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更新日:2026年9月4日

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知事定例記者会見(2026年9月1日)

令和8年9月1日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

皆様、おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。

今日9月1日は防災の日ということで、中国、ネパールで、大変な土砂災害が起こっておりますし、国内でも近日では福井県、また富山県、石川県、さらには千葉県等で豪雨被害が発生しております。地震の被害は熊本でも今、多くの被災者がいらっしゃるということで、お見舞い申し上げながら、本県の防災力向上のためにも、不断の努力を積み重ねてまいりたいと存じます。

今井らいぱちさん来庁

資料にも紹介しておりますとおり、R-1グランプリの王者になられた今井らいぱちさんが、来週、滋賀県庁に来られることになりました。残念ながら私は出張中でお会いできないのですが、資料にもありますとおり、御実家が魚屋さんということと、らいぱちさんの「はち」にかけて琵琶湖八珍という、「琵琶湖はほんにすごい」でしたか、ビワマス、コアユ、ニゴロブナ、ホンモロコ、スジエビ、ゴリ、イサザ、こういったものをPRしていただくお力添えをいただければと。また、湖魚とセットで近江米のPRなどもお力添えいただくようお願いする予定でございます。

県ホームページ

県ホームページリニューアルのポイント

それでは、資料に基づいて、今日は3点申し上げます。1点目は、御心配いただいておりました滋賀県のホームページ、9月7日に全面リニューアルすることとなりました。いろいろこの間、見にくい、必要な情報が得られないというような御批判等もいただいておりまして、少し時間をいただいて改修してまいりました。スマートフォン、生成AIの普及、Webを取り巻く環境も変わってきていますので、探しやすく分かりやすいサイトを目指して再設計を行ってきました。いわゆるスマートフォンファーストでデザインを設計したということでございます。

リニューアルのポイントが3つです。1つは、目的の情報を探しやすくしようということで、利用者へのアンケート、他府県の調査、庁内の意見等を踏まえまして、「防災・安全・まちづくり」、「くらし」など、分野別に情報分類を見直しいたしました。2点目は、ページの内容を分かりやすくしました。原則、全てのページに目次をつけまして、長いページでも内容が一目で分かりやすくしました。3点目は、全ての人にとって使いやすくすることでございまして、視覚障害のある方にも読みやすく、文字の色、見出しの付け方、こういったものを見直しまして、アクセシビリティの向上にも努めました。これにより生成AIサービスにも正しい情報が伝わるよう改善されることになると存じます。切り替え作業は9月7日朝6時から7時に実施いたします。ぜひ新しくなったホームページを御活用いただけるように御案内いただければと存じます。

知事訪米

ミシガン州知事来県の様子

2点目は米国出張についてです。今週末9月5日から12日、8日間訪米する調整が整いましたのでお知らせいたします。今回の訪米の目的は2点です。姉妹県・州でありますミシガン州との交流、日本米国中西部会、これ毎年出席させていただいておりますが、こちらの会議への出席でございます。1点目のミシガン州の訪問は、今年が姉妹協定を結んで58周年ということでございます。2028年が60周年になるということを踏まえ、来年は滋賀県で、再来年はミシガン州で節目の記念行事等を開催するための意見交換を行いたいと考えているところでございます。2点目の日本米国中西部会はインディアナ州で開催されます。こちらは中西部の州と姉妹県・州の関係にある県の知事が参加できる、またその州に投資をされている企業の皆さんが参加される毎年、米国と日本、交互に開催をするという、そういう会議でございまして、メンバーとして参加、出席をさせていただき、参加企業の皆様方との意見交換や、様々な日米投資環境等々について意見交換をさせていただくことになっております。私にもスピーチの機会があるようでございますので、現在その内容を準備中でございます。あわせまして、スタートアップ企業が集積するイノベーション拠点ですとか、米国に進出される県内ゆかりの企業の訪問も計画中でございます。

プロスポーツ教育の日

最後に1点、プロスポーツ教育の日事業について、昨年、わたSHIGA輝く国スポ・障スポ大会を開催いたしましたので、そのレガシーとしても、小学生がプロスポーツに触れる機会を提供しようという事業でございます。東レアローズ滋賀のプレシーズンマッチの観戦と滋賀レイクスの練習見学の2つの日程を用意して、選手の皆さんとの交流も実施されます。東レアローズは400名を超える皆さんに、滋賀レイクスは2200名を超える皆さんに御参加いただくこととなります。一流のプロのプレーを観戦できるわけですから、そのプロ選手への憧れはもちろんのこと、社会とのつながり、またこういったプロスポーツチーム、プロスポーツを運営する仕事等についても紹介できればということでございます。今回、募集をいたしまして、一定のこの容量の中で御参加いただきます。いろいろな事情で参加を見送られた学校もあるようですし、キャパの関係で申し込んだけど行けなかったというこういう学校、子どもたちもいるようでございますので、今後、今回やってみて、またどのように運営改善していくのかということを検討していきたいと思います。この事業を実施するにあたりましては、御協賛いただいております平和堂様、ミズノ様はもちろんのこと、この両チーム、関係者の皆さん、また、この趣旨に御理解いただき御参加いただきます学校関係者の皆さんにも御理解、御協力をいただいております。感謝申し上げ、御紹介とさせていただきます。私からは以上です。

[京都新聞]

アメリカ訪問のことでお尋ねします。今回、知事が行かれるということで、知事自身どういう狙いがあるのか、並びにどんな成果を得たいとお考えなのか教えてください。

【知事】

まず今回の訪米というのは知事として8回目。ミシガン州のホイットマー知事との面会は5回目になる予定です。したがって、県内市町と友好関係にある市町も訪問し、すでに個別に市町ごとにも交流されていますが、県として、知事として友好交流継続の確認をさせていただくと同時に、先ほども申し上げた60周年という大きな節目を前に何をどういったことをするのか、さらにその先どういう交流をするのかということの意見交換。そして、日米中西部会では、やはり中間選挙に向けて米国の経済がどのようになっているのか、また日本企業の投資環境がどのようになっているのか、さらには日米関係にどのような展望を持つの。中西部の州との対話は、東海岸、西海岸とはまた違う様相があるようですので、そういったことを肌で感じていきたいということと、先ほども一部申し上げましたが、限られた日程、先方の御事情等もあって、十分な時間ではないのかもしれませんが、とはいえ、米国、この地域に進出される企業を訪問いたしますとともに、スタートアップ企業が集積するイノベーション拠点もデトロイトで視察させていただく予定ですので、少しそういった環境について、本県並びに関西で参考になるような情報等を得ていきたいなというふうに思っています。

[京都新聞]

国政について、昨日、中道改革連合と立憲民主党、公明党3党の合流が断念という、合流しないという結論に一旦なったかなというふうに動きがあるんですけれども、7か月ほど前、知事はこの会見の中で、中道改革連合ができるにあたって、小川国会議員が代表になられ、年齢が同じということも含めて期待感を述べられておられたんですけども、結果として衆院選で思うような議席を得られず、昨日、このいわゆる野党の三党が合流しないという動きになりました。これについて、受け止めがあれば教えてください。

【知事】

異なる政党が、1つの塊をつくっていくということの難しさですね。これがあるんではないかと思います。その御苦労の一端の一端も私は知り得ませんが、いろいろな対話を重ねてこられたとは思うんですけれども、大きな塊をつくるに至らなかったということについては、非常に難しいだろうなと思います。ただ、大きな政権与党に対して、連立政権に対して、もう1つの選択肢を示していく大きな塊をつくってほしい、つくっていこうという期待や志というのは、これは小さくなるより、むしろ期待されるところもあるでしょうから、そういう期待にどのように応えていかれるのかを注目したいと思います。

[京都新聞]

今お言葉がありましたけれども、大きな塊という点でいくと、逆に連立政権の自民党が特に議席数が衆議院ではかなり多いと。高市政権も一強の状況に国政ではあるかなと思うんですけれども、そういう状況が、この間、昨日の大きな塊ができなかったということも含めて、知事をなされている立場として、どんなふうに見ていらっしゃるのか、どんなふうな影響があるとお考えなのか、何かもう少しありましたら教えてください。

【知事】

今の状況は今の状況、そして中道改革連合の今日の状況は今日の状況としてあると思いますが、この状況がずっと続くというわけではないと思うんですね。私も、浅はかながらこの20年余り、政治、選挙、国政、そして地方行政のこの立場で、政治と近いところでこの流れ、動きを見てきましたけれども、いろいろな動きがありました。衆参でねじれている状況等々もございましたし、そういう中で、その時々の理念と政策を一致させながら、選択肢をつくってこられた、つくってきたという、こういう過程もあると思います。かつ、高市政権もいろいろな意味で御奮闘いただいておりますが、かなり臨時国会を前に、140兆円を超える概算要求をどう束ねていかれるのか、財源なき消費税率引き下げをどのようにつくっていかれるのか等々、大きな課題に直面していらっしゃいますので、まだ何があるかわかりません。そういう中で、やはりどのようにそれぞれが役割を果たしていくのかということだと思いますので、まだまだ何があるか分からないんじゃないかと思います。

[京都新聞]

3期目の後半に知事の方が沖縄県との連携協定を結ばれたということで、今、沖縄県の知事選挙が行われていて、自民党とか、維新、国民、参政、保守とかたくさんの政党から推薦を受けている新人の古謝候補と現職の玉城デニーさんが事実上の一騎打ちという状況になっているかと思うんですけれども、選挙中とは思いますが、どんなふうにこの沖縄県知事選挙を見ていらっしゃるのか、何かお考えがあったら教えてください。

【知事】

最近私が努めて、また繰り返し何度も見るテレビは、NHKのバタフライエフェクトで、日本が戦前戦後にどのような過ちを犯してきたのかということについて、何度も見ます。繰り返し見ます。沖縄の鉄の暴風にさらされたあの状況も何度も見て、なんて愚かな国だったのかということについて省みているところです。そういったことに照らして、今日的にどういう選択を沖縄県民がされるのかということですね。それと、「ひめゆりのいしぶみ深くぬかづけば たいらぎをこいのむ おとめらの声す」というのは、これは井伊文子さんの「ひめゆりの塔」にある石碑だそうです。やはり、この湖国近江、滋賀と、この琉球、沖縄とのつながり、こういうものの中で、これからの未来の平和をどうつくっていくのかということの責任を、私たちの世代が果たしていく必要があると思っています。沖縄滋賀県人会の方が9月にこちらで三線のコンサートを開催されますし、沖縄滋賀県人会にいらっしゃる、大津市出身の建築家でいらっしゃる福村先生が中心になって、32軍の模型を滋賀県平和祈念館で展示していただいたというようなことなどもございますので、そういった教育、展示、講演の中から紡いでいく平和というものを私たちはつくっていく必要があると思いますから、目の前の選挙は県民の選択として出てくるでしょうけれども、そういうものに左右されない、本質を見る、もしくは未来を見る目というのを大事にしていきたいなと思います。

[KBS]

9月7日に滋賀県のホームページをリニューアルされるということですが、リニューアル後、実際に県民に使っていただいた上で、利用状況、アクセスデータなどを検証して、さらに改善されていく予定があるかということと、高齢者など、文字や色などを判別しにくい方などへの今後の予定ですね。そういったリニューアルに対して、どういうふうに今後改善していく予定があるか教えていただけたらと思います。

【知事】

先ほども申し上げたように、今回は平成30年度にリニューアルした際に、多くの分かりにくさとか困難、トラブルがございましたので、そういうものを改善させていただくためにリニューアルさせていただきました。その完成が来週ということになります。先ほど申し上げた使いやすさ、見やすさ等々、改善させていただいたところでございますが、その内容がきちんとその通りになっているかどうかというのは、実際に運用をスタートさせて確認していきたいと思います。とりわけ、お尋ねいただいたアクセシビリティですね。全ての方に利用しやすくなっているのかという確認は私たちもしたい、せねばと思いますし、ぜひ報道機関の皆様方も多くの情報を接しられるでしょうから、そういう中で御指摘、御指導いただければと思います。それを受けて、必要な改善は自動的に行っていけるようにしたいと思います。

[中日新聞]

ホームページについて、平成30年度のリニューアル後、多くの指摘、批判があったということで、我々もホームページをよく見させていただいて、いろいろ課題は感じていたところではありますが、特に、知事がこのリニューアル前のホームページに感じていた課題、知事が他の人から聞いたものを含めて、どのような課題、どのような使いづらさがあったのか。それを今回どのように改善しているのか、特にどういった課題があったのかというところをもう少し具体的に、教えていただけますか。

【知事】

まず、必要な情報がどこにあるのかわかりにくい。そういうことが一番でしたね。また、いろいろなものとのリンクで、必要な情報からさらに関連する情報、関連する情報ということで、情報を御覧になっていかれると思うんですけど、そういうつながりが、つながっているところとつながっていないところがあり、そういったニーズに十分応えられていないのではないかと。それはそのつくり方の構造、仕組みによるものではないかという御指摘もいただいておりましたので、大きくやはりこの2点があったのではないかと思います。また、もう1つはスマホから見にくいねということもありましたので、今回それを改善しています。それが目的通り果たされるよう最後万全を尽くしたいと思いますし、なお残る課題があるとすれば、機動的に改善していきたいと思います。

[中日新聞]

特にスマホの部分は、今の現行のサイトでも、スマホではスマートフォン用のページを表示しますかというものがあり、表示ができたと思うのですが、新しいものでは、スマホで見られる方が多いという意識のもとで組み立てていかれたのでしょうか。

【知事】

細かくはまた担当の方に説明させますが、基本的にスマホで御覧になる方が多いということを前提につくってきたと思います。ちょっと、私まだものを見ていないのですが、そのあたりの改善をしてきていると思います。今も一定スマホでは対応できるようになっていますが、よりスマホでも見やすいホームページということを試行しようとしていると思いますので、ぜひ御確認いただければと思います。

[読売新聞]

甲賀市の土砂災害についてお伺いいたします。7月に発災した甲賀市の土砂災害から7日で2か月が経過することになります。これまで災害救助法が適用されたり、災害費用を県市が負担することを決めたり、これまで動きがあったかと思いますが、それを踏まえて現在の復旧、それから避難の状況と、2か月経っての受け止めをお願いいたします。

【知事】

先月25日に第4回の会議を開催いたしまして、甲賀市、関係者の御尽力、また何より被災された地域の皆様方の御理解と御協力により、必要な避難対策等は進んできていると認識していますし、その後の二次被害等は今のところ防げているのではないかと思います。まず、災害復旧事業に向けましては、10月末まで採択に向けた調査を行いまして、できれば年内に設計を完了し、工事を実施していきたいということでありますとか、盛土の造成地でしたので、緊急調査を行いました。周辺の5か所でドローン等を飛ばして、大きな変異、変状がないかということを確認いたしましたが、そういったものはないということです。また、避難される方に住宅を斡旋することについても順次進められておりまして、その8月25日に会議を行った時点で、既に8世帯の方の入居が決定していると。こういったもののために、甲賀市と滋賀県とで連携いたしました転居費用支援補助金、こういったものも一定有効に使われつつあるのではないかと思っておりますので、おかげさまで現時点、対応、対策というのは進捗しているのではないかと思いますが、台風が近づいていたり、まだ崩れている状況が直っているわけではありませんので、できるだけ早くこういった対策が進められるよう、関係者と力を合わせて努力していきたいと思います。

[読売新聞]

今、知事の方からも、土砂が盛土であったというお話がありましたけれども、2023年に改正法が施行された盛土規制法では、災害以前から既存盛土として把握がされていたものかと思います。国はこの盛土規制法に基づいて、施行後から盛土の分布や安全性を把握する基礎調査をするように指示を出していたようで、県内では2023年度と、それから昨年度にも当該の盛土について調査が行われていたかと思います。これまで2回調査が入っていたものの、今回のような災害が起きたことについて、どのようにお考えでしょうか。

【知事】

順次、累次なされてきた法改正、また出されてきた通知等に基づいて、本県も必要な調査は行ってきております。その内容等も既に公表させていただいておりますが、当該地において、今回の被害、災害に結びつく情報が事前に得られていたわけではありません。ゆえに、こういった盛土造成地区については、日々の変状、例えば今までにない水の流れがあるとか、形の崩れがあるとかという、こういった変状にできるだけ早く気づき、必要な対策等を行っていく必要があるということを改めて突きつけられた災害であったと思います。今回も、もう少し時間がずれていれば、子どもたちの通学路が崩れてしまったということですので、そういったことの情報を県民の皆様方にもお届けし、注意喚起をしていきたいというふうに思います。

[日本経済新聞]

プロスポーツ教育の日についてお伺いします。滋賀県ですと、小学校5年生全員がうみのこに乗ったりとか、県内の小学生が一度はびわこホールに訪れるというようなことをされていると思います。プロスポーツ教育の日というのが今回初めてということなんですけれども、ゆくゆくはやはり、小学生のうちに一度はプロのスポーツと接する機会を全員が持てるようにしていく、というようなことをお考えなんでしょうか。

【知事】

うみのこのように、すべての子どもたちがこの機会にプロスポーツチームと交流する、もしくはプロスポーツチームの試合を見るという機会を整えられるまでの展望を、今描き得ているわけではありません。ただ、やはりトップレベルのチームのプレー・試合等を見ることが、子どもたちの憧れとか夢とか、もしくはそういったチームをつくりたい、運営したいという志等につながるのではないかということで、国スポ・障スポのレガシーの一環として実施し始めて、その反応、これは子どもたちに対する反応もそうですけど、プロスポーツチームや運営される団体のいろいろな反応等も確かめながら、今後のあり方というのを考えていきたいなという思いです。ただ、無限大の力があるんじゃないかなと推察、仮説しております。

[日本経済新聞]

やはりプロスポーツだと、入場料と言わないまでも、いろいろお金の面でも調整が難しいのかなと思いますけれども、一方でスポンサーの方を見つければ、県内の小学生が全員一度は接する機会を設けることができるのかなとか思いまして、そのあたり、県がどうされていくのか、ちょっと期待を込めてということで。

【知事】

おっしゃる通りで、プロのスポーツチームですから、時間とか費用といったものに対する見極めもシビアになさると思います。が、一方で地域に根付くプロスポーツチームとしてどのような貢献ができるのかというのを常にお考えいただいているところですので、そのあたりを県としてうまく調整できればということと、双方にとって、また社会や未来にとって公益性を見出していけることが重要な視点ではないかなと思いますね。ウィン・ウィン・ウィンになるように。今回やってみて、どういう展望が描けるのか、例えばおっしゃった「協賛」という形で、持続可能性を見出せるのかどうかということも見ていきたいなと思います。

[NHK]

先日の琵琶湖三市同時花火大会について、間もなく中止が発表されてから1ヶ月が経とうかと思いますが、先日報道ベースなんですけれども、他の花火大会にも本当に開催されるのかなどといった問合せが相次いでいるということで、他のイベントにも影響が出ているんじゃないかという報道もありました。知事が把握されている中で、今も民間のイベントだったり、県の事業だったり、何か余波を把握されていれば教えてください。

【知事】

まずは、行われると告知され行われない花火大会に対して、不安や負担されている方々に心を寄せ、できるだけ早くこういった信頼が回復されるように願っておりますし、県も必要な対応をとってまいりたいと思います。昨日行いました滋賀デスティネーションキャンペーンのプレキャンペーンの発表の際にも花火大会というメニューがありました。私が告知させていただく前に、いろいろな方と意見交換しているときに、本当にやるんですかと、そういう問合せがあるなどですね。花火大会、琵琶湖、滋賀県というと、本当にやるんで、すかというのが、これはブラックジョークも含めて出てきてしまう影響もありますし、やはりそういった信用というのは、非常に重要なベースになるんだと思いますので、今後こういった大会を告知する際には、いろいろな手続き、実現可能性、安全性といったものをきちんと担保して実施していくということを胸に、教訓としていきたいというふうに思います。

[NHK]

今回の事態が、今後、民間だったり県の事業に影響を及ぼすとしたら、やはり信用というか、イベントそのものへの、観光全体への信用に関わる問題だと認識されていますか。どういう影響があると認識されていますか。

【知事】

まず、多くのイベントは、びわ湖大花火大会を含め、準備や手続きをしっかりとやって、多くの方にお楽しみいただけるイベントとして定着してきておりますので、こういったものをお楽しみいただける環境というのはありますが、やはりたくさんあっても、長年やってても、1つこういった事態があると、告知され、お申込みされようとしても本当に大丈夫かという確認せざるを得ないというか、そういったことにつながりますので、やはり信用というのはとても大事な要素になってくると思います。が、マイナスの影響は最小限に食い止められるよう、プラスの効果を最大限に発揮することができるように努めたいと思います。

[NHK]

世界遺産について、文化庁の審議会が今月開かれるということで、知事がアメリカに行かれるということもあり今伺っておきたいんですけれども、改めて今年の手応えをもう一度お伺いできますか。

【知事】

できればアメリカに行くまでに吉報が届けばいいなと願いつつ、ただ、いつ届いてもいいように準備を今進めているところです。何より、暫定でも国内の推薦というものが得られれば、非常に大きな一歩になると思いますので、そこに向けて今、文化庁、彦根市とともに鋭意、努力を積み重ねているところです。1つの大きなステップになると思います。ただ、そのステップは、その次の課題克服に向けた、認められることだけではなくて、登録されることだけではなくて、必要な資産を保全することでありますとか、発信すること。さらには観光、教育、いろいろなことに効果を及ぼしていくという組み立てが必要になってくると思いますので、そういったことを展望した取組をつくっていけるように努力したいと思います。

[毎日新聞]

福岡県議会で海外視察が話題になっている折に、知事が訪米されるわけですけれども、知事の訪米で予算はいくらぐらいかかるものですか。

【知事】

全体の予算は、ちょっと個別の金額まではまだ私は把握をしておりませんが、必要なものについて十分精査した上で、施行させていただくという形で出張させていただく予定です。

[毎日新聞]

飛行機はファーストクラスに乗ったりされるのでしょうか。

【知事】

いえ、通常はビジネスです。ビジネスのない飛行機については、普通の座席に乗って移動いたしますし、前後の日程で十分な休養を取る必要がある場合には、追加分の私費を払ってアップグレードすることもございます。

[毎日新聞]

訪米の成果について、議会等で報告はあるのかもしれませんけれども、何か報告書のようなものは作成されるのでしょうか。

【知事】

通常、報告書というような、例えば紙ベースで何か冊子が出てくるかというとそうでもないと思いますが、記録として残すものは公文書としても残しますし、議会をはじめ、いろいろな機会でその内容、成果等を御報告申し上げる、そういう機会は大事にしてきていると思います。

[毎日新聞]

費用については明細は載るんですか。

【知事】

費用については、予算、決算等で必要な告示、開示はさせていただきますが、その冊子としてまとまったものとして出されるということはないと思います。

[毎日新聞]

デスティネーションキャンペーンについて、知事は27年ぶりというのをよく強調されるわけですけれども、27年前はどんなキャンペーンだったか覚えていらっしゃいますか。またどういう成果を残されたのでしょうか。

【知事】

27年前はまだ生まれていない人もいるのかもしれませんけれども、記憶にあるかというお問いだとすれば、私はそのときJRの社員でしたので、広島で、昨日も申し上げたかもしれませんけれども、「いち、にの、さん、滋賀」というパンフレットを広島の駅前で配っていたことはあります。このパンフレットで滋賀県に行ってくれはったらいいなと思いながら、滋賀県からの発表きたおごと温泉のメンバーが来られたりして、JRの社員と一緒にパンフレットを配ったりしたことはあります。ただその後、JRの社員として観光施策に関わったり、国会議員として観光の立法をやったり、また知事として観光の施策をやる中で、かける予算がどのように効果をもたらしているのか、パンフレットを配る、はっぴを着て何かPRするだけで人が動くのか、などなど、いろいろな問題意識も芽生えてきておりますので、今回は、例えば広域で観光政策をつくろうとか、データを取って、どれぐらい動いているのか、動いてないのかということを把握し、今後につなげようとか、そういったことを今、チャレンジ課題として提起させていただいているところです。

[毎日新聞]

27年前はそういうデータ等は残してなかったんでしょうね。

【知事】

当時、携帯は出始めていましたけど、位置情報を全部把握できるような形ではなかったと思いますので、当時まだ全てのところでICOCAというよりも切符の時代ですから、観光については特にデータが十分取れていたかというとそうじゃなかったと思います。もちろん宿泊者数とか、入館者数とか、そういったものは一定取れたでしょうけれども、このキャンペーンとしての効果ということで言えば、十分な把握はできていなかったのではないかと思います。ただ、JRグループが一同にひとつの都道府県に焦点を当ててPRするということは、いろいろなところで広告が出ますので、一定そういった広告効果というものはあったのではないかと思います。

[毎日新聞]

先ほど花火大会中止がマイナスのイメージで語られましたけども、逆に逆手にとって滋賀にとって絶対やります花火大会とかね。そんなアピールの仕方はされませんか。

【知事】

毎日新聞さんがそういう見出しをつくられるのであれば、大いに注目したいと思います。

[朝日新聞]

花火大会について、今の質問とも関連するんですが、信用は大事ということで、県として信用を取り戻すというか、高めるためにできることというのは、粛々と今までやってきた事業を続けるとか、信頼してもらうにはブラックジョークもあるかもしれないんですけど、いかがでしょう。

【滋賀】

大きく2つありまして、県が催行に関わる、例えばびわ湖大花火大会など、こういったものについては安全性を担保しながら、よりお楽しみいただけるような企画、運営になるように努力をするということがまず1つですね。そして2つ目は、行政当局として、今回の花火大会もそうですけれども、事前に出されるいろいろな手続きや届け出を受ける仕事を県はいたしますので、例えばそういう情報を共有しながら、きちんと確認をし、チェックをしながらですね、企画されたものが実行に移されるように、間違ってもその手続きが取れていないのに告知されることがないようにですね、確認をしていくという、そういったことが必要になってくるのではないかと思います。

[朝日新聞]

ある意味教訓というか、これから高められる、行政機関としてのできることになるということですか。

【知事】

今回、志のある方が企画をされて、いろいろな手続き、お問い合わせをされてきたというような期間があったと思います。複数の部局がそういったものの端緒をいただいております。もちろん、その後の連絡がなかったので、まさか開催にまではなってないんだろうなと思ったら、実はもう開催もしくは費用はいくらという、そういう形で告知をされ、実際にそういった費用等をお支払いになる方がいらっしゃったということだとすれば、その過程に、どこにどういう問題があったのかというものを見ながら、今後、それは何も手続きを受けないということではなくて、手続き、問い合わせがあった行事等について、今回のことを教訓に、お客様への告知等についてはきちんとこういうものが整った上でというような、こういう一文や一声というのをかけることも必要になってくるのかもしれませんし、問い合わせのあった内容が随時ホームページをチェックするというのは難しいとしても、関係部署等で情報を共有しながら、こういう情報が上がってるけど、どういう手続き、どういう内容というものを確認し合うような、そういう体制というものもあってしかるべきかもしれません。

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