インターネットバンキングを狙った不正送金事案による被害は、金融機関によるモニタリングの強化、ワンタイムパスワードの導入等の対策により、発生件数も被害額も共に減少してきています。
以下に不正送金事案の手口及び予防策を紹介しますので、被害に遭わないように対策してください。
1何らかの方法により、利用者のインターネット端末にコンピュータ・ウイルスを感染させる。
2利用者がインターネットバンキングにアクセスすると、コンピュータ・ウイルスが起動し、利用者の端末画面に偽のIDやパスワード入力画面を表示させ、利用者のID等を盗み取る。
3盗み取ったID等を使って、インターネットバンキングに不正アクセスし、利用者の口座から別口座に不正送金する。
4ATM等を利用して不正送金先口座から現金を引き出す。
※利用者のID等を盗み取る方法としては、上記コンピュータ・ウイルスによる偽の入力画面を表示させる方法以外にも、メールでフィッシングサイトに誘導する方法もあります。
1 ウイルス対策ソフトを導入し、常に最新の状態に更新しておく。
2 不審な入力画面が表示された場合は、IDやパスワードを入力しない。
3 不審なメールの本文に記載されたURLをクリックしない、またメールに添付されたファイルを開かない。
4 ワンタイムパスワード等、金融機関が推奨する認証方式を利用する。
不正送金事案が発生すれば、最寄りの警察署までご連絡願います。