学部・学科:生命環境学部・森林科学科
取り組んでいたこと:大学では、森林植生学や木質生化学等、森林学から林産学にわたる幅広い分野を学びました。
卒業研究では、特用林産物の一つであるマツタケの人工栽培実現を目指し、菌糸の液体培養に取り組んでいました。
令和元年度~令和3年度:琵琶湖環境部森林保全課
→保安林の指定や損失補償に係る事務、林野火災予防の啓発、森林保険の普及業務等を担当していました。
令和4年度~:甲賀森林整備事務所(現所属)
滋賀県の森林は、琵琶湖の水を育む水源林であり、そこで育まれた水が滋賀県はもちろん、他府県の人々の暮らしも支えています。
そんな重要な役割を持った森林の管理に携わる仕事がしたいと思い、滋賀県庁に入庁しました。
また、大学で学んだことを生かして地元に貢献したいと考えたのも、滋賀県庁を志望した理由の一つです。
山地での災害発生の予防や、崩壊した場所を復旧するための工事の計画、設計および執行を主な業務として行っています。
計画・設計にあたっては、渓流のどの位置にどんな施設を配置するのが一番効果的か考えるために調査をしたり、工事として発注した後も、設計通りに施工できているか現場に確認に行ったりと、外に出ることが多い業務です。
また、工事は地域住民の皆さん、関係する機関の方々のご協力のもと行うものなので、事業説明等でお話しする機会も多く、地域の皆さんとの関わりが大きい業務でもあります。
色んな角度から森林づくりに携われることが林業職の面白さだと思います。
現在担当している、山地災害を予防するための工事や森林整備を行うことで県民の皆さんの暮らしを守る業務もあれば、県産材の活用を促進することで林業の成長産業化を図ったり、次世代の森林づくりの担い手育成を目指して「やまのこ」等の森林環境学習を推進したりする業務もあります。
いずれも県の半分を占める森林をよりよいものにして未来につなぐ仕事であり、やりがいを感じます。
大学で森林について学んできましたが、入庁後、業務を通してまた別の知識や視点を得たことで、森林を見たときに得られる情報が増えたと感じます。
これからまた色んな業務を経験して、さらにたくさんのことに気が付ける職員になりたいと思います。
「人との繋がりを大切に」です。
どんな業務も県民の皆さんや事業者の方々、市町の職員の皆さんとの関わりのもと成り立っており、一人ひとりと良い関係を築くことが業務の円滑な遂行につながると思います。
基本的なことですが、挨拶や相手の立場に立って話を聞くことを日々意識し、良い繋がりを作れるよう努めています。