ここでは、お問い合わせの多い代表的な質問についてお答えします。
警察官の魅力はどんなところですか?
滋賀県民約141万人の安全・安心を守るという重要な使命と熱い正義感を、現場で発揮できることが、大きな魅力の一つです。また、自ら努力したことが公正に評価される実力主義の職場であることも魅力といえるでしょう。
警察官の仕事はやはり危険が伴うのですか?
一般的に危険な職業という印象がありますが、実際は、組織力や装備力などにより、危険回避に十分配意して職務に当たるため、決して他業種よりも被災率が高い訳ではありません。
刑事や白バイ隊員など希望する部門で勤務できますか?
警察学校を卒業後は、まず県内の警察署に配属され、地域警察官として交番で勤務することとなります。そこで経験を積み重ね、努力と熱意があれば希望する部門への道も開けます。
昇任制度はどのようになっていますか?
学歴や年齢に関係なく、競争試験と勤務実績をもとに実力主義で昇任者が決定されます。すべての警察官に対し、公平に昇任の機会が与えられ、自分の努力により階級を上げていくことができます。
女性警察官は、どのような仕事に携わるのですか?
交番勤務はもちろんのこと、事件捜査、被害者対策、DV・ストーカー対策、犯罪抑止対策、交通安全教育、通信指令、留置管理などといった幅広い様々な業務に携わります。必要とされる女性警察官の数は、年々増えています。
やはり転勤が多いのですか?
確かに警察官という仕事には転勤がつきものです。主に県内での異動となりますが、その頻度は個人差があります。ただ、新天地ともなれば、心を入れ変え、新鮮な気持ちで仕事に臨むことができます。
やはり警察官の仕事は、法的知識や体力がないと勤まらないのですか?
職務質問、逮捕、けん銃・警棒といった武器の使用など、警察官の職務執行には、すべて法的な根拠があります。しかし、そういった知識や体力も警察学校で一から勉強しますので心配ありません。
自分の特技、能力を仕事で発揮することができますか?
警察の仕事は非常に多岐にわたっているため、例えば、パソコンが得意な人がサイバー犯罪の摘発の業務に就いたり、語学が得意な人が外国人捜査に携わったりと、これまでに得た知識、スポーツ、アルバイトなどの様々な経験を活かすことができます。
給料はどの程度ですか?
大卒は月額約249,000円、短大卒は月額約233,000円、高校卒は月額約217,000円で、このほかに各種手当が支給されます。この額は、令和6年1月現在のものです。
給料のほか、どのような手当があるのですか?
地域手当、通勤手当、住居手当、扶養手当、時間外勤務手当、期末・勤勉手当などの様々な手当があります。また、経歴その他に応じ、給料に一定の額が加算されます。
出産、育児や介護などに伴う特別な休暇制度は設けられていますか?
出産に伴う休暇はもちろんのこと、出産後の育児のために、または両親・子・配偶者の介護のために、一定期間休暇をとることができます。特に、女性職員が結婚、出産後も仕事を続けやすい環境が整っています。
最近では、育児休暇・育児休業を取得する男性職員が増えており、積極的に子育てをしています。
警察職員が利用できる福利厚生施設には、どのようなものがありますか?
契約している県内各地のスポーツジム・クラブ、ゴルフコース・練習場、スイミングスクールのほか、全国各地のホテル、レジャー施設などが割引料金で利用できます。
職員の医療制度や健康管理面は充実していますか?
職員やその家族が病気になったり、負傷した際には、警察共済組合が医療費の一部を負担します。また、職員の定期健康診断はもちろんのこと、30歳以上の希望職員には人間ドックなどの費用が助成されます。
休みは、どのようになっていますか?
交番などの勤務は、基本的に24時間勤務の3交替制となっています。また、生活安全、刑事、交通、警備などの専務員の勤務は、主として日勤勤務となり、土・日曜日、祝日が休みとなっています。(ただし、部署により休日の当直や出勤が必要なことがあります。)
私生活でも規律が厳しいですか?
犯罪を取り締まる立場にある警察官は、私生活でも自覚のある行動が求められます。社会人であれば誰もが責任のある行動を求められるのと同じで、公私のけじめをつければ趣味やレジャーも十分楽しめます。
勤務時間が終了すれば、自由に過ごせますか?
呼び出しに応じられる職員を把握するため、休暇を利用して遠方に行く際などには職場に届け出る必要がありますが、普段は、趣味やレジャーなど比較的自由な時間を過ごせます。
独身寮などの宿舎には、必ず入居しなければならないのですか?
急な呼び出しにも応じられるよう、原則として、警察署の管轄区域内にある独身寮などに入居してもらいます。築年数の差はありますが、家賃は安く、設備はそれぞれ十分整っています。
柔道や剣道の経験がないのですが、大丈夫ですか?
警察学校では、柔道か剣道のどちらかを選択することになりますが、一部を除き、ほとんどが未経験者です。専門の教官が基礎から指導しますので、経験の有無は心配いりません。また、経験者にとっては自らの経験を活かせる場所ともいえます。
警察学校では、授業以外にどのような行事があるのですか?
仲間との親睦を深めてもらうため、例年、早い時期に登山や球技大会などを行っています。また、野外訓練、施設見学、文化祭、研修旅行などといった行事を多数用意しています。
警察学校では訓練が厳しいと聞いていますが、体力がなくても大丈夫ですか?
確かに個人差はありますが、もともと体力に自信がなかった人も、日々、仲間とともにトレーニングを積み重ねるうちに自然と体力が身に付き、警察学校の厳しい訓練を乗り越えています。
警察学校を卒業した後の勤務先は、どのようになっていますか?
最初の勤務地は、滋賀県内のいずれかの警察署の交番となります。その後、「刑事の仕事がしたい」、「交通の仕事がしたい」という意欲をもって仕事に取り組むことで、希望の部門への道が開けます。
採用試験の内容は、どのようなものですか?
まず第1次試験として、教養試験と作文試験があります。合格者は、第2次試験の前段として、身体(精密)・適性検査、体力試験に進みます。ここで合格すれば、最終試験(第2次試験の後段)として、口述試験(集団討論、個別面接)に進みます。
採用試験突破に向け、どのような対策をすればよいですか?
採用試験は、教養、作文、体力、口述の各試験からなります。教養試験対策に固執することなく、日頃の体力づくりも欠かせません。警察官は、文武両道。そのバランスが大切です。
面接試験では、どのような質問をされるのですか?
返答に困るような特異な質問はしません。ただ、マニュアルどおりのありきたりな返答をするのではなく、自分の言葉で、はっきりと熱い思いを面接官にぶつけて欲しいと思います。
どのような人材が採用されるのですか?
一般的な教養や体力が必要であることはもちろんですが、最後までやり通すことのできる粘り強さがあり、何よりも「警察官になりたい」という強い気持ちを持った正義感あふれる人材を求めています。
採用試験に、出身大学や学部などは影響しますか?
警察官になるために必要とされる経歴や資格が無いように、出身大学、学部、学科に制限は無く、影響もまったくありません。大学で学んだ知識・経験は何であれ、必ず仕事に役立ちます。
共同試験制度とは、どのようなものですか?
福井県・石川県の各県警察が行っている警察官採用試験を受験することで、滋賀県警察を志望することができます(ただし、男性B区分のみ)。なお、受験地は各県となります。詳しくは、お問い合わせください。 ※受験年度により変更になる場合があります。
現在、他企業で勤務していますが、採用された場合、処遇はどうなりますか?
採用された場合は、年齢や他企業で勤務していた年数等に応じ、初任給が決定されますので、決して他企業で勤務していたことが無駄になるような取り扱いを受けることはありません。
採用試験に合格すれば、必ず採用されるのですか?
最終合格者は、滋賀県人事委員会が作成する警察官採用候補者名簿に記載されます。(名簿の有効期限は、原則として、名簿確定の日から1年です。)その後、滋賀県警察本部長からの請求に応じて当該名簿が提示され、そのうちから採用者が決定されますので、必ず採用されるという訳ではありません。
四年制大学を卒業した人がB区分(大卒以外)で受験できますか?
受験はできません。ただし、大学在学中の人で、例えば、採用が決まれば大学を中途退学するという前提であれば、受験は可能です。
警察事務職員は、どのような仕事をするのですか?
警察業務全体が円滑に遂行できるよう予算の編成・執行、施設の維持管理、給与・旅費の支給などの会計事務をはじめ、福利厚生、運転免許証の新規交付・更新事務、最新鋭のシステムを駆使し、様々な警察業務を迅速・的確に処理する情報管理事務などの重要な仕事につきます。
警察事務職員の採用試験は、どのような内容ですか?
上級試験(大卒程度)と初級試験(高卒程度)があります。上級試験は、教養試験、専門試験及び口述試験が行われ、初級試験は、教養試験及び口述試験となります。詳しくは、滋賀県人事委員会事務局(TEL 077-528-4454)にお問い合わせください。
警察事務職員には採用時の研修はあるのですか?
採用後、警察学校(全寮制)で、約1か月間の教養を受けていただきます。そこで、警察事務職員としての心構え、規律などを学んでもらいます。
警察官、警察事務職員以外にどのような職員の採用試験があるのですか?
科学捜査研究所の研究員、少年補導職員、船舶技術者、航空整備士、臨床心理士などの選考考査を欠員などの必要に応じて実施しています。実施する際は、県警ホームページなどで受験概要を公表しますが、問い合わせは常時受け付けていますので、受験を希望される場合は、遠慮なく滋賀県警察採用係(077-522-1231)へお問い合わせください。