょっとした気遣いや行動で、食品ロスを減らすことができます。
毎日の生活を見直し、皆さんも食品ロス削減行動に取り組んでみませんか?
「賞味期限」(おいしく食べられる期限)と「消費期限」(食べても安全な期限)の違いを理解し、賞味期限の到来のみをもってすぐ廃棄するのではなく、食べられるかどうか判断することも大切です。
すぐ食べるものについては、消費期限間近の食品の購入(値引きされているものなど)も検討しましょう。
滋賀県 : 食品ロス削減レシピ
なお、滋賀県職員も平成28年7月より、食品ロス削減率先行動に取り組んでいます。
食品ロスを減らすためには、まず、日常生活において、どのような要因で、どれくらいのロスが発生しているのかを知ることが大切です。
家庭で発生する食品ロスの発生理由などを日記形式で記録する調査「食品ロスダイアリー」等により、食品ロスの発生要因を把握することができます。
食品ロスダイアリーを活用して、あなたの家の食品ロスを見つけてみましょう。
NPO法人ごみじゃぱんが、環境省の政策研究事業で開発したウェブアプリです。
スマートフォンやタブレット、パソコンで手軽に食品ロスを記録することができます。
アプリは無料で利用でき、個人情報等の登録も不要です。
環境省は、事業者や消費者などが行う3R行動について、その行動量(削減された食品廃棄物の量)を入力することで、天然資源削減量(石油、水)、最終処分削減量、二酸化炭素削減量といった環境負荷削減効果※が自動計算される『3R行動見える化ツール<食品廃棄物編>』を作成しています。
※環境負荷低減効果は、商品の原材料調達、製造、輸送、処分に至るまでのライフサイクル全体での一般的な取扱いを想定して概算したもの。正確な環境負荷低減効果を算定するものではない。
例えば、小売店等で消費者に向けて環境負荷削減効果を提示することにより、商品の販促に御活用いただくこともできます。