滋賀県では、新規採用職員として入庁する皆さんがいきいきとやりがいを持って、能力や個性を最大限発揮できるよう様々な支援を行っています。
今回は職員から聞いた、それぞれの「心に残るOJT」のエピソードの一部を御紹介しますので、ぜひご覧いただき、入庁後のイメージを持ってもらえると嬉しいです。
● 何時間も相談に乗ってくれた!
悩んだ時に何時間でも相談に乗っていただきました。
● 見て学ぶ、感じ取る
技術職の先輩に、自分の担当分野である下水関係の施設はもちろんのこと、下水以外の施設にも、仕事に役立つであろう機械設備を直接見るために連れて回って頂きました。
机の上で書籍を見たり、人から話を聞いて学ぶのも大事ですが、現地に行って実際に色々な実物(設備)を自分の目で見て学ぶ(感じ取る)ことも大事であることを教わりました。
●業務の根拠や意図を丁寧に説明してくれた
現在の所属に異動し先輩職員から業務の引継ぎを受けたときに、業務の根拠や意図について丁寧に説明を受けたことで、正しい方向性で業務に取り掛かることができました。
● 「一回やってみ!」
係長が、知事挨拶の原稿作成や、新規事業の立案など、「一回やってみ」と言って、とにかくいろいろなことにチャレンジする機会を与えてくださいました。
自分なりの案をもって見てもらいに行くと、「なかなかやるやんか」とほめてくださって、とても嬉しかったのをよく覚えています。
● 気持ちを汲み取ってもらえた
住民対応で意見をもらった際、まず住民への対応で何に問題があったのかを一緒に検討してもらい、その上で私の意見や気持ちを汲み取ってもらえたことが、ただ指導されるだけでなく私のことも考えてもらえていると感じることができました。
● 褒められたり、励ましてもらったりした
課長をはじめとして、様々な係の係長から「しっかり考えて仕事を進め、段取りよくできるようになった」「頼りにしている」といった言葉をかけてもらい、
失敗した時は、「失敗を重ねて成長する、これを糧に頑張ろう」という失敗を責める言葉ではなく、励ましの言葉をかけてもらったことです。
● 人事評価の面談で
繁忙期を乗り切った際に、年度末の人事面談の際などに、上司から大変な中、よくやり切った、との言葉をいただいたことです。
● 県庁職員としての自覚を意識
入庁して間もない頃、急ぎで作成した公文書の体裁が整っておらず、先輩から「県庁職員としての自覚が感じられない。公文書はいい加減に作っていいものではない。」と指摘をされました。
その時に文書作成の手引きを読み直して身に付けた知識は忘れられない知識になり、県庁職員としての自覚を意識する機会にもなりました。
● 自分の考えを持つ
上司より「私がずっといると思わないで。自分達で考えて係を運営して」と係の皆に言われ、気持ちが引き締まり、自分もしっかりしないといけないと感じました。その後は、「自分はこうしようと思うのですが…」と自分の考えを述べてから上司が了承する方向となるように努めました。
● 自分の意見を持つよう常に心掛ける
入庁当初は前例踏襲で仕事をしていましたが、計画や事業の立案に際し、その内容に対して先輩職員から「魂が入っていない」と言われました。
日々の仕事の中で、自分の意見が無く漫然と仕事をしていたことに注意を受けたのです。
このことがあり、自分で考えることの大切さを学び、物事に対して自分の意見を持つよう常に心掛けるようになりました。
● 常に周りを見る大切さ
新規採用職員の時、どうしても余裕がなく、自分の担当業務に没頭しがちで、周囲で話されている内容が全く耳に入ってこない状況が多々ありました。
これに対し、当時の先輩が「担当業務でなくても、周りで話しておられる内容を聞くことも勉強。常にアンテナは高く持たないといけない」とおっしゃいました。
なかなか余裕もない中ではありましたが、徐々に取り組んでいったことを覚えています。この心構えは今でも忘れず、実践しています。
● 得意分野を一つ持って
入庁したての頃の上司から、「仕事は一人ではできないし、しなくていい。自分の得意分野を1つもつこと。このことなら自分に任せてというものをつくる。
そして、他のことは、他の人に任せてたらいい。もちろん、人が頼ってきたら、その部分は任される。得意分野をもった人たちとのつながりが、他分野の索引となり、今後、人脈を広げることが仕事の幅を広げるんだよ」というアドバイスをいただきました。
自分の1つの専門と専門をもった多くの人とのつながりが、豊かな仕事になるんだとおっしゃったことは、その時の自分にとても響き、今も大事にしていることです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
少しでも県庁で働くイメージを掴んでいただけましたでしょうか?
今後も様々な情報を発信していきます。次の記事もお楽しみに!