■教養試験(行政職)
■論文試験
【令和5年度】
本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども(以下「ヤングケアラー」という。)は、その責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまい、周囲に悩みを相談できないまま孤立してしまうことなどが問題となっています。
子どもをヤングケアラーにしないために、また、ヤングケアラーが必要に応じて適切な支援を受けられる社会を実現するために県が取り得る方策について、あなたの考えを述べてください。
【令和4年度】
コロナ禍に伴う社会・生活の変化などにより、地方への移住の関心が高まっています。滋賀県への移住者を増やすために必要な施策について、あなたの考えを述べてください。
【令和3年度】
働き方改革やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進の観点から、地方自治体の中には、ICTやAIを大幅に活用したり、定型的な業務を自動化する動きが出てきています。このような地方自治体を取り巻く状況を踏まえて、今後、地方自治体の職員はどのように変わっていくべきかについて、あなたの考えを述べてください。
■集団討論
【令和5年度】
近年、生成AI(※)の進化は目覚ましく、民間企業、行政機関問わず、積極的な導入を図っているところです。
そこで、
(1)行政機関が公務において生成AIを導入する場合の課題について議論した上で、最も重要なものを選び、
(2)その課題に対する解決策についてグループとして意見をまとめてください。
※チャットGPTに代表される、インターネット上の膨大なデータを学習して自然な文章、音声、画像などを生み出すことができるAIのことを指す。
【令和4年度】
公務職場に週休3日制を導入する場合の効果および課題とその解決策について、グループで議論した上で、推進すべきか否かグループの意見をまとめてください。
【令和3年度】
(1)行政職
昨年7月に、九州で豪雨により発生した災害について、新型コロナウイルス感染症対策から、その復旧に協力する災害ボランティアを全国規模ではなく、その災害が発生した県内に限定して受け入れた結果、人出不足により住民の方々の復旧がかなり遅れるという状況が発生しました。
そこで、このような場合に、県としてどのように対応すべきかについて討論して、結論としてまとめてください。
(2)総合土木職
近年、全国各地で豪雨災害が頻発しており、令和3年度も7月に熱海で発生した土石流災害をはじめ、滋賀県においても、8月の大雨では各地で被害が発生するなど、県民の生活に大きな影響を与えました。
土木行政においては、防災・減災、国土強靭化を、主な目的の一つとしていますが、このための社会基盤の整備・管理を行う上での課題のうち最も重要と考えるものを挙げ、その課題解決に向けた今後のあり方について討論して、結論としてまとめてください。