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職員メッセージ:農業

東近江農業農村振興事務所 坊山 麻衣(入庁5年目)

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学生時代やっていたこと

学部・学科:生物資源科学部・農林生産学科

動物生産学分野(畜産学)の研究室に所属し、肉牛の放牧肥育に関わる研究に取り組んでいました。

産官学連携の研究で、研究を通して県の職員の方と交流する機会が多くあり、日常の業務についてさまざまなお話を聞く中で公務員の技術職に関心を持つようになりました。

仕事の経歴

平成30年度甲賀農業農村振興事務所・・・甲賀地域の普及指導に従事。大学で学んだことを活かしながら、地域の畜産・耕畜連携の普及活動、麦・大豆の普及活動を中心に、畜産・作物分野の業務を担当しました。

令和4年度東近江農業農村振興事務所(現所属)・・・東近江地域の普及指導に従事。

滋賀県庁に入庁した理由

大学時代に取り組んだ産官学連携の研究を通して公務に技術職の採用区分があることを知り、関心を持つようになりました。

元々、人と関わる仕事がしたいという思いがあったので、学んだことを活かすことができ、かつ県民と直接関わる機会が多くある農業職に就きたいと思うようになりました。

滋賀県庁を選んだ理由は、大学時代に肉牛の飼料や肥育の研究に取り組んでおり、滋賀県なら日本三大和牛の一つである近江牛関連の仕事に携われるのではないかと考えたからです。

現在の仕事内容

作物の普及指導員として、地域の稲・麦・大豆の生産振興に関わっています。

具体的には、技術的支援の要請がある農家を訪問したり、ほ場を巡回して栽培管理のアドバイス行ったり、研修会を開催して栽培のポイントを助言したりと、農家と情報共有をしながら作物の収量や品質の向上、農業経営の改善などに向けて日々活動しています。

また次作の種となる大豆の採種も担当しており、雑草が多く生えていないか、病気が出ていないかなどをチェックするほ場審査を行ったり、地域の契約数量を確保するための最適な施肥体系について調査を行ったりしています。

職種ならではの面白さ

普及指導員は作物を相手にするのではなく、作物を栽培する農家を相手に仕事をするので、仕事を通して多くの人に出会えることが農業職ならではの面白さだと思います。

農家を何度も訪問するうちに頼られるようになり小さなことでも相談してくれるようになったり、日々の普及活動に対して農家から「ありがとう」の言葉をいただけたり、普及活動をすればするほど農家との距離が近くなっていることを実感でき、人との繋がりが広がっていくところが面白いと感じています。

今までに直面した壁

知識不足により農家からの質問に即答できなかったことです。

新採のときは1年目なので答えられなくて当たり前という雰囲気ですが、普及指導員の経験を積んでいくとそうはいきません。

知っているであろうと思って様々な質問をされます。現在もこの壁を乗り超えることはできていませんが、即答せずに調べて真摯に対応することを心掛けています。

仕事を通して大切にしていること

仕事を通して大切にしていることは、人とのコミュニケーションです。

普及指導員は、農家や関係機関など多くの人と関わる仕事です。

また、普及の仕事は一人で進めるのではなく、各分野の担当同士が協力し合って進める、チームワークが非常に重要とされる仕事です。

そのため、相手の立場に立って相手の考えを理解すること、相手の話をしっかり聞いた上で、より良い方向に物事が進んでいくよう提案したり、自分の意見を伝えること、これらを意識して積極的にコミュニケーションを図るよう心掛けています。

お問い合わせ
滋賀県人事委員会事務局 
電話番号:077-528-4454
FAX番号:077-528-4970
メールアドレス:[email protected]