「かまどベンチ」はレンガ囲いの土台の上に座板を乗せたもので、通常時はベンチとして使用しますが、災害時に「かまど」として活用します。
かまどベンチづくりはただ単に災害時に役立つ設備を作るというものではありません。その製作の過程を通して人々のつながりを強め、災害時を想像させる機会をつくり、訓練の場となるなど、さまざまな効果が期待されます。
かまどベンチづくりは、「ものづくりであって、まさに人づくりであって、それがまちづくりにつながる」取組と言えます。
こうした取組は全国的にも注目されており、「かまどベンチ」を中心とした防災活動に取り組む彦根工業高校が2010年度防災教育チャレンジプラン「防災教育大賞」(内閣府)を受賞しました。