大学、大学院と森林科学を専攻し、樹木生理や森林保全について研究をしていました。
幼少期を滋賀で過ごし、よく木登りや山登りをして遊んでいたため、将来は山や琵琶湖がある自然豊かな滋賀で働きたいという思いがありました。
また、大学で学んだことを活かし、幅広く森林に関わることができる仕事として、滋賀県庁の林業職に興味を持って「しごとガイダンス」に参加したところ、先輩方の仕事に熱心な姿勢とアットホームな雰囲気に魅力を感じ、志望しました。
令和2年度~令和5年度:湖北森林整備事務所
令和6年度~現在:西部・南部森林整備事務所高島支所
主な業務は、山地災害の予防や復旧を目的とした、治山ダム等の工事の計画、設計・積算、発注および監督業務です。
業務においては、計画・設計のために現地調査や測量を実施したり、工事発注後も現場監督に行ったりと、山に行くことも多くあります。内業と外業が両方あり、バランスが良い仕事だと思います。
元は何もなかった所に自分が計画した治山ダムが完成するまでの過程を見ることができる点です。治山担当の先輩方は「自分が担当し造ったダムが永く形として残るため、思い入れが深い」と言われます。
異常気象により災害が増加傾向にある昨今では特に、琵琶湖の水を育む健全な森林と安心・安全な地域づくりに貢献できる今の仕事にやりがいを感じます。
仕事に対し意欲をもって前向きに取り組むうえでは、プライベートの時間も大切だと思います。
休日は趣味やリラクセーションの時間を楽しみ、仕事では目の前の仕事に集中して取り組むというように、オン・オフのメリハリをつけることを意識しています。
林業職の仕事は治山工事から林業振興、保安林や林地開発の許認可まで多岐にわたります。
まずは幅広く業務に携わり、様々な角度から森林に関わる中で知識と経験を積んでいきたいです。その上で、ゆくゆくは自分の得意分野も作っていければと思っています。