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年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
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患者数 | - | 50 | 120 | 236 | 622 | 907 | 2248 | 3212 | 1606 | 275 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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100070xx99x100 | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病なし85歳未満 | 24 | 12.63 | 13.90 | 0.00% | 65.67 | |
100070xx99x000 | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし85歳未満 | 13 | 11.69 | 11.05 | 0.00% | 64.38 | |
100071xx99x100 | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病なし85歳未満 | ー | ー | ー | ー | ー | |
100040xxxxx00x | 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 副傷病なし | ー | ー | ー | ー | ー | |
100202xxxxxxxx | その他の副腎皮質機能低下症 | ー | ー | ー | ー | ー |
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当院の糖尿病・内分泌内科は、特徴としては糖尿病症例が多く、特にインスリン使用例が多いです。血管合併症例も多く、院内だけでなく近隣の専門病院等とも緊密に連携して加療しています。診断群分類別患者数では、1位から3位まで『2型糖尿病』で、うち糖尿病による合併症をお持ちの患者さんが約8割おられます。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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130030xx99x40x | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし | 80 | 18.78 | 16.17 | 0.00% | 67.76 | |
130030xx99x30x | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし | 40 | 21.48 | 17.10 | 0.00% | 72.55 | |
130010xx97x2xx | 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり | 30 | 42.73 | 40.13 | 0.00% | 58.63 | |
130030xx97x40x | 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等24あり 副傷病なし | 25 | 32.92 | 32.36 | 4.00% | 68.12 | |
130030xx99x00x | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 14 | 18.00 | 10.01 | 0.00% | 75.71 |
当院の血液・腫瘍内科は、造血器腫瘍(血液のがん)や非腫瘍性の血液疾患 、免疫や炎症性の疾患、重症の感染症、原発が不明ながんなどの治療をおこなっています。診断群分類別患者数では、1位・2位・4位・5位が『非ホジキンリンパ腫』、3位は『急性白血病』となっております。 その他、『多発性骨髄腫』、『骨髄異形成症候群』、『骨髄増殖性疾患』などの腫瘍性疾患、『再生不良性貧血』などの非腫瘍性疾患の患者数も多くなっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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010110xxxxx40x | 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり 副傷病なし | 29 | 13.28 | 16.16 | 0.00% | 69.59 | |
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 20 | 30.75 | 16.18 | 10.00% | 70.25 | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 14 | 6.14 | 7.28 | 0.00% | 53.43 | |
010060x2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 | - | - | - | - | - | |
010061xxxxx0xx | 一過性脳虚血発作 手術・処置等2なし | - | - | - | - | - |
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当院の脳神経内科は、疾患別では脳血管障害、神経変性疾患、免疫介在性神経疾患、中枢感染症、てんかん、頭痛などの診断・治療を行っております。地域に密着した脳卒中治療に加え、やや広い地域からの神経変性疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症など)の診断・治療が比較的多いのが特徴です。診断群分類別患者数では1位は末梢神経疾患の一つである慢性炎症性脱髄性多発神経炎、2位および4位、5位は脳梗塞、脳梗塞の急性期や一過性脳虚血発作、3位はてんかんなど幅広く入院治療をおこなっております。脳卒中については、脳神経外科と共にtPAによる血栓溶解療法、血管内治療(血栓除去、ステント治療等)にも積極的に対応しております。また健康推進のため、平成28年より脳ドックもおこなっております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 69 | 23.78 | 14.58 | 2.90% | 76.65 | |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし | 66 | 11.38 | 10.00 | 0.00% | 70.80 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり | 51 | 2.00 | 2.04 | 0.00% | 58.43 | |
040040xx9908xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等28あり | 37 | 9.35 | 10.62 | 0.00% | 61.70 | |
040040xx99070x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等27あり 副傷病なし | 36 | 14.22 | 10.92 | 0.00% | 71.25 |
当院の呼吸器内科は、診断群分類別患者数の1位・2位・4位・5位は『肺の悪性腫瘍』で化学療法などによる内科的治療が非常に多く、3位は『睡眠時無呼吸症候群』となっております。病診連携をおこなっており紹介患者さんが多く近隣の診療所などと協力して診療をおこなっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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060100xx01xx0x | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし | 396 | 3.31 | 2.67 | 0.00% | 67.90 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし | 104 | 11.55 | 10.08 | 0.00% | 73.39 | |
060020xx04x0xx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし | 60 | 8.65 | 8.52 | 0.00% | 73.53 | |
060010xx99x40x | 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし | 31 | 6.97 | 9.58 | 0.00% | 71.35 | |
06007xxx99000x | 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 30 | 11.27 | 11.79 | 3.33% | 70.10 |
当院の消化器内科は、消化器疾患全般、消化管疾患と肝胆膵疾患に対してエビデンスに基づく最新の検査と治療を行っています。診断群分類別患者数では1位が小腸大腸の良性疾患、次に総胆管結石、閉塞性黄疸や総胆管結石性胆管炎などの胆管(胆嚢)の治療が多く、3位は胃の悪性腫瘍に対する内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層)の治療、4位は食道の悪性腫瘍に対する治療、5位は膵臓の悪性腫瘍に対する治療や内視鏡検査(EUS-FNA)となっています。治療方針は消化器科内でのカンファレンスのみならず外科との合同カンファレンスなどにおいて消化器内科・外科と連携し最善の治療方針を決定しております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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050050xx02000x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 276 | 5.40 | 4.47 | 0.36% | 72.16 | |
050070xx01x0xx | 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし | 224 | 8.30 | 5.15 | 0.45% | 66.42 | |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 132 | 20.66 | 17.66 | 4.55% | 82.70 | |
050050xx99100x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 91 | 3.43 | 3.01 | 0.00% | 70.01 | |
050170xx03000x | 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 58 | 5.02 | 5.50 | 0.00% | 74.47 |
当院循環器内科は、心臓血管外科と協力し、循環器疾患全般に関して高度で最新の治療を提供しています。虚血性心疾患においては、ステント治療だけでなく、ロータブレーター・冠動脈粥腫切除術(DCA)なども併用し、より複雑な病変にも対応できる体制が整っています。その結果、慢性完全閉塞病変、左主幹部病変といった、従来カテーテル治療が困難とされてきた病変に対しても良好な成績を得ています。さらに、下肢閉塞性動脈硬化症など末梢動脈疾患、胸部・腹部大動脈瘤などに対しても積極的にカテーテル治療を行い治療の低侵襲化に努めています。不整脈疾患には高周波アブレーション、植込み型除細動器(ICD)などを、重症心不全には両心室ペーシング(CRTD)を使用した専門治療を展開しています。また、ICDやペースメーカーなどの心臓治療器具の日常管理には遠隔モニタリングを積極的に導入し、特に遠方の方の通院負担軽減に役立てると同時に、きめ細かな不整脈管理に応用しています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術鼠径ヘルニア等 | 94 | 5.54 | 4.96 | 0.00% | 69.52 | |
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 48 | 6.58 | 6.52 | 0.00% | 61.69 | |
060020xx02x00x | 胃の悪性腫瘍 胃切除術悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし | 42 | 19.57 | 16.49 | 0.00% | 70.67 | |
060035xx01000x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 39 | 19.13 | 15.30 | 0.00% | 71.64 | |
060335xx02000x | 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 37 | 8.11 | 7.30 | 0.00% | 60.97 |
当院の外科は、食道がん、胃がん、大腸がん、直腸がん、肝臓がん、膵臓がん、胆道がんなど消化器癌を中心とした消化器外科一般を専門としています。診断群分類別患者数につきましては鼡径ヘルニア、胆嚢結石症、胃がんの胃全摘術、結腸がんの結腸切除術、胆のう炎の外科的手術の順となっております。胃癌の場合は胃全摘術以外にも病期IおよびIIの一部の症例には腹腔鏡下手術をおこなっており、胃癌手術の約3分の1が腹腔鏡手術でおこなわれています。紹介は多いのですが、手術後は当院で症状が安定するまでは診療させていただいており転院率は0%となっていますが、症状が安定すれば近隣の診療所にて診療をおこなっていただいています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 222 | 25.61 | 22.27 | 0.90% | 66.62 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 101 | 24.39 | 24.26 | 0.99% | 74.63 | |
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術肩、股等 | 54 | 31.17 | 26.30 | 53.70% | 80.22 | |
070343xx97x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし | 34 | 18.41 | 16.80 | 0.00% | 74.32 | |
070343xx01x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)前方椎体固定等 手術・処置等2なし | 32 | 24.94 | 21.39 | 0.00% | 73.22 |
当院の整形外科は、人工股関節置換術および人工膝関節置換術が多く、約2~3週間の入院で自宅退院が可能です。再置換術もほぼ同じ入院期間で、また両側同時手術は股関節、膝関節ともに行っており、これは3~5週間の入院で自宅退院されている患者さんが多いです。手術時間は約1時間半で、再置換術は約3時間ほどです。出血量の減少や術後疼痛の軽減に努めており、輸血や自己血貯血も行っていません。また、カクテル麻酔を手術中に施行することにより術後の疼痛はかなり軽減されています。今年度より、入院時に手術前後の入院生活や術後のリハビリテーションの動画を自主製作し、患者さんにわかりやすく説明しており、患者さんはタブレット端末でご覧になれます。 昨年6月より脊椎専門医が赴任して脊椎の不安定性のある症例や変性側弯などの変形の強い症例にも対応しております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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010050xx02x00x | 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 副傷病なし | 25 | 15.76 | 11.80 | 0.00% | 77.56 | |
010200xx99x00x | 水頭症 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 17 | 4.12 | 7.07 | 0.00% | 76.94 | |
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 14 | 52.00 | 16.18 | 7.14% | 73.64 | |
010200xx01x00x | 水頭症 水頭症手術脳室穿破術(神経内視鏡手術によるもの)等 手術・処置等2なし 副傷病なし | 14 | 52.43 | 20.18 | 0.00% | 73.93 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 11 | 53.45 | 18.72 | 9.09% | 67.82 |
当院の脳神経外科は、脳卒中、脳腫瘍、脊椎・脊髄疾患を主軸として、脳神経外科疾患全般にわたり広く診療を行っています。水頭症や慢性硬膜下血腫は独歩来院されることが多い疾患で、多数治療できていることは地域の皆様に当科を身近に感じていただいていることを反映していると思われます。脳梗塞や脳出血を多数治療していることは、地域の皆様に救急医療で貢献できていることを反映しているものと考えています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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040040xx97x0xx | 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし | 125 | 11.18 | 11.87 | 0.80% | 68.96 | |
040040xx9908xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等28あり | 31 | 9.03 | 10.62 | 0.00% | 68.10 | |
040200xx01x00x | 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 副傷病なし | 27 | 8.00 | 10.08 | 0.00% | 44.22 | |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし | 25 | 8.80 | 10.00 | 0.00% | 66.92 | |
040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 12 | 19.58 | 14.58 | 8.33% | 67.83 |
当院の呼吸器外科は、胸部発生(肺、縦隔、胸壁)の悪性腫瘍及び良性腫瘍の診断・外科的治療とその後の経過観察をおこなっています。都道府県がん診療連携拠点病院として、これらの中で特に悪性腫瘍(肺癌、縦隔悪性腫瘍、胸壁悪性腫瘍)の診断、外科的治療、外科治療後の補助化学療法、経過観察までを呼吸器内科、放射線治療科等と協力して総合的におこなうこととしています。診断群分類別患者数につきましても1位・2位および4位・5位は『肺の悪性腫瘍』となっております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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050180xx02xxxx | 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 | 48 | 2.00 | 2.85 | 0.00% | 67.90 | |
050080xx01010x | 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし | 24 | 24.79 | 24.00 | 4.17% | 73.00 | |
050163xx02x10x | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等21あり 副傷病なし | 15 | 18.80 | 20.61 | 0.00% | 72.93 | |
050163xx01x10x | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等21あり 副傷病なし | ー | ー | ー | ー | ー | |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | ー | ー | ー | ー | ー |
年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
心臓血管外科の入院患者さんは、弁膜症、心不全症例が多く、人工弁置換術や僧帽弁形成術、三尖弁形成術、不整脈に対するメイズ手術を行い、社会復帰が可能となっています。大動脈瘤については従来の開胸、開腹による人工血管置換術に加えて、ステントグラフト内挿術を症例毎に年齢、併存疾患、動脈瘤の形態を考慮して適切に選択して治療しています。虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)についてはカテーテル治療が第一選択となっており、再発症例や重度多枝病変患者に限り冠動脈バイパス手術の対象となっています。下肢静脈瘤治療も多く治療しており血管内焼灼術(ラジオ波使用)を導入しております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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080020XXXXXXXX | 帯状疱疹 | 22 | 8.95 | 8.98 | 0.00% | 67.73 | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1なし | 10 | 11.20 | 12.51 | 0.00% | 68.90 | |
080190xxxxxxxx | 脱毛症 | ー | ー | ー | ー | ー | |
080050xxxxxxxx | 湿疹、皮膚炎群 | ー | ー | ー | ー | ー | |
080090xxxxxxxx | 紅斑症 | ー | ー | ー | ー | ー |
年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院の皮膚科は、皮膚疾患全般に対する診断、治療を行っています。診断群分類別患者数では1位が帯状疱疹で、その他の皮膚科疾患としては2位は急性膿皮症(蜂巣炎)、3位は脱毛症、4位は生物製剤を用いたアトピー性皮膚炎をはじめ湿疹の関連する疾患、同数で紅斑症、またはアナフィラキシーを含むアレルギー疾患に対しての治療となっており、幅広く入院治療をおこなっております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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110070xx0200xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 97 | 6.82 | 7.20 | 0.00% | 72.46 | |
110080xx991x0x | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし | 48 | 4.17 | 2.53 | 0.00% | 69.52 | |
110200xx02xxxx | 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 | 38 | 12.34 | 8.65 | 0.00% | 74.66 | |
11012xxx020x0x | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1なし 副傷病なし | 29 | 6.07 | 5.62 | 0.00% | 63.45 | |
110070xx99x20x | 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし | 22 | 10.95 | 10.97 | 0.00% | 69.32 |
当院の泌尿器科は、腎癌、膀胱癌(尿路上皮癌)、前立腺癌など、泌尿器科悪性腫瘍の治療を多くおこなっているほか、前立腺肥大症や尿路結石といった良性疾患の治療も積極的におこなっております。診断群分類別患者数では、1位は膀胱がんに対する膀胱悪性腫瘍手術、2位は前立腺がんの診断のために生検、3位は前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺手術、4位は尿管結石に対する経尿道的尿路結石除去術、5位は膀胱がんに対する化学療法となっております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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12002xxx99x40x | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし | 150 | 4.96 | 4.85 | 0.00% | 61.28 | |
12002xxx02x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし | 100 | 2.91 | 3.20 | 0.00% | 42.39 | |
120010xx99x70x | 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等27あり 副傷病なし | 92 | 5.34 | 4.52 | 0.00% | 63.93 | |
120010xx99x50x | 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし | 47 | 5.30 | 4.61 | 0.00% | 63.72 | |
12002xxx01x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし | 42 | 15.00 | 12.58 | 0.00% | 55.67 |
当院の婦人科は、子宮頸癌、子宮体がん、卵巣がん等の婦人科悪性疾患の治療を重点的に行っております。悪性疾患以外にも、子宮筋腫・卵巣のう腫等の良性腫瘍に対する手術療法、月経困難症などの薬物療法など、一般婦人科診療もおこなっています。
癌治療に対しては手術だけで無く放射線療法、化学療法を組み合わせた集学的な治療を行っています。さらに、 手術に際しては、癌の根治性を高める術式の選択や症例によっては、身体への負担が少ない腹腔鏡手術や縮小手術を選択することも含め、治療方針を決定しています。初期子宮体がんに対する低侵襲手術である腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術も保険診療で行っております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 | 284 | 8.12 | 5.39 | 0.35% | 74.70 | |
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 | 70 | 4.21 | 2.84 | 0.00% | 71.64 | |
020160xx97xxx0 | 網膜剥離 手術あり片眼 | 37 | 12.57 | 9.75 | 0.00% | 61.89 | |
020220xx97xxx0 | 緑内障 手術あり片眼 | 18 | 10.11 | 8.00 | 0.00% | 69.94 | |
020180xx97x0x0 | 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術・処置等2なし片眼 | - | - | - | - | - |
年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院の眼科は、手術に重点をおいた診療を行っており、特に網膜硝子体疾患、緑内障、白内障などの症例が多く、安全で低侵襲な手術が確立されており、再手術に至る症例は極めて少ないのが特徴です。診断群分類別患者数では白内障、網膜剥離、緑内障、の順となっています。紹介患者が多数を占めますが、退院後は一度、当院で診察させていただいてから、紹介元に逆紹介していますので、転院率はほぼ0%となっています。全国的に外来通院手術が増加傾向であり、当院でも表示された疾患やその他の疾患に対して外来通院手術が増加してきています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 32 | 8.88 | 9.02 | 0.00% | 61.69 | |
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 29 | 6.72 | 7.04 | 0.00% | 58.34 | |
030390xx99xxxx | 顔面神経障害 手術なし | 28 | 8.89 | 9.26 | 0.00% | 60.43 | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 28 | 3.57 | 5.10 | 0.00% | 68.82 | |
03001xxx01000x | 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 21 | 14.62 | 13.57 | 0.00% | 71.38 |
当院の耳鼻いんこう科は、喉頭癌、甲状腺癌などの頭頚部悪性腫瘍に対する治療、治療後のフォローアップを行っています。また、頭頚部良性腫瘍、中耳炎、副鼻腔炎、扁桃炎、喉頭ポリープ、頭頚部嚢胞性疾患、睡眠時無呼吸症候群、眩暈、突発性難聴、顔面神経麻痺など耳鼻咽喉科疾患全般に対する診断・治療も取り扱っています。診断群分類別患者数では1位が突発性難聴、2位が慢性副鼻腔炎、3位が顔面神経障害(顔面神経麻痺)、同数で前庭機能障害、5位が頭頸部悪性腫瘍となっております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010xx01x0xx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし | 42 | 10.33 | 10.59 | 0.00% | 63.36 | |
090010xx02x0xx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし | 32 | 5.88 | 6.23 | 0.00% | 60.38 | |
090010xx99x6xx | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり | 24 | 5.92 | 4.15 | 0.00% | 65.92 | |
090010xx99x8xx | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等28あり | ー | ー | ー | ー | ー | |
090010xx99x01x | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病あり | ー | ー | ー | ー | ー |
年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院の乳腺外科は、日本乳癌学会診療ガイドラインやNCCNガイドライン等に従い、乳腺疾患の標準治療を行っています。乳がんの手術(乳房温存手術、乳房切除術、センチネルリンパ節生検、腋窩郭清術)は個々の病期に合わせて行っており、センチネルリンパ節生検は色素法とICG蛍光法とを併用して行っています。 また、症例によって形成外科との共同で乳房再建術もおこなっています。遺伝性乳がんの可能性があると考えられたり、遺伝子検査の希望がある場合には、本人やご家族と相談の上、当院で遺伝カウンセリングをうけていただくことも可能です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020230xx97x0xx | 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし | 14 | 4.50 | 3.15 | 0.00% | 68.36 | |
090010xx01x0xx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし | 12 | 13.08 | 10.59 | 0.00% | 46.42 | |
090010xx04xxxx | 乳房の悪性腫瘍 組織拡張器による再建手術(一連につき)乳房(再建手術)の場合等 | 10 | 9.60 | 8.23 | 0.00% | 53.50 | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし | ー | ー | ー | ー | ー | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし | ー | ー | ー | ー | ー |
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当院の形成外科は、頭頸部悪性腫瘍の再建術、乳がんの乳房再建術をはじめとした他診療科と連携した悪性腫瘍の再建治療に注力しています。また、形成外科単独の入院手術や外来手術(日帰り手術)も実施しています。
初発 | 再発 | 病期分類基準(※) | 版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 121 | 18 | 13 | 47 | ー | 39 | 1 | 7,8 |
大腸癌 | 48 | 41 | 42 | 54 | ー | 58 | 1 | 7,8 |
乳癌 | 61 | 31 | ー | ー | 21 | 21 | 1 | 7,8 |
肺癌 | 97 | 59 | 68 | 81 | ー | 299 | 1 | 7,8 |
肝癌 | 18 | ー | ー | ー | ー | 34 | 1 | 7,8 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
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当院は、都道府県がん診療連携拠点病院として5大癌を含め様々な癌の治療をおこなっております。
「初発」とは、自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や、治療がん寛解後に、局所再発・再燃又は新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
また患者数は当院において入院された回数(延べ患者数)となっております。
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 16 | 17.69 | 65.56 |
中等症 | 73 | 19.11 | 79.05 |
重症 | 29 | 27.21 | 83.48 |
超重症 | ー | ー | ー |
不明 | ー | ー | ー |
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市中肺炎とは病院外で日常生活をしていた人に発症する肺胞の急性炎症です。
肺炎の重症度は、日本呼吸器学会「成人市中肺炎診療ガイドライン」におけるA-DROPスコアで重症度分類しています。
当院の肺炎患者の8割近くが、中等症・重症となっています。また重症度が高くなるにつれて高齢の患者さんが多く、平均在院日数も長くなっています。
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 124 | 47.92 | 75.31 | 11.97% |
その他 | 18 | 27.94 | 75.83 | 0.00% |
当院の脳梗塞の患者数つきましては、救急患者さんにも対応しており、脳梗塞の3日以内発症が124件と全体の8割以上となっています。脳神経内科・脳神経外科と共にtPAによる血栓溶解療法、血管内治療(血栓除去、ステント治療等)にも積極的に対応しております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 401 | 1.12 | 1.23 | 0.00% | 67.75 | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) | 56 | 1.27 | 6.48 | 0.00% | 73.34 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 56 | 4.88 | 8.75 | 0.00% | 70.54 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) | 38 | 2.63 | 7.18 | 0.00% | 74.18 | |
K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 33 | 1.12 | 5.18 | 0.00% | 71.03 |
当院の消化器内科の主要手術別患者数は 、内視鏡によるポリープ切除を多く実施しております。1位は大腸腺腫の治療である『内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術』、2位は早期胃癌、胃腺腫の治療である『内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術』となっております。内視鏡的大腸ポリープは術前1日以内、術後1から2日の3日から4日入院、内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術は術前1日以内、術後4日から7日で6日から9日入院となっています。消化器内科では内視鏡による手術を多く実施しております。5位の早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術と併せて病院の特性として早期胃癌、早期大腸癌の特殊な内視鏡治療を多く施行しております。 また、膵癌、胆管癌の治療である胆管ステントの症例も多く経験が豊富であります。治療方針は内視鏡画像カンファレンスにおいて検討し最善の治療を選択し、状況に応じては内視鏡治療より外科治療をお勧めする場合もあります。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 205 | 1.97 | 3.69 | 0.49% | 73.01 | |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 165 | 2.11 | 6.16 | 0.61% | 68.47 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 78 | 2.00 | 4.69 | 1.28% | 74.71 | |
K5952 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) | 57 | 1.93 | 2.96 | 0.00% | 60.23 | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) | 36 | 0.00 | 18.97 | 2.78% | 71.03 |
当院の循環器内科の主要手術別患者数は 、1位および5位は虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈ステント留置術、2位および4位は不整脈等に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術となっております。予定入院の場合は、主として当日あるいは翌日に手術をおこなっておりますが、2期的に治療を行うケースもあり、日数は若干ですが長くなっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 85 | 1.27 | 4.99 | 0.00% | 61.49 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 56 | 1.57 | 3.13 | 0.00% | 72.38 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 49 | 5.49 | 16.20 | 0.00% | 70.18 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 36 | 1.31 | 2.97 | 0.00% | 64.81 | |
K6552 | 胃切除術(悪性腫瘍手術) | 27 | 3.81 | 19.59 | 0.00% | 73.37 |
当院の外科の主要手術別患者数は、1位は腹腔鏡下胆嚢摘出術、2位鼠径ヘルニア手術(両側)、3位は腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術、次に腹腔鏡下ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)、胃切除術(悪性腫瘍手術)となっており悪性腫瘍に対する手術も多く実施しております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術(肩,股,膝) | 338 | 2.06 | 22.23 | 0.89% | 69.21 | |
K0461 | 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) | 44 | 2.91 | 31.68 | 40.91% | 80.48 | |
K1425 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) | 36 | 3.97 | 17.06 | 0.00% | 74.53 | |
K1424 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(前方後方同時固定) | 24 | 2.38 | 25.25 | 0.00% | 74.17 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) | 21 | 2.81 | 21.95 | 4.76% | 64.33 |
当院の整形外科は、人工股関節置換術および人工膝関節置換術が多く、約2~3週間の入院で自宅退院が可能です。再置換術もほぼ同じ入院期間で、また両側同時手術は股関節、膝関節ともに行っており、これは3~5週間の入院で自宅退院されている患者さんが多いです。手術時間は約1時間半で、再置換術は約3時間ほどです。出血量の減少や術後疼痛の軽減に努めており、輸血や自己血貯血も行っていません。また、カクテル麻酔を手術中に施行することにより術後の疼痛はかなり軽減されています。今年度より、入院時に手術前後の入院生活や術後のリハビリテーションの動画を自主製作し、患者さんにわかりやすく説明しており、患者さんはタブレット端末でご覧になれます。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 34 | 0.62 | 17.91 | 2.94% | 77.12 | |
K1742 | 水頭症手術(シャント手術) | 18 | 20.22 | 31.28 | 5.56% | 72.50 | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) | 10 | 7.30 | 22.10 | 0.00% | 57.70 | |
K1901 | 脊髄刺激装置植込術(脊髄刺激電極を留置した場合) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) | ー | ー | ー | ー | ー |
年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
頭蓋内腫瘍摘出術は、当科の得意とする分野です。慢性硬膜下血腫は独歩来院されることが多い疾患で、多数手術加療できていることは地域の皆様に当科を身近に感じていただいていることを反映していると思われます。水頭症は、手術で治療可能な認知症といわれており、手術加療を行なっております。難治性疼痛に対する脊髄刺激療法を開始し、良好な結果が得られています。脳血管疾患に対して、カテーテルでの負担の少ない治療が可能となっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) | 68 | 2.68 | 7.84 | 1.47% | 69.90 | |
K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) | 30 | 2.33 | 7.13 | 0.00% | 67.50 | |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) | 29 | 3.34 | 3.69 | 0.00% | 45.21 | |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 21 | 2.00 | 5.95 | 0.00% | 67.38 | |
K488-4 | 胸腔鏡下試験切除術 | 16 | 4.88 | 9.00 | 0.00% | 68.63 |
当院呼吸器外科の手術件数は、1位・2位および4位は胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術、3位は胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの))、5位は胸腔鏡下試験切除術となっており、呼吸器外科手術の98%以上を胸腔鏡下手術でおこなっております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K617-4 | 下肢静脈瘤血管内焼灼術 | 41 | 0.00 | 1.00 | 0.00% | 68.59 | |
K5606 | 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)) | 15 | 3.40 | 14.73 | 0.00% | 72.67 | |
K5551 | 弁置換術(1弁) | 13 | 4.00 | 21.15 | 0.00% | 74.00 | |
K5552 | 弁置換術(2弁) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K5602 | 大動脈瘤切除術(弓部) | ー | ー | ー | ー | ー |
年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
心臓血管外科、開心術での手術件数1位は大動脈瘤に対する手術で、腹部ではステントグラフト内挿術が増加していますが、ステントグラフト治療後の長期予後は不明で、動脈瘤が残存するため拡大してくる症例もあり、70歳以下の若年齢の方には開腹手術による根治術を勧めています。胸部のステントグラフトについては動脈瘤の場所によっては良い適応で、解離性大動脈瘤の治療に有効なケースもあり、今後発展が見込める治療方法です。2位は人工弁 置換術で、同時に三尖弁形成術やメイズ手術(不整脈の治療)を行い、心不全治療に寄与しています。下肢静脈瘤手術については血管内焼灼術(ラジオ波使用)で伏在静脈本幹を焼灼閉塞させ、下腿の静脈瘤は3mm程度の小切開から静脈瘤切除を行う(stab avulsion法)最新の治療を導入し、症例数が増加しています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036ロ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) | 92 | 1.73 | 4.18 | 0.00% | 72.41 | |
K8412 | 経尿道的前立腺手術(その他) | 40 | 4.03 | 8.98 | 0.00% | 75.48 | |
K768 | 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 | 25 | 0.48 | 1.12 | 0.00% | 65.08 | |
K7812 | 経尿道的尿路結石除去術(その他のもの) | 20 | 3.55 | 4.30 | 0.00% | 63.55 | |
K773-2 | 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 | 16 | 2.38 | 8.75 | 0.00% | 68.81 |
当院の泌尿器科の手術件数は、1位が膀胱癌に対する膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)、2位は前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺手術、3位が腎結石や尿路結石に対する体外衝撃波腎・尿管結石破砕術、4位は経尿道的尿路結石除去術、次に腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術となっております 。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 95 | 0.91 | 1.01 | 0.00% | 42.74 | |
K877 | 子宮全摘術 | 41 | 1.22 | 8.73 | 0.00% | 51.07 | |
K872-3 | 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術,子宮内膜ポリープ切除術 | 38 | 0.97 | 1.00 | 0.00% | 43.76 | |
K879 | 子宮悪性腫瘍手術 | 33 | 2.55 | 14.42 | 0.00% | 56.82 | |
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) | 28 | 1.11 | 5.64 | 0.00% | 45.11 |
当院の婦人科で行った手術の1位は子宮頸部円錐切除術(子宮頸部の前がん病変に対する治療・診断)、2位は子宮全摘術(子宮筋腫等の良性子宮疾患に対する子宮全摘手術)、3位は子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術,子宮内膜ポリープ切除術、4位の子宮悪性腫瘍手術は、子宮頸癌および子宮体がんの根治手術、5位は腹腔鏡下子宮附属器腫瘍摘出術(卵巣のう腫、子宮内膜症などに対する腹腔鏡下での切除手術)でした。さらに、子宮筋腫などの良性疾患については開腹による子宮全摘は41件ですが、腹腔鏡下腟式子宮全摘術も19件行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) | 350 | 4.28 | 2.10 | 0.29% | 74.31 | |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) | 37 | 1.51 | 10.30 | 0.00% | 62.68 | |
K280-2 | 網膜付着組織を含む硝子体切除術(眼内内視鏡) | 21 | 1.24 | 10.10 | 0.00% | 68.33 | |
K2682 | 緑内障手術(流出路再建術) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K2686 | 緑内障手術(水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術) | ー | ー | ー | ー | ー |
当院の耳鼻いんこう科では1位は慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)、2位が小児疾患の高度難聴および感音難聴に対する人工内耳植込術、3位が口蓋扁桃手術(摘出)、4位が喉頭腫瘍摘出術(直達鏡)、5位が甲状腺腫摘出術となっております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 20 | 1.60 | 3.80 | 0.00% | 61.85 | |
K328 | 人工内耳植込術 | 19 | 2.89 | 5.32 | 0.00% | 32.26 | |
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 19 | 1.95 | 6.42 | 0.00% | 30.95 | |
K3932 | 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) | 15 | 2.20 | 1.47 | 0.00% | 62.67 | |
K4611 | 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみ) | 14 | 1.29 | 7.64 | 0.00% | 53.64 |
当院の耳鼻いんこう科では1位は慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)、2位が小児疾患の高度難聴および感音難聴に対する人工内耳植込術、3位が口蓋扁桃手術(摘出)、4位が喉頭腫瘍摘出術(直達鏡)、5位が甲状腺腫摘出術となっております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 32 | 1.19 | 3.69 | 0.00% | 60.38 | |
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 25 | 1.48 | 7.92 | 0.00% | 65.96 | |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) | 12 | 1.00 | 9.83 | 0.00% | 56.33 | |
K4764 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) | ー | ー | ー | ー | ー | |
乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) | リンパ節摘出術(長径3cm未満) | ー | ー | ー | ー | ー |
年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院の乳腺外科は、1位から4位までが乳腺悪性腫瘍に対する手術で1位は乳房部分切除術、2位は腋窩部郭清を伴わない乳房切除術、3位は胸筋切除を併施しない乳房切除術、4位は腋窩部郭清を伴なう乳房切除術となっております。5位はリンパ節摘出術(長径3cm未満)となっております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 15 | 0.33 | 5.73 | 0.00% | 76.93 | |
K4768 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳輪温存乳房切除術(腋窩郭清を伴わないもの)) | 10 | 1.70 | 10.10 | 0.00% | 45.10 | |
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K476-4 | ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K013-21 | 全層植皮術(25cm2未満) | ー | ー | ー | ー | ー |
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当院の形成外科では1位は皮膚悪性腫瘍切除術、2位が腋窩郭清を伴わない乳輪温存乳房切除術、3位が眼瞼挙筋前転法による眼瞼下垂症手術、4位が乳房切除後ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術、5位が全層植皮術(25cm2未満)となっております。
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
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130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | ー | ー |
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 異なる | ー | ー |
180010 | 敗血症 | 同一 | 36 | 0.39% |
180010 | 敗血症 | 異なる | ー | ー |
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | ー | ー |
180035 | その他の真菌感染症 | 異なる | ー | ー |
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 37 | 0.40% |
180040 | 手術・処置等の合併症 | 異なる | ー | ー |
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合併症につきましては、敗血症では71.43歳と高齢の方が多く、がん患者さんが多いことや脳卒中や糖尿病、また手術の実施などの要因があります。
手術・処置等の合併症の症例としては人工関節の再置換術等の整形外科手術や術後の食道狭窄拡張術(拡張用バルーンによるもの)などがあります。
2019年9月30日
新規公開
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当院は高度医療を担う県立病院として、地域のみならず全県を視野に入れて、医療福祉機関、教育機関、各種団体と協力して全県型医療福祉を実践しております。年齢別では滋賀県内での成人病に関する専門的医療機関となっているため、20 歳以下は少なくなっています。循環器内科の狭心症や、脳神経外科の脳梗塞、都道府県がん診療連携拠点病院のため、がん患者さんも多く40歳台から80歳台が中心となっています。