滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。
SNSで「動画を見るだけ簡単報酬」という広告を見て、メッセージアプリ経由で申し込んだ。その後、「事前に送金した分の30%が上乗せして支払われる高額報酬のタスクがある」と誘われた。初めに1万円を送金しタスクをこなすと、1万3千円が報酬として振り込まれた。次に10万円の入金を行い、タスクは完了し報酬額は増えているものの、報酬を引き出すためには5万円の振込が必要と言われて振り込んだ。その後も何かしらの理由をつけられ出金できず、別の口座への振込を指示されるため、おかしいと気付いた。振込先はそれぞれ別の個人名義口座だった。(30歳代女性)
近年、空き時間(スキマ時間)を使って効率よく稼ぎたいとのニーズが高まっています。そんな中、「”いいね”を押すだけ」等の簡単な作業で稼げるといった内容の広告をきっかけとした副業トラブルが増加しています。
「スキマ時間を利用できる」と手軽さを強調し、子育て中でも家計の足しにできるのではと始める事例が多く、全国的に20~40歳代の女性から多くの相談が寄せられています。一旦振り込んでしまうと、被害回復は困難です。
被害に遭わないために次のことに注意してください。
1.「簡単に稼げる」「儲かる」ことを強調する広告は信用しない。
2.安易に個人情報を開示しない。
3.お金を稼ぐために始めたのに、振り込みを求められたら詐欺を疑う。