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更新日:2026年5月1日
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10年ぶりに復活!油日神社の「奴振り」

油日の「奴振(やっこふり)」は5月1日、油日神社の例大祭において、「上野頭(うえのどう)」により5年に一度奉納される行事であり、滋賀県選択無形民俗文化財となっています。
奴振は、頭殿(とうどう)と呼ばれる祭主に従う供の行列で、長持奴(ながもちやっこ)、鋏箱奴(はさんばこやっこ)、毛槍奴(けやりやっこ)などで構成される供連れの総勢100人以上が参加します。
華やかな衣装をまとい、威勢の良い歌と独特の振付を披露しながら集落を一日練り歩くのが特徴です。
この行事は、平安中期の天元年間(978~983)、勅使(ちょくし)橘敏保(たちばなのとしやす)の社参行列を起源とすると伝わりますが、その形は室町時代に整えられたと思われます。
当時、油日地域を支配した甲賀侍衆が、祭礼に際して自ら定めた祭主のもとに領民を動員して行列を組むという、きわめて政治性の高い侍層主体の祭りがその起源であったと考えられています。
その伝統を受け継いだ江戸時代の甲賀侍衆の子孫によって奴行列が加えられ、現在のような形態になったとされます。
さながら「動く由緒書」として機能していたとも考えられます。
なお、本来は現在の上野頭に加え、高野頭、相模頭、佐治頭、岩室頭の五頭が1年ごとに頭殿を出したと伝えますが、明治初年ごろまでに廃止され、上野頭のみが現在に続いています。
奴振が5年に一度のみ行われるのは、そうした歴史的経緯を反映したものです。
前回は新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期となったため、今回は実に10年ぶりの開催となります。
当日は奴振の開催にあわせ、隣接する甲賀歴史民俗資料館を無料開放(開館時間:10時~17時)します。この機会にぜひお越しください。
〔開催日〕令和8年5月1日(金曜日)
〔スケジュール〕
- 7時00分 会館(奴他衣装付け)
- 9時30分 油日老人の家集合
- 10時20分 頭殿宅振出
- 10時30分 油日神社振込み(※)
- 11時30分 宮立
- 13時30分 御旅所(列結野)振込み(※)
- 14時30分 御旅所(列結野)野立
- 17時00分 白髭神社(西の宮)振込み
- 8時00分 本社油日神社へ下向振込み
- 18時40分 頭殿宅振込み 解散
見どころとしては、※印の部分。