淡海の川づくりフォーラムは、川や水辺に関わる活動をされるみなさんが集う公開選考方式のワークショップです。
『川やびわ湖、水辺と共生する暮らし』『川やびわ湖、水辺と私たちのいい関係』を築いていくための参考となる“きらり”と光る活動を公開討論によって探し、その年いちばん輝く活動をみんなで表彰します。
16回目となる今回は、県内外から13団体の参加があり、学生など若い方々から、地域に根差し長年活動されている方々まで、幅広い世代から多岐にわたる取組を発表していただきました。一般参加者も加わり、当日参加した水辺を愛する方々により熱い議論と交流がなされました。
滋賀県の江島副知事および淡海の川づくりフォーラム実行委員会の北井委員長によるあいさつで開会しました。
参加団体が日頃の取組を発表します。1団体3分という短い時間でいかにアピールするか、工夫のしどころです。3分経過すると終了のベルが容赦なく鳴らされますが、それも会場を盛り上げるアクセントになっています。
3つのテーブルに分かれ、全体発表で語り切れなかったことをアピールします。発表者と選考員とで議論を深め、各テーブルから全体選考に進む2グループが選出されました。
テーブル選考で推薦されなかったグループがアピールを行い、選考員による投票で3団体が追加で推薦されました。午前のテーブル選考にて推薦された6団体に加え、合計9団体が全体選考へと進むことになりました。
また、全体選考に進んだ団体も含めて会場の参加者に活動をアピールできるポスターセッションを行い、参加者は応援したい団体にメッセージを送りました。
テーブル選考および復活選考で推薦された9団体が全体会場で再度発表し、公開選考によりグランプリ・準グランプリを決定しました。選考のポイントである「発想・着眼」「関わり」「プロセス」「計画・技術」の視点を中心に、選考員やフロアの参加者と議論が交わされました。
当日の議論をグラフィックとホワイトボードでまとめていただいたファシリテーターの方および実行委員会の瀧委員長代理より、まとめの発表をしていただきました。
全体討論内で決定されたグランプリと準グランプリ、そしてそのほか各賞を受賞された団体へ、賞状と前年度受賞団体等から提供いただいた副賞が贈呈されました。
また、北井実行委員長より入賞団体(全体選考へ進んだ団体)へ、取組を一言で表した賞名を発表いただきました。
団体名 | テーブル選考結果 | 復活選考結果 | 受賞一覧 | |
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A-1 | 川のおぢさんがわと | |||
A-2 | NPO法人 国際ボランティア学生協会(IVUSA) | 〇 | 酷暑の活動をやり遂げる熱いパワーを育むで賞 | |
A-3 | THEシガパーク推進会議 | |||
A-4 | 淡海を守る釣り人の会 | 〇 | これからの水辺を守るで賞 | |
A-5 | 日本潜水連盟 | 〇 | 湖底ごみに挑む激励賞 | |
B-1 | 滋賀県土木交通部流域政策局河川・港湾室 | |||
B-2 | 玉一アクアリウム | 〇 | 【応援の花咲いた賞】学び合う活動賞 | |
B-3 | 米川よろず会議 | 〇 | 【準グランプリ】川を身近に技術賞 | |
B-4 | 日野川流域まもり隊 | 〇 | ひとりひとりの力の輪で賞 | |
C-1 | 家棟川・童子川・中ノ池川にビワマスを戻すプロジェクト | 〇 | 【グランプリ】ビワマス誇る地域の川賞 | |
C-2 | 小さな自然再生ネットワーク | 〇 | 【山紫水明賞】ホタル飛び交う足跡で賞 | |
C-3 | 京都産業大学現代社会学部鈴木ゼミナール | 〇 | 水文化を伝える担い手賞 | |
C-4 | Tabiwa Next | 【マザーレイクゴールズ賞】 |
淡海の川づくりフォーラムでは昨年度までに引き続き、各団体の発表や議論を、イラストを交えながらリアルタイムで描く「グラフィックレコーディング」とキーワードをまとめるホワイトボードレコーディングにより議論の可視化を図っています。これにより「対話のきっかけ」が生まれ、参加者同士の「気づきの共有」や「対話の活性化」が促されました。
日時
令和6年(2024年)12月1日(日)10時00分~16時30分
会場
米原市役所市民交流エリア(コンベンションホール)
滋賀県米原市米原1016
https://www.city.maibara.lg.jp/index.html(米原市役所HP)