キャッフィーのくらし通信（2025年2月17日号）

滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。

〇自宅の固定電話に、総務省を名乗って「これから2時間後に通信できなくなる。詳細を聞くには1番を押すように」とか、大手電力会社を名乗って「電気代が未払いになっている。2時間後に電気が止まる。問い合わせは1番を押すように」という自動音声の電話がかかってきた。

〇携帯電話に、大手電話会社系列の金融会社名で「ご利用のサービスで未納料金がある。オペレーターにつなぐ場合は＃1を押すように」という自動音声の電話があった。

〇携帯電話に、入国管理局を名乗って自動音声の電話がかかってきた。「問い合わせは1番を押すように」と流れたので押したところ、外国人が出て電話を切られた。

近年このような実在する企業や国の省庁をかたる不審な自動音声の電話が大変増えています。架かってくる番号は非通知や「＋」や「8」から始まる番号が目立ちます。

様々なサービスの停止に関して、国や企業が自動音声ガイダンスを使って連絡することはありません。自動音声ガイダンスが流れたら、最後まで聞かずにすぐ電話を切りましょう。

このような電話に出ると、個人情報を聞き出されたり、金銭を請求されたりするなど、詐欺の被害につながるおそれもありますので、在宅時でも留守番電話に設定して、電話に出ないようにしてください。防犯機能付き電話機を使ったり、着信拒否の設定をするのも有効です。

トラブルに遭わないために、知らない番号からの電話には用心してください。