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アルコール入院治療プログラム(ARP;Alcoholics Rehabilitation Program)(入院期間…8週または9週)
外来診療の結果、入院治療を行うことになりましたら、入院当日は必ず予約の時間までにご来院ください。
アルコール依存症は、治療を受けて正しい知識を学び断酒をつづけることで回復することが出来ます。
アルコール依存症とは、「大切な家族、仕事、趣味よりも飲酒を優先させる病気」です。明らかに飲酒が原因で身体や周囲の環境に悪い影響が出ているにも関わらず、自分の意思では飲酒をコントロールできなくなった状態です。そして、未治療では確実に死に至る恐ろしい病気です。
当院では、医師・看護師・精神保健福祉士・作業療法士・臨床心理技術者など多職種が協力し、専門的なアルコール依存症に対する医療を提供しています。アルコール依存症者が、プログラムや自助グループの参加を通して、病気を知り、認めることで回復への第一歩を踏み、更に学びを深め、断酒へのステップアップをしていけるようにサポートしています。
日課表
どうして、家族にも援助が必要なの?
アルコール依存症は「家族全体の病」といわれています。アルコール依存症者を最も身近で支える家族の負担は大きなものです。これまで飲酒問題に巻き込まれ、家族は悩み、傷つき、苦しみ、身体的・心理的に不健康な状態になっています。アルコール依存症からの回復には家族の皆様の健康回復やアルコール依存症の理解が非常に大切になります。
当院ではアルコール依存症者の家族を対象にした「アルコール家族教室」を毎月2回開催しています。家族の皆様にも病気の正しい知識を理解していただき、依存症の問題を家族だけで抱え込まず、仲間と共有し医療スタッフに相談する機会としていただくことを目的としています。また、本人が治療をうけていない場合にも、家族が正しい知識を得ることで、これまで治療をうけることを嫌がっていた本人が専門医療機関につながることもあります。是非、一度ご相談下さい。