大学では機械の設計や製作に関わる知識と技術を幅広く学びました。卒業研究では金属部品の表面を測定し、加工精度を評価する研究に取り組んでいました。また学業以外では部活動でアメリカンフットボールに打ち込んでいました。
地元である滋賀県内で就職したいという思いを持っていたことに加えて、自分が大学で学んできた機械系の知識を活かせる仕事に就きたいと考えて就職活動をしていたところ、県庁の技術系職員の仕事と出会い、入庁しました。
令和4年度~令和5年度:北部流域下水道事務所
彦根市にある東北部浄化センターでプラント機械の維持管理業務に携わっていました。
令和6年度~現在:土木交通部 建築課
県が保有している県庁舎や学校といった施設の新築・改築や改修に伴う機械設備工事に関する発注・監理業務を担当しています。また、工事を実施するために必要な設計を行う設計委託に関する発注・監理業務も担当しています。
自分が関わったものを使う人の顔が見えること、自分の仕事の成果が誰かの役に立っているのを実感できることだと思います。民間の機械職というと基本的にメーカーでの設計や開発の仕事といった内側での仕事が大半のイメージかと思いますが、県庁での仕事は実際に機械が使われている現場に近い場所での仕事が多く、自分の携わっているものが出来ていくところやそれが実際に使われているところを間近で見ることができます。
建築課が営繕を担当する施設の中には日頃から業務で使用している庁舎や住民の方が住んでおられる県営住宅が含まれます。そのため、施設で勤務している職員や利用されている一般の方々への工事による影響が最小限となるよう、所属内のみならず所属外の関係者への報連相を常に心掛けています。
幅広く活躍する行政職と異なり、機械職は特定分野の専門的な能力を必要とされる職種だと感じています。入庁3年目ですが、今年は入庁後初めての異動を経験し、前所属の仕事とは違った内容の業務を担当することとなり勉強し直しの状態です。まだまだ分からないことが多いので、これからも専門職種としての知識をより一層深めていき、県民の皆様の役に立つ仕事がしたいと思っています。