契約していた大手電力会社を名乗るところから電話があり、「安い電気のプランが始まる」「工事は必要なく今までどおり使用できる。検針票を用意して契約番号を教えてください」と言われたため、契約番号等を伝えた。その後折り返し電話があり、「書類を送る」などと言われた。不安に思って契約していた大手電力会社に確認したところ、「契約番号を聞くような電話はしていない」と言われた。後日書類が届き、見知らぬ電力会社と契約したことになっていた。契約するつもりはなく解約したい。(60歳代・女性)
・平成28年4月から電力の小売り全面自由化が始まりましたが、中には、大手電力会社やその関連会社を名乗るなど、事業者名を明確に伝えず、電話にて電気の契約切替えの勧誘をするケースがみられます。
・電話で勧誘されて契約しており、特定商取引法の電話勧誘販売にあたるため、「法律で定められた事項が書かれた書面(法定書面といいます)を受け取った日」(契約した日ではありません)から8日以内であれば「クーリング・オフ」が可能です。電力会社あてにクーリング・オフ通知書(ハガキ)を発信しましょう。
「おかしいな」「困ったな」と思ったら、まずは消費生活センターにご相談ください。