悪質な通販サイトに注意!
相談概要
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の広告で見つけたブランドバッグを代引きで購入した。届いた商品を見ると偽物のバッグのようだったので購入先のサイトを探したが見つけられなかった。
返金してほしいが、業者名がわからないので問い合わせることもできず困っている。(20歳代・女性)
解決への糸口
・SNSに表示された広告がきっかけとなったトラブルが増加しています。SNS上には、ブランド品の大幅値下げをうたう広告や商品の効果を過剰に強調する広告など、さまざまな広告があふれており、悪質な通販サイトも紛れ込んでいます。
・事例のようにSNS広告を見て注文したが、偽物や粗悪品が届いた、商品が届かないといった相談が増加しています。
・SNSに登録された個人情報を元に表示される「ターゲティング広告」は、短期間だけ掲載され、トラブル発生後に詳細を確認しようとしても広告そのものが見られないことがあります
アドバイス
- SNSの広告はトラブル発生時に見れなくなっている可能性があります。広告の画面や注文の最終確認画面を保存しておきましょう。
- SNS上の広告表示だけでなく、広告からリンクした先の通販サイトの表示や利用規約で、購入の条件等をよく確認しましょう。通信販売にはクーリング・オフ制度はなく、解約や返品は広告に表示された事業者の規約の条件に従うのが基本となります。
- 模倣サイト(偽サイト)の特徴としては次の点があげられます。 1.極端に安い 2.支払い方法が銀行振り込みや代引きのみ 3.URLが不自然。公式サイトと異なるURL 4.電話番号が書いていない、所在地が番地まで書いていない 5.他のサイトでは売り切れなのに在庫がある 上記のような特徴のある広告サイトには注意しましょう。
「おかしいな」「困ったな」と思ったら、まずは消費生活センターにご相談ください。