キャッフィーのくらし通信（2024年6月24日号）

滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。

【事例1】

深夜にゴキブリが出てパニックになり、すぐ来てくれる業者を探し電話をした。料金は「1万円くらい」とのことだったのに、訪問した業者から約10万円の見積書と契約書を渡された。深夜で断りづらく、支払ってしまった。（20歳代女性）

【事例2】

屋根裏にスズメバチの巣を見つけ、ネットに「5，000円から」とあった業者に見積もりを依頼した。訪問した業者から、「放置して近所の人が刺されたら裁判になる」、「今ならサービスで15万円」などと言われ、高いと思ったが早く駆除してほしい一心で契約してしまった。（40歳代女性）

ゴキブリやハチなどの害虫や、ネズミなどの害獣駆除サービスに関する相談が、全国的に増加しています。

消費者の不安を煽って冷静に判断する機会を奪う事例や、ネットの表示とはかけ離れた高額な料金を請求されたという事例が多く見られます。

低料金をうたうサイトや広告、特に3ケタ台などの極端に安い料金が記載されている場合は注意が必要です。専門業者の紹介などを行っている自治体も場合もありますので、まずはお住まいの自治体に問い合わせてみましょう。

突然の害虫等にパニック状態になっても、本当に今すぐ駆除しないといけないのか落ち着いて考え、複数社から見積もりを取る前提で業者に連絡しましょう。契約を急かすなど、熟慮する時間を奪おうとする業者とは契約しないようにしましょう。

不本意な契約をしてしまった場合や、料金を支払う前に広告等の価格と実際の請求額が著しく異なるなど少しでもおかしいと思った場合は、お住まいの自治体の消費生活相談窓口または消費者ホットライン188にご相談ください。