災害の怖さを知識として知るだけでなく、減災・防災活動につなげるためには、次のような方法があります。
実際に被災した時にどうなるのかを、具体的に実感することが地域の減災・防災力を高める上で大きな力を発揮します。
災害を体験した人から直接話を聞くことや、発災直後の映像や画像を使うことも効果的です。
地域の被害範囲を地図化するハザードマップを活用すれば、自分が住む地域がどのような被害を受けるのか等をイメージすることができます。
「地震が起これば3日間くらい自給する必要がある。そのために備蓄品を用意しておけばなんとか生活していける。」であるとか、「地震が起これば、この家具が倒れて自分を直撃するかも知れない。そのために家具を固定しておけば大丈夫。」などの、備えを具体的にイメージすることも重要です。
こちらも、被災した人から話を聞いたり、映像などを活用することが効果的です。
大地震が起きた場合、生活の不便を強いられます。例えば、ガスや下水道、水道などのライフラインは復旧までに1ヶ月、2ヶ月の時間を要し、その間は風呂に入れない、煮炊きができない、といった不便が続きます。また、復興までには更に長い時間が必要で、場合によっては10 年間といった長い時間がかかることも想定されます。
こうした具体な時間の長さをイメージすることも重要です。