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院長挨拶

院長ごあいさつ

 滋賀県立精神医療センターのホームページにアクセスいただきましてありがとうございます。

 当院は、“医療・保健・福祉・介護の力を結集し、人権と環境に配慮したこころの健康を創ります”の理念のもとで平成4年に開設し、昨年令和4年に30周年を迎えました。当初から地域医療機関や保健所等の関係機関との連携のもと、思春期精神障害、アルコール依存症等の精神障害の専門的医療と、滋賀県精神科救急システムの後方支援病院として急性期から社会復帰まで一貫したサービスの提供を行う病院として活動して参りました。

 平成25年からは医療観察法病棟を開設し重大な他害行為を行った障害者への治療ならびに社会復帰に向けた支援にも勤めています。また、令和元年7月にはアルコール依存症の専門医療機関・治療拠点機関に選定され、令和3年には、ギャンブル等依存症、薬物依存症の専門医療機関・拠点機関に選定されました。また、同年12月には、しが子どものこころ専門医研修施設群の基幹施設に認定され、中学生以上の適応障害、心身症、摂食障害、発達障害などを対象に治療体制の構築を進めています。

 さて、令和21月から始まったCOVID-19感染症は、当センターの利用者、関係者の皆様に多大な不安と負担をおかけしました。令和2年度から院内感染対策室と医療安全対策室を病院長直属の機関として看護師を配置して対応して参りました。また、精神科医療において救急の入院が必要な方で、かつ感染が疑われる発熱者への対応を行う協力医療機関として指定され、ベッド数2床を配備して受け入れました。幸い、これまでに院内クラスターの発生はなく、令和53月からは、社会復帰にむけたデイケアあるいは各種院内プログラムの再開などを進めており、現在の静穏な状況で令和55月に法改正が迎えられることを祈念しています。利用者、関係者の皆様にはこれまでの間、当センターの運営に冷静かつ寛大に対処していただいたこと心より感謝申し上げます。

 最後に、当センターは、これまでの実績を活かし、今後も職員の資質向上に努め、高度・専門医療を充実させ、県内の精神医療を担う中核施設としての責任を果たしまいります。ご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

令和5年4
滋賀県立精神医療センター病院長
大井 

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精神医療センター 事務局
電話番号:077-567-5001
FAX番号:077-567-5033
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