平成28年3月に「政府関係機関移転基本方針」(平成28年3月22日付け内閣官房まち・ひと・しごと創生本部決定)により、次のとおり国立環境研究所の一部機能移転の方針が決定されました。
これに伴い、平成28年4月28日に環境省・国立環境研究所・滋賀県の3者で、「国立環境研究所琵琶湖分室(仮称)設置準備チーム」を設置し、移転および共同研究の内容について協議を進め、平成29年4月1日に琵琶湖環境科学研究センター内に国立環境研究所琵琶湖分室が設置されました。
国立環境研究所琵琶湖分室の設置に当たり3者で「湖沼環境研究分野の研究連携拠点における連携協力に関する基本協定」を締結することとし、締結式を平成29年2月17日に滋賀県公館で開催しました。
平成29年4月1日に琵琶湖分室が設置され、4月3日に開所式が開催されました。
国立環境研究所琵琶湖分室では、本県の試験研究機関等と連携し、平成29年度から令和2年度まで「健全な水環境保全のための水質・湖底環境に関する調査研究」および「湖沼の生態系の評価と管理・再生に関する調査研究」を実施されました。
その実績は次のとおりです。
本県では、国立環境研究所琵琶湖分室設置を契機として、密接な連携の下、湖沼環境研究を推進し、琵琶湖の保全および再生に資するとともに湖沼環境研究の更なる発展と研究成果の活用・実用化を図るため、「琵琶湖モデル・水環境ビジネス推進プロジェクト(平成28年度~令和2年度)」、「環境と経済・社会活動を両立する地域循環経済創生プロジェクト(令和3年度~)」など、地方創生につながるプロジェクトを推進しています。