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大きなトンネル状の磁石の中に入っていただき、電波を体に当てます。体から帰ってきた信号をもとに体内の様子を画像で見ることができる診断装置です。
※注意事項
強力な磁石を用いた検査のため、磁石に引きつけられるような金属類(アクセサリー類、入れ歯、ヘアピンなど)は検査室へ持ち込めません。また、体内に金属を入れている方においては検査を受けることが出来ない場合があります。事前に担当医へご相談ください。
磁力の異なる2台のMR装置(1.5テスラ、3.0テスラ)が稼働しています。検査の内容や安全性を考慮した上でそれぞれの装置の特徴を最大限活かせるように、使い分けを行い、幅広い検査内容に対応できる環境整備に努めています。主として頭頚部領域、関節領域、乳房、心臓は高磁場MR装置(3.0テスラ)を使用しています。
MR信号の増加によって、1.5テスラ装置では描出が難しい細い血管や脳の細かな構造が鮮明に観察出来ます。
※脳ドックは3.0テスラ装置を用いて行います。
一般的なMRIは、他の画像診断装置と比べて検査時間が非常に長いという問題があります。検査時間を短くすると画像が劣化して診断が難しくなり、反対により診断に有用な高画質な画像を求めると検査時間が延長します。しかし、AIによる高画質化技術を搭載し、検査時間を延長することなく、高画質な画像が得られるようになりました。
2012年よりMR対応ペースメーカおよびICDが開発され、使用されるようになりました。当院では循環器科や臨床工学部と連携し、MR対応ペースメーカおよびICDを使用されている方がMR検査を受けることができるよう、施設認定を得ています。MR対応ペースメーカおよびICDを装着されている場合は検査前に事前のチェックが必要になります。担当医師までご相談下さい。
2015年1月より3.0テスラ装置を用いた脳ドック検診を開始いたしました。当院では通常の予約検査も並行して行っておりますが、待ち時間の調整など健康創生センターと協力して円滑に検査が行えるように努めています。
2016年に、2名の診療放射線技師がMR専門技術者の認定を取得いたしました。検査内容の向上とMR検査における安全性の確保に努めています。
※検査に関してご不明な点等がありましたら、MR検査室までお問い合わせ下さい。