文字サイズ
今回は、現在大学生の人工内耳装用者の方とそのお母様にこれまでの経験談をお話しいただきました。お二人からはこれまで大変だったことやそれをどのように乗り越えてきたかについてのお話しをいただきました。また、講演後の質問コーナーでお父様からも貴重なお話しをいただくことができ、たくさんの気づきを得ることができました。講演終了後、人工内耳関連の話題について、参加者同士(保護者、中学以上の人工内耳装用者)でグループワークをしていただきました。終了後も参加者同士で交流を深められているのが印象的でした。
子どもたちは、クリスマスツリーの飾りつけをしたり、サンタさんにもらうプレゼントを入れるブーツを作ったりして楽しみました。最後にはサンタさんも登場し、みんな楽しそうにプレゼントをブーツに入れていました。
外耳道閉鎖症や小耳症など、一般的な気導補聴器の装用が難しい方に対して、軟骨伝導補聴器を装用していただくことができるようになりました。これはリオン株式会社と奈良県立医科大学が共同開発した日本発の補聴器です。
本日、当院の補聴器外来で初のフィッティングを行いました。
聴力検査上、高い装用効果を確認できました。まだ試聴の段階ではありますが、装用された患者さんの聴こえが向上しているのを目の当たりにできました。今後、日本だけでなく世界中に普及が進む予感がしました。
※患者様の許可をいただき、写真を掲載しています
今回は、人工内耳装用児の思春期の課題に焦点を当てて、神戸市立医療センター中央市民病院の諸頭三郎先生にお話しいただきました。また、フォナックより、学校や職場で使えるロジャーの新しい機器の紹介や試聴を行っていただきました。講演の後、諸頭先生にもご参加いただき、ランチタイム交流会を行いました。
次回は12月に開催する予定です。
当科は開院当初から小児難聴の早期発見と治療を行なっており、現在94名の人工内耳を装用している患者さんが通院されています。滋賀全域に患者さんが分布しており年齢が1歳から20台後半と幅広いことから、装用者同士のコミュニケーションや情報共有をより行ないやすくするため、2018年11月11日(日曜日)、当院研修室にて人工内耳研修会を開催しました。午前中は医師、人工内耳装用者の保護者、滋賀県立聾話学校教諭による講演を行い、午後はグループワークで人工内耳装用者の保護者同士でお話していただきました。装用者本人、保護者、関係者あわせて93名の参加をいただき、参加者同士の交流を行なっていただくことができました。今後も継続して研修会を開催していく予定です。