大学時代は、農学部応用生命科学科に所属しており、卒業論文となった研究では、創薬シードとなる天然新規化合物の探索に取り組んでいました。
これまで学んだ知識を生かして働くことができて、ある程度同じ地域に住み続けられるということで滋賀県庁への入庁を決めました。
入庁後、高島と東近江の環境事務所にて計8年間公害行政を担当し、工場の排水や排ガス規制に携わりました。今年度から現所属(CO₂ネットゼロ推進課)にて勤務しています。
※採用時は「化学職」として入庁
県庁からの温室効果ガス排出量の削減を目的とした「CO2ネットゼロに向けた県庁率先行動計画」に基づき、主に県有施設の照明をLEDに更新する業務を担当しています。具体的には、修繕工事の発注や契約、施工業者や各施設担当者との調整、完了検査等を実施しています。
担当業務によっては、学生時代に学ぶ専門知識を直接使うことは少ないかもしれませんが、公害や廃棄物、温暖化対策などの幅広い分野の業務に従事することができます。
県という大きな組織の一員として業務に取り組んでいるため、自分の考えにこだわりを持ちすぎず、上司の指示や同僚の助言などをしっかり取り入れるようにしています。
今後はこれまでの経験した業務以外でも、研究センターでの分析や試験研究業務等で滋賀県の発展に貢献していければと考えています。