文字サイズ
滋賀県立精神医療センターのホームページをご覧いただきありがとうございます。
当センターは、“医療・保健・福祉・介護の力を結集し、人権と環境に配慮したこころの健康を創ります”の理念を掲げ、平成4年に開設いたしました。以来、地域医療機関や保健所等の関係機関と連携し、思春期の精神疾患やアルコール等依存症への専門医療を中心に、滋賀県精神科救急医療システムの後方支援など、その役割を果たしてきました。さらに、平成25年からは心神喪失者等医療観察法による指定医療機関として、対象となる方の治療ならびに社会復帰に向けた支援に勤めています。
専門医療機関としての歩みは、令和元年7月にアルコール依存症の専門医療機関・治療拠点機関、令和3年には、ギャンブル等依存症、薬物依存症の専門医療機関・治療拠点機関に選定され、現代の精神保健課題の1つである依存症に対する医療の充実を図っています。一方、同年12月には、しが子どものこころ専門医研修施設群の基幹施設に認定されて、さらに、令和6年度からは精神科専門研修プログラムの基幹施設として、専攻医の受入を開始しました。従来の医療施設としての責務だけでなく、これからの滋賀県の精神科医療を支える人材の育成も当センターの役割の1つと考えています。
私事になりますが、令和6年4月より大井健先生の後任として院長に就任いたしました。前職は当センターと同じ自治体立精神科病院である栃木県立岡本台病院であり、管理者として病院の運営に従事してきました。その経験を元に、当センターの良い点を伸ばしつつ、経営の効率化や災害への対応など公立病院に共通する課題の解決に取り組んでまいります。
これからも、県民のメンタルヘルスの保持増進に貢献できるよう、職員一同研鑽に努めます。また、このホームページや広報誌などを通して、当センターの活動や精神医療保健福祉に関する情報を積極的に発信していきます。
引き続き、当センターへのご支援・ご理解の程、よろしくお願いいたします。
令和6年4月
滋賀県立精神医療センター
病院長 増井 晃