紀伊半島から県東部を北東方向に進んだ台風は、彦根で観測史上最低の気圧949.5hpを記録し、台風の眼の通過現象を示した。降水量は鈴鹿山系で400~550mm、伊吹山系で300~400、風速も平均風速20m/s以上の暴風雨で、各河川はたちまち氾濫・決壊して大洪水となり、道路はずたずたに切断され、この年8月の台風7号の被害を、さらに大きくした。近江八幡の水茎干拓地では、日野川の氾濫で3mも冠水し、完全排水に40日もかかった。
撮影場所:近江八幡市 撮影者:彦根地方気象台
提供:琵琶湖博物館
日野川の決壊で冠水しボートで救出される住民。
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