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キャッフィーのくらし通信(2025年8月11日号)

滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。

SNSきっかけの詐欺的トラブルに注意!

事例

事例1

SNSで知り合った人に暗号資産(仮想通貨)の投資を勧められ、最初は断ったが、私がアシストするので大丈夫と言われ、興味があると言うと、LINEの学習グループに誘導された。指示された口座にお金を送金し、暗号資産に交換した。最初、5万円を送金し、アプリで利益が出たので信じ込み、半年に渡って数千万円を投資した。引き出そうとすると高額な税金が必要と言われ、引き出せない。

事例2

SNSで知り合った外国人女性と1年以上やり取りしていた。彼女から、お金に困っているので一緒に投資して増やそうと誘われ、個人口座に数回に分けて数万円を振り込んだ。海外の投資アプリでは金額が増えていたので、引き出そうとすると追加料金を請求され、不審。

アドバイス

SNSがきっかけとなり投資に誘われるSNS型投資詐欺、恋愛感情を利用したロマンス詐欺の被害が増加しています。滋賀県警察の発表によると、令和6年のSNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数は252件、被害額は約19億9700万円、令和7年1月から6月の件数は130件、被害額は約11億2610万円でした。1件当たりの被害額が高額になっています。

事例のように、利益が出ているように見えているアプリは見せかけの可能性があります。暗号資産交換業者は金融庁・財務局に登録する義務があります。無登録事業者に送金してはいけません。また、資金の振込先が個人口座の場合は詐欺を疑いましょう。仕組みの分からない金融商品に投資することは危険です。LINEの投資学習グループに誘導されたら要注意です。必ず儲かる話はありません。

少しでも怪しいことがあったら、家族や公的機関に相談しましょう。

お問い合わせ
滋賀県消費生活センター(彦根市元町4-1)
電話番号:0749-27-2234
FAX番号:0749-23-9030
メールアドレス:[email protected]