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病院長の挨拶
滋賀県立小児保健医療センターのホームページをご覧いただきありがとうございます。
令和5年4月1日より新たに病院長に就任しました加藤竹雄と申します。私は京都大学医学部附属病院で小児神経学の勉強を始めてから、これまで23年間に多くの小児神経疾患の患者様の診療に携わってきました。これまでに経験、勉強してきたことを少しでも多くの病気で困っているお子さんに役立てるよう励んでまいります。
当院は1957年(昭和32年)に設立された滋賀整肢園に端を発し、平成6年に開設してから30数年経っておりますが、主に難治・慢性疾患を対象とした医療・保健・療育・福祉サービスの中核機関として、質の高い医療・ケアの包括的なサービスの提供という診療理念は変わらず貫いております。
当院の特徴としては小児神経疾患など難治・慢性疾患の診療となりますが、アレルギー疾患や膠原病、免疫疾患の診療や代謝内分泌、小児糖尿病の診療も令和4年度より提供できるようになりました。また、発達障害の診療にもこれまで以上に力を注いでおり、より広く、かつ高度な小児医療の提供に努めております。今後は広く人材を募り、小児科および外科系においても対応できる疾患・分野の拡大を進めてまいります。各診療科の特色についての詳細については該当科のホームページをご覧いただければと思います。
当院のもうひとつの特色として保健師や看護師、医療ソーシャルワーカーなどの地域医療との連携を行う保健指導部、また、保育を含む総合療育を行う療育部など、医療との連携を綿密にとることで患者さん一人ひとりに応じた包括的医療サービスの提供が実現できることです。
少子化問題や疾患の重篤化、感染症対策など日々刻々と当院をとりまく社会情勢は変化します。これまで培った診療理念を守っていくだけでなく、患者さんや県民の皆様のニーズに応えることができるよう、新たな試みなどにチャレンジしていきたいと思っております。
今後も職員の総力をあげて、質の高い総合的な医療を提供するように努めます。何卒よろしくお願いいたします。
病院長加藤竹雄