災害時における企業・事業者の活動支援
平成18 年
・消防本部との災害時支援協定に基づく支援
・災害時の支援を実効あるものにするためのセミナー、訓練の実施
企業・団体が所属する湖南防火保安協会が何らかの形で実践的な活動をしようと、湖南広域行政組合消防本部と平成18年3月に「災害時の消防活動等支援に関する協定」を締結。
あらかじめ支援に賛同した会員が災害時に物資の提供や人的支援、被災者の一時的な受入れなどを行うもので、現在、協会員の約38%が支援登録をしています。
会員事業所は、地域の防災力の担い手として、(1)地域に密着し迅速な初動対応ができること(2)平時の活動の中で培った組織力が発揮できること(3)専門的な資機材や特殊技能を有し多様な活動が可能ということで、協定を締結したところです。
この支援は実際に機能することが大事で、平成21年11月に支援登録企業と消防署とで企業総合防災訓練を実施。家屋をフォークリフトで支える、ミキサー車を使った消火活動など初めての試みでしたが、そこは専門業者の集まり、スムーズに実施できました。
「地域の方と一緒に防災の協働を行うことは大切。今後、企業が地域にどのように関わっていけるのか、考えていかないと。」と会長の中西さん。
(滋賀県栗東市湖南防火保安協会会長中西壮一郎さん)