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検査科

基本方針

  1. 正確で信頼できる検査データの迅速な報告
  2. 病める人の立場に立つ細やかな対応
  3. 臨床検査についての研鑽

業務内容

当検査科は臨床検査技師2人で業務を行っています。
検査全体の98%を院内で実施しており、検査結果を迅速に報告することで当日の診察に役立つよう努めています。

検査科で実施する臨床検査は、検体検査と生理機能検査に分かれています。

検体検査

患者さんの血液、尿、便を検査します。

  • 血液検査
    血液に含まれる赤血球、白血球、血糖、コレステロールなどの成分を測定します。その他に、薬物の血中濃度も測定しています。緊急検査は30分以内に検査結果を報告しています。
  • 尿検査
    尿に含まれる蛋白、糖などの成分を測定します。
  • 便潜血検査
    便に血液が含まれているかどうかを検査します。それによって消化管からの出血の有無がわかります。
  • その他
    当院にはアルコール専門外来があり、アルコールの血中濃度の測定が可能です。また、アルコール依存症になりやすいタイプなどがわかる「アルコール分解酵素遺伝子検査」を受け付けています。
生化学自動分析
生化学自動分析装置
自動血球計測
自動血球計測装置
化学発光酵素免疫測定
化学発光酵素免疫測定装置

生理機能検査

心電図検査

四肢と胸部に電極をつけて心臓の状態を検査します。

心電図検査室
心電図検査室(心電計)

脳波検査

頭部に電極をつけて、脳の活動電位を検査します。

脳波検査室
脳波検査室(脳波計)

光トポグラフィー検査

近赤外線を出す装置のついた検査用の帽子を頭にかぶり、簡単な質問に答えた時の大脳皮質の血流量を測定します。血液量の変化パターンにより、うつ病、躁うつ病、統合失調症などの診断の補助となる検査です。

光トポグラフィー
光トポグラフィー装置

アルコール分解酵素遺伝子検査について

 口から入ったお酒(アルコール)は2つの「酵素」の働きで分解され、身体の外に排出されます。個人が生まれつき持っている2つの酵素の遺伝子型が、お酒に「強い」・「弱い」の違いに関係します。検査で遺伝子型を調べ、その組み合わせにより「アルコール依存症になりやすいタイプ」だけでなく「食道がんのリスクが高いタイプ」もある程度わかります。

☆検査方法は簡単で、専用の綿棒で口の中をこするだけです。

☆専門の検査機関に検査を依頼するため、結果がわかるまでに2週間程度かかります。

☆現時点では保険外検査のため、2000円程度の実費負担となります。

☆検査については、主治医にご相談ください。

お問い合わせ
精神医療センター 事務局
電話番号:077-567-5001
FAX番号:077-567-5033
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