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Q1 お母さんが子どもを絶対にアレルギーにしたくないということで、子供に一切の卵を食べさせないで過ごされるお母さんの話をよく聞くのですが、お母さんの栄養管理という意味でも心配になるのですが、そのような対策は効果があるのでしょうか?

A1 卵だけが原因ではないので、卵だけ除去したからといって100%ならないという保証はないです。むしろ、今の考え方によると、いろんなものを少量ずつバランスよく摂るのが一番アレルギーには効果的ではないかと考えます。本当に食べてアナフィラキシーの症状がでた人に関しては注意が必要ですが、そうでなければ少量ずつ摂取していけばよい。皮膚が荒れていると、皮膚を介して感作すると言われているので、例えば食べ物がいろいろ落ちていて地面にあってそれが皮膚を介して入ってくるのが一番アレルギーに悪いと今の理論では考えられているので、皮膚の状態をよくするのが一番アレルギーを抑える効果になると思います。基本的にはスキンケアを重視した方がいいと思います。

Q2 お母さんが強いアレルギーをお持ちの方は、子どもさんにも体質として受け継がれるものでしょうか?

A2 医療の現場では、父母のアレルギーについてもお聞きしています。お母さんが「私も食物アレルギー、アトピー、喘息です」という方はよくおられますが、お母さんがアレルギーだから子どももアレルギーになるとは限りません。ただ、遺伝的な素質としてIgEを作りやすい体質というのは、あると思います。

Q3 食物アレルギーの正しい診断は専門医ではどのような方法でなされているのでしょうか?受診をすすめる際に参考に教えていただければありがたい。具体的にどのような方法でされるのか、今までは血液検査をされている方が多いように思うのですが・・・。

A3 食物アレルギーの診断で一番重要なのは食べてどうなるか?ということ。また、再現性があるかどうかや、食べ物の種類や年齢を考慮します。参考データとして血液検査を行う。はっきりしない場合は負荷試験を行って確定する。

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