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レジデントの一週間

小児科レジデント一週間の一例

レジデントの一週間

上記一週間をみると、病棟業務が大半を占めているように思われますが、実は病棟と書いているところはフリーで動ける時間という意味です。時間内の急患、病棟の重症・急変・処置、リハビリテーション外来など、また併設されている療育部の診察などを行っています。

外来患者さんは総合内科外来と神経専門外来で診察しています。総合内科外来には、感冒、胃腸炎などから難治性疾患の紹介患者さんまで様々な患者さんが来られます。神経専門外来はその名のとおり神経疾患のフォローアップを行っています。主な疾患としてはてんかん、発達障害、神経筋疾患、脳性麻痺など様々です。

また、月に一回程度、地域の保健所に出向し発達の2次健診を行います。

病棟で主治医として担当する患者さんは常時8から10人程度です。
当直は月に2回程度です。

レジデントが受っている入院例をあげます。

診断未確定児の精査入院

てんかん発作コントロール入院、24時間ビデオ脳波
重症心身障害児の種々の症状に対する原因精査と治療(嘔吐、喘鳴、筋緊張など)

集中リハビリ入院(1か月)

在宅呼吸器療法の導入・調整入院、終夜呼吸機能検査
長期フォロー中の児での状態悪化(発作増悪、感染症など)時の対応

一般小児疾患(1~2割程度です)

肺炎、胃腸炎、髄膜炎、尿路感染症、気管支喘息、川崎病、アレルギー性紫斑病、ネフローゼ、糖尿病、膠原病、血液疾患など

勉強会、は火曜日の朝に勉強会(主に新しい文献の抄読会、学会の予行など)があり、火曜日もしくは水曜日の午後に読書会(英語の教科書を読みます)、木曜の朝に神経疾患勉強会があります。カンファレンスは水曜日午後に外来新患のカンファレンス、画像カンファレンス、脳波カンファレンス、木曜午後に病棟カンファレンス(入院全例)があります。院外のカンファレンスとしては京都大学小児科の神経カンファレンスが月に1回あります(京大神経グループ以外の先生方も来られるカンファレンスです)。
その他適宜、難しい症例に対しては全員で相談しながら対応しています。

お問い合わせ
病院事業庁 小児保健医療センター
電話番号:077-582-6200
FAX番号:077-582-6304
メールアドレス:[email protected]
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