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更新日:2026年9月28日

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知事定例記者会見(2026年9月24日)

令和8年9月24日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

 おはようございます。秋のお彼岸も過ぎまして、少し過ごしやすくなってきて、秋の深まりが感じられるようになりました。シルバーウィーク期間中、ゆっくりとお過ごしになった方もいらっしゃると思いますし、お仕事だったという方もいらっしゃると思います。神奈川県・千葉県で台風による被災も多くございました。被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げたいと思います。

 また、この時期恒例の、皆さんがお越しになる「フェストイナズマ」も、3日間で、おかげさまで天候に恵まれ、約13万人の方々にお越しいただいたということでございます。昨年が2日間で8万人ということでしたので、大変多くの方にお越しいただけたイベントだったのではないかなと思っております。

こほくキッズミュージアム

 また、資料を配っていますが、今週末、明後日ですね、2回目となる「こほくキッズミュージアム」というものが開催されます。パンフレット裏面にいろいろなイベントが、少し所狭しと並んでおりますが、北部振興、北の近江振興の一環でありますし、様々な美術館等が結びついた滋賀キッズミュージアムネットワークという、美術館の枠を超えたネットワークが滋賀県にはございまして、子ども向けのプログラムを充実・提供していこうという取組を、万博を機にスタートさせておりますので、その一環でございます。是非、御取材等いただければ幸いでございます。

自動運転バス自動運転バスルート自動運転バス新たな取組

 それでは今日は交通関係で2点、資料に基づき情報提供させていただきます。まず1点目、自動運転バスの実証運行、彦根で今回2度目を開催いたします。令和6年度にモデル事例として、世界遺産登録を目指す彦根城の周辺エリアを選定いたしました。そして昨年度、令和7年度から実証運行を開始いたしました。今年度は、お手元の資料にございますとおり、10月12日から11月15日までの約1か月間、昨年度よりも期間を延ばして、そして、ルートにつきましても、彦根城のお堀内に延伸いたしまして、約3キロの区間において実証運行させていただきます。10月14日からは、県民の皆様、また来訪者の皆様に御利用いただけるようになりますし、10月12日には、小学生を対象とした体験乗車会を開催いたします。今年度は新たな取組といたしまして、技術面では車両機能を向上させて、路上駐車があればそれを回避することでありますとか、車両が信号情報を受け取る信号連携システムを導入いたしまして、走行技術の高度化に取り組もうとしております。さらに、まちのにぎわい創出など付加価値向上に向けまして、車内モニターで、AIアバターが自動運転技術や観光情報の提供を行うことや、また関連してデジタルスタンプラリーを実施いたします。御案内のとおり、令和9年10月からデスティネーションキャンペーンが行われます。今年10月からはプレキャンペーンもスタートいたしますが、そういったものをターゲットに、公共交通の活性化、またまちのにぎわいづくりにつながるよう、彦根城世界遺産登録を見据えて、彦根市とも連携して取組を行ってまいります。今年度の事業には、大変ありがたいことに、株式会社平和堂様から御協賛をいただきました。この場をお借りいたしまして感謝いたしますとともに、引き続き、この事業が多くの皆様から御賛同・御協力をいただきながら、進展・充実していくよう努力していきたいと思います。

市営バス「予約制」市営バス「予約制」概要

 もう1点もバスの話でございまして、こちらも資料がございます。高島市朽木地域における市営バスの「予約制」実証運行についてお知らせでございます。この取組は地域交通充実のため、新たな移動手段の導入に向け実施するものでございます。令和6年度は甲賀市の公共ライドシェアの導入、令和7年度は県域での国スポ・障スポ日本版ライドシェアを行いましたが、この事業に続くものとして実施いたします。朽木地域では現在、5つの路線で運行しております市営バスが、地域の暮らしを支える重要な移動手段になっております。昼間の時間帯は利用が少ない便もありますため、限られた車両や運転手さんをより有効に活用し、持続的に移動手段を確保するため、この5つの路線の昼間の時間帯に、「予約型区域運行」いわゆるデマンドバスとして運行する実証運行を高島市と連携して行います。時期は10月1日木曜日から2月19日金曜日まで、定時定路線で運行しております昼間の便を、対象エリアを3つの区域として、予約に応じて運行する「予約型区域運行」に再編いたします。予約のあった時間、また予約のあった停留所のみを運行することで、利用のない区間の運行を減らし、より効果的な運行、また移動時間の短縮につながると同時に、先ほども申し上げましたが、限られた資源を有効に活用するといったことにもつながります。また、高島市内の、今回は朽木ですけれども、他のエリアでの運営も見据えて、どのような予約、配車、管理体制が必要なのか、有効なのか、こういったものを検証したいと思います。また、今回のこの実証を通じて、ボランティア輸送など、様々な移動手段との連携も含めて、今後の高島市における地域内移動の可能性を検討いたしまして、持続可能な地域交通の確保につなげていきたいと考えております。先般、高島市でタウンミーティングを開いた折にもですね、このバス交通についてのニーズは非常に高いものがございましたが、一方で乗りにくさとか、まだサービスを御存知いただいていないというような課題もございましたので、そういったものを解消・改善する一助になるよう、周知等にも努めてまいりたいと思います。私からは以上でございます。

[京都新聞]

 自動運転のことでお尋ねします。昨年に続いて、今回も彦根市でということですが、今回の取組で知事としてどんなことを確認したいという思いでいらっしゃるのか教えてください。

【知事】

 まず、前回は1月の中下旬、寒い時期、雪もあった時期でした。今回は、秋の行楽シーズンに合わせてやります。また、お城の中、彦根城内にルートを延伸いたします。こういった行楽シーズン、またお城の中、こういった運行をすることによって、どれぐらいのニーズがあるのか、御利用があるのか、また、何より安全に運行することができるのかどうか。当然、行楽シーズンですので、マイカーですとか歩行者ですとか、そういったものとの兼ね合いもあろうかと思いますので、そういった調整がこの運行で可能なのかどうかということで、御理解が得られるのかということも確認し、今後の自動運転の拡大の可能性を探っていきたいなという思いですね。

[京都新聞]

 自動運転についてもう一点なんですけども、他府県でもいろいろな取組が全国各地で行われているとは思うんですけども、滋賀県における、県が主役になって行う公共交通の自動運転の取組が、他府県と比べて、今どういう立ち位置というか現在地にあるのか、もし一度わかれば教えてもらいたいなと思います。

【知事】

 わかりません。他の地域もいろいろな悩みを抱えながら、安全に運行すること、スムーズに運行すること、様々な技術の課題を克服するために努力をされていらっしゃると思います。道路の事情は様々ですので、そういった事情、状況に比べて、他府県の事例に照らし合わせて、本県が、どれぐらいの位置にいるのかということについては定かではありません。ただ、滋賀県は滋賀県らしく、この自動運転バスは、まず彦根地域で重点的に実施させていただいておりますが、今回、この行楽シーズンにお城の中まで含めて、比較的道路交通の多い区間を含めて走ることによって、当然、路上駐車等があって、それを回避するというのは、僕らが運転していても結構気を使うところを自動運転でどのようにできるのか、当然、運転手さんがいない車が、ちょっと反対視線からはみ出してくるのに、どのように運転手さん、マイカーが反応するのか、対応できるのかなど、滋賀県らしく実績を積み重ねて、より効率的な移動・運行体制をつくっていけたらいいなという思いです。

[京都新聞]

 高島市での市営バスの実証運行についてですが、県内、他の市町もいろいろなバスが運行されている中で、どうして今回高島市なのかということと、あと市営バスということなので、いわゆる県市の役割分担、県の役割を教えていただきたいなと思います。

【知事】

 まず、どうして高島地域かつ朽木地域なのかということでいえば、やはり高島市さんのやる気、また朽木地域多くはお住まいではない地方山間エリアで、移動手段、バス交通というのが死活のテーマで、それらをどのように持続可能なものとして運行するのかという課題を県と一緒に実証しながら、改善・充実に向けて取り組もうという合意を踏まえ、ここでやってみようということです。また、前回の「SHIGAみらいトーク」のときにも、高島市さんから情報提供されていましたが、高島市域を走る、とりわけ朽木線という、この地図でいえば、この朽木支所と高島市の中心方面まで運行するバスについては、非常に多くの方が御利用いただいている。例えば、令和5年は5万人台だったものが、令和6年は7万人台に増えている。そうした幹線路線バスに市営バスがつながっている。そして幹線と、このエリアは、生活地域になりますけれども、幹線とこういった交通網のエリアをつなぐことによって、どのようなニーズがつかめるのか。ただ、運転手さんがいないので、さらに減らさなければという課題とか、走らせているけど乗る人があまりいないというのであれば、もう少し効率的な運行に再編するとかですね、そういう可能性も探っていく必要があると思います。まら、乗りたい人と運ぶことができる人をつなぐシステムというのは、これからの時代、非常に重要な仕組みになっていくと思いますので、そういったものをバスでどのように運営することが可能なのかということについて探っていけたらいいなと思います。

[京都新聞]

 市町の方から県に対していろいろな事業とか予算の要望が毎年度行われているかと思いますが、その中にも高島市の方から、この市営バスについて県との連携であったり、もうちょっと予算のことであったりというような要望が過去にあったのでしょうか。

【知事】

 すみません、具体的にこの事業をやるためにどのような御要望があったのかなかったのかというのは定かではありません。ただ、それぞれの市町域において、移動手段、公共交通等を充実させるための御要望や御提案というのは、どの市町からも最近多くなる傾向でございますので、そういったものを、当然、市町は市町独自にやられることもあるでしょうけれども、県の事業を活用してやりたいんだ、試したいんだという、こういったニーズもありますし、当然、国からもいろいろな事業を取れるものは取ってやることになると思いますが、あらゆる財源を活用しながら、少しでもより良くなるような方向性を探るという、この取組は、とても重要なものとして市町ともコミュニケーションしているところですので、その中でつくられたものではないかなと思います。

[担当課]

 県の方で19市町に県のモデル事業をやりたいかという意向を照会しまして、手が上がってきたところが高島市で、今回モデルとして実施するのにふさわしい内容であったので、こちらで実施することになりました。

[中日新聞]

 彦根の自動運転バスについて、2年連続で彦根での実証運転を実施されるわけですけれども、今年はプレDC、来年がDC本番というところで、今のところ、彦根以外でもバスの実証を広げたりとか、そういう方向性など考えていらっしゃることがあれば教えてください。

【知事】

 まず、今年度、この彦根での2回目、行楽シーズン、かつ観光客、歩かれる方、車も含めて多いエリアを広げてみて、彦根以外でどういうことができるのか、探っていきたいなと思います。観光において、例えば駅等からの二次交通、駅までの交通手段が重要だというのはそのとおりで、もちろん定期路線、人が運転、運行するタクシー、バスなどもございますけれども、自動で運転するバスが走るということは、また違った話題性も可能性もあると思いますので、今年度やってみて探ってみたいなと思います。

[中日新聞]

 今後、彦根城は駅から歩いて行けなくもないけれども、バスがあるとちょっと便利かなぐらいの距離感で、しかも JR の駅と、県内でも主要な観光地とを結ぶ路線かなと。また、ある程度の利用が見込めるというのもあるのかなと思うんですけれども、今後、県内で他のところに広げていくとしたら、どういう属性のところが、同じように駅と観光地を結ぶというのがメインになるのか、それとも例えばですけれども、それこそ朽木みたいな中山間地域とかにも導入していけたりするのか、どういうエリアに広げていけそうかなと考えていらっしゃることがあれば教えてください。

【知事】

 両面あると思います。お城観光行こう。歩いても行けるけど、ちょっと楽しい、ひこにゃんのラッピングされたバスに乗って、自動運転と言うんだから、1回乗ってみようと。こういう非日常、もしくは先進技術を活用したバス交通という可能性もあると思いますし、ゆくゆくはやはり定期路線を運転手なしで走れる公共交通、こういったもので移動するということの可能性も、これは探っていく必要があると思います。例えば今回、路上駐車を回避するとか、信号を受信するシステムを入れてみるとか、そういったことで、昨年度よりもよりスムーズなのかどうなのかというのも確認することができれば、「あ、こうすればもっと広げられるね」という事例も、知見も積み上がるんじゃないかなと思います。今回、一緒にやる事業者等とも、よく情報、結果等を共有しながら、今後の可能性を探っていきたいと思います。

[中日新聞]

 政治のことについて、先週、第二次高市改造内閣で、厚生労働大臣の上野さんがまず留任されたというのと、あと副大臣で、武村さん、小寺さん、小鑓さん、あと斎藤アレックスさんといった県内からも多くの国会議員の方が副大臣に入られました。あと全国比例ですけれども、有村治子さんが参議院の予算委員長になるみたいな報道もあるような状況で、県内から新しい内閣に多くの国会議員が要職で入ったというところに対するまず受け止めと、あと、この後開催されるであろう臨時国会で、内閣に入った方、入っていない方も含めて、県内の国会議員に期待すること、求めたいことがあればよろしくお願いします。

【知事】

 高市政権が第二次改造内閣を発足されたということで、様々なことを決断していくんだ、そして、内政、外交、様々な課題があるのを改革、実行していくんだという、そういった決意を示されながら改造されたと。そして、布陣についても、主要なポストを留任されながら、変わられるところについても希望等を取りながら、これまでの専門知識、御経験等を生かした配置をされたと言われておりますので、そういった方々の御活躍を期待したいと思います。とりわけ、本県からは上野厚生労働大臣が引き続きこの要職を担われることになりましたし、今もお尋ねいただいたように、県選出の国会議員の皆様方も多く副大臣等、配置されました。また、閣内には復興大臣の細野さんだとか、あと総務大臣の藤井さんだとか、本県にいろいろなゆかりのある御出身の方等も配置されておりますので、本県の事情を政権、政府に届ける、また窓口としてもつながりをしっかりとつくっていきたいなと思っております。いずれにしろ、いろいろな問題が山積しておりますので、大変だと思いますが、頑張っていただきたいなという、そういう思いです。同時に、10月5日からと言われておりますが、臨時国会が開会され、その場においても、消費税率をどうするのか、また議員定数をどうするのか等々、様々な課題について審議が行われる予定でございます。また、概算要求された予算を、年末予算案編成に向けて、それぞれの政党内等で様々な議論が行われますので、例えば消費税をどうするのか、予算をどうするのかということについては、本県の行財政にも、自治体運営にも非常に大きく影響いたしますので、この動向を注視しながら、必要に応じて機動的な対応、要望、提案等を行っていきたいと思っております。

[日本経済新聞]

 自動運転バスのことでお伺いします。これまで実証実験を続けてこられたということですが、実際の実用化の目標の時期というのはいつ頃お考えなのでしょうか。早ければ2年後に彦根城が世界遺産登録されるということで、その段階で、今回の運行ルートで実用化といいますか、実現につなげたいというような目標をお持ちなのか、そのあたりの実際の目途というのを教えてください。

【知事】

 まだこのシステムで、彦根で2年目ですので、実用化、本格運行というものの時期を示せる段階にはないと思いますが、今回、昨年度よりも多くの人が動かれるであろう行楽シーズンに、彦根城の中までルートを延ばして運行することで、安全かつスムーズな運行ができるのかどうか、またどれぐらいお客様が反応し、乗ってみたい、乗った、良かったと思っていただけるのか、これを確かめてみたいと思います。当然、低速で走行することになれば、他の交通がどれぐらい滞るのか滞らないのか、そのことに御理解していただけるのかどうかということが重要になってくると思いますので、そういった周辺の環境にも目配りしながら、この実証運行をやるということだと思います。ただ、彦根城の世界遺産を目指していますので、当然この資産の保存ですとか、観光で活用する場合の様々な配慮、工夫も求められることになると思いますので、その一助になればという思いは持ちながら、彦根市さんと力を合わせて、また民間事業の皆さんも様々御参画いただいていますので、そういった方々と協力して事業を完遂していきたいなと思います。

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