女性警察官

滋賀県警察における女性活躍推進に関する取組み

滋賀県警察では、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づいて、令和2年3月17日、新たに「滋賀県警察特定事業主行動計画」を策定し、育児や介護支援をはじめ、全職員が働きやすい職場作りに取り組んでいきます。

滋賀県警察では各部門で女性警察官が活躍しています。

鑑識
女性白バイ

滋賀県警察では女性も男性と同等に勤務しています。

一方で警察には“女性だからこそできる仕事、女性にしかできない仕事”がたくさんあります。

特に、性犯罪、DV・ストーカー犯罪、児童虐待、少年非行など女性や子どもが被害者となる事案では、女性ならではの特性を生かし、捜査や被害者支援で大きな成果を挙げています。
また、性別に関係なく勤務実績や試験により、昇任が決定されます。女性警察官も努力次第で上級幹部への道が開かれています。
女性であっても男性に負けない活躍ができるのが滋賀県警察の魅力です。

滋賀県警察では、輝く女性警察官を募集しています。

こちらでは、滋賀県警察の女性警察官からのメッセージとともに、女性警察官に関するお問合せの多い代表的な質問についてお答えします。

女性警察官からのメッセージ

住民の方に感謝していただいていると実感した時、やりがいを感じます!

彦根警察署勤続2年目
パトロールや巡回連絡を実施する中で、地域住民の方が「ご苦労さん」「この前はありがとう」等の声を掛けて下さる事があります。まだまだ未熟な私ですが、警察官として住民の方のお役に立てているんだと思うと、とても嬉しいです。
交番に来られる方や110番通報をされる方は、事件や事故で困って、警察官に助けを求めておられる方ばかりです。些細な事でもしっかりと相手の話を聞き、親切な対応をする事を心がけています。
地域の安心・安全を守る為、職務質問や現場での事情聴取、鑑識作業を確実に行い、犯人逮捕に繋がる活動を行っていきたいです!

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女性のしあわせを脅かす犯罪に、立ち向かっていきたい!

刑事部機動捜査隊勤続6年目
現在、滋賀県警察では、私が機動捜査隊で捜査員として勤務しているように、様々な部門で女性警察官が活躍しています。
事件現場で関係者から事情聴取する際、「やっぱり女性がいるといいね」と言ってもらえると、とても嬉しいです。
これまで手掛けてきたなかで人の命に関わる事件はすべて強く印象に残っていますが、なかでも女性に対する卑劣な犯罪は同性として許すことができません。
女性の気持ちや感覚を理解することができることは女性ならではの強みですから、どんどん女性捜査員が増えて、こうした犯罪に取り組んでいけたらと願っています。
休日は、友人と車で温泉旅行に出かけたり、一緒にご飯を食べに行ったり、普通の20代女性と変わりませんが、これらの日常のしあわせを脅かす犯罪に対しては、確固たる信念をもって立ち向かいたいと思っています。

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前田オフ写真

日頃から、一県民としての感覚を忘れないようにしています!

警務部警察県民センター勤続15年目
人の役に立つ仕事を、と迷わず警察官になりました。
私は、現在、事件の被害者支援にかかわる仕事をしています。
日頃、中学校や高校に赴き、「命の大切さ」についてお話しすることがあるのですが、その際、中・高校生の声を聞き、心に響く部分があった時や、警察の仕事が少しでも被害者の心の回復の助けになったと感じる時には、やりがいを感じます。
私は、特に性別を意識してはおらず、女性である自分がすべき立場ならばそれをする、というように、その場面で、すべき人、ふさわしい人がすべきことをするのが一番よいと思っています。
性別にとらわれず様々な人の立場に身を置いて物事を考える、多角的に物事を見ることを心がけています。
特に県民の方と接する場合、警察官としての考え方だけではない、柔軟な考え方や対応が求められます。
今の部署では比較的計画的に休みが取れるので、家事をしたり、他業種の友人と出掛けたりして、一般的な感覚を忘れないようにしています。

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佐伯オフ写真

出産や育児も仕事に生きる、やりがいのある仕事です!

生活安全部生活安全企画課兼刑事部捜査第一課 勤続20年目
警察官になって早19年。現在は「ストーカー・DV等対策室」で、ストーカーやDVの相談を受けて、警察でできる対応についての検討や、アドバイスをしています。
たとえ微力でも力になっていいると感じられるとき、仕事を続けていて本当に良かったと感じます。
警察官の仕事は、男性に適した業務が多いように思われるかもしれませんが、こうした相談や女性被疑者の身体検査、身体被害状況(怪我等)の確認など女性警察官にしかできない仕事もたくさんあります。
出産・育児との両立ができるのもこの仕事の魅力の一つ。
育児休業期間は、育児に専念でき、仕事への思いを強くすることのできた貴重な時間でしたし、出産・育児経験そのものも仕事に活かせているように思えます。
女性として、やりがいのある仕事を追及したいのであれば、これ以上の仕事はありません。

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私だからできる仕事がある!

交通部門(近畿管区警察学校出向中) 40代 警部

私が警察官の仕事を選んだのは、ズバリ、制服がかっこよかったから!また、警察官は全力投球できる仕事だと思いましたし、私自身勤労学生でしたので、安定した給料がいただけると思ったからです。
今まで様々な分野でいろいろな経験をしてきました。女性被害の事件では被害女性に寄り添い、手を握り抱きしめることもありました。またあるときは女性被疑者に対峙し、真剣に叱りつけ、泣いて後悔する声に耳を傾けるときもありました。経験を積むにつれ「私だから出来る」仕事がある。上司や同僚に「頼むわ!」と言われるたび、この仕事を選んでよかった、続けてきてよかったと感じます。
また、今の私があるのは家族の協力があればこそです。仕事と子育て・家事との両立は家族の協力と自身の工夫・努力が試される毎日です。私には3人の子どもがいますが、お陰様で苦労も楽しさもいっぱいの賑やかな人生を過ごせています。感謝!
最後に女性警察官を目指す皆さんへ。
憧れだけで仕事は出来ません。給料をいただく以上仕事とは厳しく苦しいものです。警察官という仕事はきつく厳しくもありますが、自身の全力投球が出来る、する価値のある熱い仕事です。情熱溢れる皆さんとともに働ける日を楽しみにしています。

可愛い子どもと接することで、明日の仕事がまた頑張れる!

生活安全部門 30代 巡査長

私は生活安全部門で勤務し、主に、ストーカー・DV事案の対応をしています。私が対応する事案では女性被害者から話を聞くことが多くあります。被害者の気持ちを少しでも理解出来たとき、少しでも被害者の気持ちに寄り添うことができたとき、そんなときは同じ女性でよかったと思います。今後も、被害者の心の叫びを聞いてあげられる、気持ちに少しでも寄り添ってあげられる、そんな警察官を目指していきたいと思っています。
女性警察官が結婚すれば、いずれ子どもを出産することとなります。
今は、育児休業の制度は充実していますし、育児休業することへの職場の理解も高まってきています。お陰様で私も2人の可愛い子どもを出産することができました。家に帰れば「家事」「育児」が待っているので、「なるべく早く帰れるように仕事を段取りよくこなす!」そして、「可愛い子どもと接することで、明日の仕事がまた頑張れる!」このサイクルで日々頑張っています。ただ、警察官である限り、それが困難なときもありますが、そんな時は常に心強い「私と夫の両親」に助けてもらっています。

今後、女性警察官が増えることになると思います。それだけ、女性を必要としている職場になってきています。最近では、男女とも仕事の内容に特別な区別はなく働いています。ゆえに、女性警察官であっても、一人の警察官として、凶器を持つ男性被疑者の前に立ち向かっていかなければならない現場もあると思います。
そんな現場でも物怖じしない『勇気』と『体力』が必要です。
何事にも負けず、どんな現場でも対応できる、強い女性警察官を目指して欲しいと思います。

女性警察官に再チャレンジ!!

警務部門 50代 巡査 (再採用警察官)

私は、高校卒業後、女性警察官として滋賀県警察に採用され勤務していましたが、出産を機に育児に専念するため一度は退職しました。その後、育児が一段落し、滋賀県警察の交番相談員(嘱託職員)として再び滋賀県警察で勤務することとなりました。女性警察官としての経験を活かすことができる仕事に就くことができた喜びと同時に、以前私が勤務していた頃と比べて警察官の仕事が激増していることに驚きました。特に女性警察官が必要とされる仕事が多いにも関わらず、女性警察官が少ないことには本当に驚きました。そんな中で、今回、女性警察官として再採用されるという機会を与えていただき、色々な職務を任され、大変な思いをしている女性警察官の少しでも助けになればと思い、女性警察官として復帰することにしました。

現在は、広報資料の収集・整理、報道機関への情報提供・連絡が主な仕事です。滋賀県警察のホームページの管理や滋賀県警察本部庁舎見学の案内等も行っています。女性警察官として復帰しましたが、考えていた以上に警察官として求められるものが多く、警察官の責任の重さを改めて感じています。しかし、上司や諸先輩方が親切に教えてくださり、日々様々な新しい仕事を知ることができ楽しくもあります。今後は、母親として、一地域住民として暮らしてきた感覚を活かし、県民の方に親しみや安心を与えられる女性警察官を目指していきたいと思っています。

私が、高校生の頃抱いていたように、正義感であふれる若い女性の方はたくさんいらっしゃると思います。ぜひ、私たちと一緒にその思いを燃焼させて、県民の平和のために、力を尽くしましょう!

女性警察官Q&A

Q.女性警察官はどのような仕事に携わるのですか?
A.交番勤務はもちろんのこと、事件捜査、被害者対策、鑑識活動、DV・ストーカー対策、犯罪抑止対策、白バイ、交通安全教育、通信指令、留置管理などといった幅広い様々な業務に携わります。必要とされる女性警察官の数は年々増えています。

Q.運動が得意でないと警察官にはなれませんか?
A.運動が得意でないとダメということはありません。警察学校では女性警察官も男性警察官と同様に訓練を受けますので、男性警察官よりも体力面で劣ることはあります。しかし、頑張り次第で結果はついてきます。同期生と互いに励まし合いながら、教官の指導のもと、警察官として必要な体力とあなたの適性に合った技術や技能を身につけていくことができます。

Q.警察学校に入るときには、髪を短く切らなければいけないのですか?
A.絶対に髪を短くしなければならないということはありません。ただし、警察学校では体を動かし、訓練を行いますので、衛生面から考えて、肩に掛からない程度の長さにされることをお勧めしています。また、警察学校に入校中は毎日授業や訓練に忙しい日々を送ることになります。そのため、中には長い髪を乾かす時間がもったいないという学生もおります。

Q.警察学校では女子寮があるのですか?また、赴任先にも女子寮があるのでしょうか?
A.警察学校には女子寮があります。同期の女性警察官とともに授業や訓練以外の時間も過ごしていただく場所です。同期同士の交流を深め、きずなが生まれる場所となっています。警察学校は平成19年に新築しており、学生は快適な寮生活を送っています。
県下各警察署には女子寮を整備している警察署と整備できていない警察署があります。女子寮のない警察署については、世帯用官舎に入居する等しています。

Q.結婚や出産をしても仕事を続けられますか?
A.滋賀県警察には結婚や出産後も警察官として活躍している女性がたくさんいます。産前産後の休暇や育児休業、子どもの看護休暇など仕事と育児の両立支援のための制度が整っています。滋賀県警察では子どもを出産予定または出産したすべての女性警察官が産前産後の休暇及び育児休業を取得しています。また、男性も育児休業を取得することが可能です。女性警察官だけでなく、男性警察官も育児に積極的に取り組めるよう、支援をしています。育児休業からの復帰の際には、勤務地や本人の希望などを配慮していますので、スムーズに職場に戻れます。

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