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吉田 徹
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(泌尿器腹腔鏡)
手術支援ロボット da Vinci 認定術者(プロクター)
緩和ケア研修会修了
植垣 正幸
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(泌尿器腹腔鏡)
手術支援ロボット da Vinci 認定術者(プロクター)
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
緩和ケア研修会修了
清水 浩介
日本泌尿器科学会専門医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医
手術支援ロボット da Vinci 認定術者
緩和ケア研修会修了
橋本 勇輝
千菊 敦士
日本泌尿器科学会 専門医・指導医
都道府県がん診療連携拠点病院として、腎癌、尿路上皮癌、前立腺癌、精巣癌などの尿路性器悪性腫瘍の治療に重点を置いた診療を行っています。また、悪性疾患以外の尿路結石、排尿障害、尿路感染症などの良性疾患についてもガイドラインやエビデンスを重視した診療を行っています。
○悪性疾患の手術およびロボット支援手術(ダビンチ手術)
尿路性器悪性腫瘍の手術については、従来から尿路内視鏡、腹腔鏡を積極的に用いて低侵襲かつ高い安全性のもと、術後のQOL(生活の質)を重視した治療を行うように取り組んできました。副腎腫瘍、腎癌、腎盂・尿管癌、前立腺癌に対する腹腔鏡手術だけでなく、複雑な手技を要す膀胱全摘除術においても早期から腹腔鏡下膀胱全摘術を標準術式としています。日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会や日本内視鏡外科学会の腹腔鏡手術の技術認定を取得していますので、万全な体制で手術を実施し患者さんが安心して術後をすごせるように努力しています。
当院手術室では令和元年6月に手術支援ロボット ダビンチXiを導入し、当科では前立腺癌に対するロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術を開始しました。外科・呼吸器外科・婦人科などダビンチ手術を行う他科の医師や手術室スタッフと情報を共有しダビンチ手術を安全に提供できる体制を構築しています。現在は当科で診療するスタッフ4名がダビンチ手術の術者認定を取得して手術に対応しています。前立腺全摘術以外に、腎癌に対する腎部分切除術、腎盂尿管移行部狭窄症に対する腎盂形成術でダビンチ手術を行っています。
○悪性疾患の薬物療法
近年、これまでの治療薬に抵抗性だった進行がんの患者さんにも治療効果が得られる新しい薬剤が次々と保険適用され、また新しい薬剤の併用療法なども行われるようになってきています。一方で、がん患者さんの予後が延長するとともに治療期間も長期にわたるようになり、副作用対策もより重要になってきました。当科でも、腎癌、前立腺癌、尿路上皮癌の治療薬として使用可能になった新規抗がん剤、分子標的薬、がん免疫治療薬などを積極的に導入し、様々な副作用に注意しながら患者様の生存期間の延長、QOLの向上を目指しています。さらに、がんの集学的治療をすすめるために放射線治療科や薬剤部と、またがん患者様のQOL向上のために緩和ケア科などと密に連携し、患者さんが安心して高度な治療を受けていただけるように努力しています。
○良性疾患の手術
尿路結石症や前立腺肥大症の手術において当科では平成30年度にホルミウムレーザーを新規機器として導入しました。腎・尿管結石症に対しては様々な種類の硬性・軟性尿管鏡とホルミウムレーザーを用いることにより経尿道的内視鏡手術でより確実な結石除去をすることが可能です。また前立腺肥大症に対しては内服薬での治療で十分な効果のない患者様の治療には、経尿道的ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)を標準術式とし、患者さんの病状にあわせて従来の経尿道的前立腺切除術(TUR-P)も行うなど、より低侵襲かつ高効率で安全な手術を目指しています。
〇施設認定
当科は 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医教育施設 です。
外来担当医表をご覧ください。