石田川ダムは、石田川沿いの洪水被害の軽減と既得かんがい用水の補給のために、石田川の上流に建設したダムです。
ダム上流にはカキツバタの群生する「平池」や、シャクナゲに囲まれた美しい「淡海池」(大正12年に完成した農業用水のための人造湖)があり、石田川ダムを含めて、自然探訪コースとなっています。
なお、ダムより上流への林道は土砂崩れなどで通行止めの場合が多いので事前にお調べ下さい。またダムから下流の林道も通行には細心の注意をお願いします。
石田川ダムは小規模なダムで下流河川も拡幅改修途上のため、近年の強い降雨に対応できるよう貯水位を低下させています。
周辺のマップと滋賀のダム周遊マップを作成しています。以下のリンクからご覧ください。
ダムのウォーキングマップ
しがのダム周遊マップ
水系河川名 | 淀川水系石田川 |
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位置 | 滋賀県高島市今津町角川 |
型式 | ロックフィル |
目的 | F・N(不特定かんがい) |
完成 | 1970年 3月 |
集水面積 | 23.4平方キロメートル |
湛水面積 | 0.16平方キロメートル |
堤高 | 43.5m |
堤頂長 | 140.1m |
堤体積 | 26万8000立方メートル |
堤頂標高 | 標高305m |
常用洪水吐き | 高さ3m×幅2.5mローラーゲート 1門 + オリフィス型トンネル |
非常用洪水吐き | 高さ6m×幅6.3mローラーゲート 2門 他 |
低水(利水)放流設備 | 表面取水スルースゲート 5門 |
洪水時最高水位[サーチャージ水位] | 標高302.5m |
平常時最高貯水位[常時満水位] | 標高299.2m |
洪水貯留準備水位[制限水位] | 標高295.1m |
総貯水容量 | 271万 立方メートル |
有効貯水容量 | 231万 立方メートル |
洪水調節容量 | 最大187万 立方メートル |
機能維持容量…不特定かんがい | 最大180万 立方メートル |
都市用水容量 | 設定なし |
発電容量 | 設定なし |
堆砂容量 | 40万 立方メートル |
建設事業費 | 9億3000万円 |
予備調査 | 1956年 |
実施計画調査 | 1962年 |
建設事業 | 1963〜1969年 |
運用管理開始年月 | 1970年4月 |
目的欄記号説明 F:洪水調節、N:既得取水の安定化・河川環境の保全(または不特定かんがい)、W:上水道、I:工業用水道、P:発電
洪水調節図
一定率一定量方式解説
石田川流域図
現在のダムの貯水位などは下記リンクをクリックしてください。
石田川ダム諸量(滋賀県土木防災情報システム)
滋賀県河川防災カメラ/石田川ダム(滋賀県土木防災情報システム)
滋賀県河川防災カメラ/おまち橋[高島市今津町角川](滋賀県土木防災情報システム)
滋賀県河川防災カメラ/大床おおづく[高島市今津町梅原](滋賀県土木防災情報システム)
石田川の河川水位(滋賀県土木防災情報システム)
石田川周辺の雨量(滋賀県土木防災情報システム)
なお、平成5年以降のダム貯水位、ダム流入量、ダム放流量等の年報は、下記の国土交通省「ダム諸量データベース」からダウンロードが可能です。
(注意点)石田川ダムでは貯水位が相当低い場合の流入量等の精度が低いため、周辺の河川流量の推測などへのご利用は他河川と比較するなど細心の注意をしてください。
石田川ダムhttps://mudam.nilim.go.jp/chronology/summary/351
石田川ダム管理事務所
(滋賀県高島土木事務所河川砂防課ダム管理担当)
〒520-1648高島市今津町角川529
TEL.0740-24-0011、FAX.0740-24-0210