学部・学科:工学部・都市社会工学科(大学院:社会工学専攻)
一般土木分野全般を学び、特に絶滅危惧植物「マメナシ」の繁殖方法に関する研究を行っていました。
また、学生時代はワンダーフォーゲル部に所属しており、登山を通じて老若男女問わず交流を深めていました。
平成28年度:湖北農業農村振興事務所田園振興課・・・ほ場整備・小水力発電施設設置の工事を担当
令和元年度:福島県相双農林事務所・・・東日本大震災の津波被害を受けたほ場での農業用水管の復旧工事を担当
令和2年度:大津・南部農業農村振興事務所田園振興課(現所属)・・・農業用水管の更新工事および設計業務を担当
幼少期に遊んでいた公園が高校時代になくなってしまい、寂しさを感じたことがきっかけで公園整備やまちづくりに興味を持つようになりました。
滋賀県庁への入庁を決めた理由は、発注者として、事業の計画や立案に携わりたいと考えたからです。
草津市一円の農業用水を供給している農業用水管の更新工事、設計業務を担当しています。
草津市一円は滋賀県内では最も都市化している地域での工事であることから、多岐にわたる関係機関との調整が必要です。
また、工事実施にあたっては、地域住民の皆様に理解していただけるよう騒音・振動対策を実施するなど、あらゆる部分に気を配ることが求められます。
自分が設計したものが形となっていく様子が見られるのが、総合土木職の面白い所だと思っています。
工事は数か月、数年かけて実施されるので、工事完了したときの達成感はひとしおです。
また、総合土木職には和気あいあいとしたカラーがあり、「チームで仕事をして、チームで課題に取り組み、チームで目標を達成できる」というのが良い所だと思います。
工事を担当していると、様々な要因で急に忙しくなる時期があります。
私が2年目の時に、工事の監督員業務だけでも大変だったのですが、もう1件急遽工事を発注する必要が出てきて短い期間で設計も進めることになりました。
時間的に余裕がなかったことから焦ってしまい、また周囲に相談せずに仕事を一人で抱え込んでしまったので、完全にキャパオーバーになってしまいました。
なんとか工事発注は間に合ったのですが、反省として余裕をもって広い視野で仕事をすること、周囲に相談しながら仕事を進めることの大切さを感じました。
ずっと工事を担当しており、工事を終わらせるのに集中して忘れがちなのですが、
「私たちの職種はおいしい農作物を作ってもらうための下支えとなる仕事」であるということを意識するように心がけています。