日野川ダムは、日野川中流部沿いの洪水被害の軽減と既得かんがい用水の補給のために、日野川の上流に建設したダムです。
ダムサイト周辺には、散策道やダム公園、運動公園等を整備しており、日野城址(中野城址)があります。隣接する日野町市街地は近江商人発祥の地の一つです。
また、ダム湖ではヘラブナ釣りがさかんです。
日野町漁協HP(外部サイトへリンク)
なお、このダムは所管ダムの中では最小級のダムであり洪水調節容量が小さいことから、ダム地点の流量が毎秒160立方メートル以下では洪水の貯留を行うことはできません。→説明図(洪水調節方法の説明図です)
周辺のマップと滋賀のダム周遊マップを作成しています。以下のリンクからご覧ください。
ダムのウォーキングマップ
しがのダム周遊マップ
水系河川名 | 淀川水系日野川 |
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位置 | 滋賀県蒲生郡日野町村井 |
型式 | 本堤はグラベルフィル、脇堤はアース |
目的 | F・N(不特定かんがい) |
完成 | 1966年3月 |
集水面積 | 22.4平方キロメートル |
湛水面積 | 0.29平方キロメートル(29ha) |
堤高 | 本堤25m、脇堤19m |
堤頂長 | 本堤105m、脇堤388m |
堤体積 | 本堤9万2000立方メートル、脇堤13万6000立方メートル |
堤頂標高 | 標高212m |
常用洪水吐き | (非常用洪水吐きと兼用) |
非常用洪水吐き | 高さ7.1m、幅7.75mのローラーゲート2門 |
低水(利水)放流設備 | ジェットフローゲート670×660mmが2門 (ゲートインゲート) |
洪水時最高水位[サーチャージ水位] | 標高209m |
平常時最高貯水位[常時満水位] | 標高207m |
洪水貯留準備水位[制限水位] | 標高205.3m |
総貯水容量 | 138万8000 立方メートル |
有効貯水容量 | 103万8000 立方メートル |
洪水調節容量 | 最大 92万 立方メートル |
機能維持容量(不特定潅漑) | 最大 58万7000 立方メートル |
都市用水容量 | 設定なし |
発電容量 | 設定なし |
堆砂容量 | 35万 立方メートル |
建設事業費 | 3億9600万円 |
予備調査 | 1953年 |
実施計画調査 | 1961年 |
建設事業 | 1962〜1965年 |
運用管理開始年月 | 1966年4月 |
目的欄記号説明F:洪水調節、N:既得取水の安定化・河川環境の保全(または不特定かんがい)、W:上水道、I:工業用水道、P:発電
洪水調節図
一定量放流方式解説
日野川流域図
現在のダムの貯水位などは下記リンクをクリックしてください。
日野川ダム諸量(滋賀県土木防災情報システム)
農水蔵王ダム諸量(川の防災情報より)日野川ダムの上流に蔵王ダムがあります。
河川防災カメラ/日野川ダム本堤付近(滋賀県土木防災情報システム)
河川防災カメラ/日野川橋[東近江市葛巻町](滋賀県土木防災情報システム)
河川防災カメラ/安吉橋[近江八幡市倉橋部町](滋賀県土木防災情報システム)
河川防災カメラ/桐原橋[近江八幡市安養寺町](滋賀県土木防災情報システム)
河川防災カメラ/出雲川大正橋[日野町三十坪](滋賀県土木防災情報システム)
河川防災カメラ/佐久良川横山橋[東近江市横山町](滋賀県土木防災情報システム)
河川防災カメラ/祖父川北出橋[竜王町岡屋](滋賀県土木防災情報システム)
河川防災カメラ/惣四郎川念佛橋[竜王町橋本](滋賀県土木防災情報システム)
河川防災カメラ/祖父川鵜川橋[竜王町鵜川](滋賀県土木防災情報システム)
河川防災カメラ/光善寺川光善寺川橋[野洲市小南](滋賀県土木防災情報システム)
日野川の各地点河川水位(滋賀県土木防災情報システム)
日野川橋「葛巻~横山」(東近江市)危機管理型水位計(川の防災情報より)
法教寺川「名神法教寺橋」(東近江市)危機管理型水位計(川の防災情報より)
中津井川弓削信濃(竜王町)危機管理型水位計(川の防災情報より)
日野川周辺の雨量(滋賀県土木防災情報システム)
日野川の洪水予報(滋賀県土木防災情報システム)
日野川の水位予測(滋賀県土木防災情報システム)
なお、平成5年以降のダム貯水位、ダム流入量、ダム放流量等の年報は、下記の国土交通省「ダム諸量データベース」からダウンロードが可能です。
日野川ダムhttps://mudam.nilim.go.jp/chronology/summary/350
日野川ダム管理事務所
(滋賀県東近江土木事務所河川砂防課ダム管理担当)
〒529-1604蒲生郡日野町村井2022-8(外部サイトGoogleマップへのリンク)
TEL.0748-52-0833、FAX.0748-53-0559