滋賀県庁では、県外出身者、民間企業からの転職者などいろいろな経歴の職員が活躍しています!
今回は出身や経歴の異なる3名の職員の皆さんに多角的な視点から滋賀県や滋賀県庁の魅力についてお話しいただきました。
国際課 高木靜
滋賀県出身。 これまで10回の異動を経験しており、 ブラジルへの派遣研修経験もあり。
環境政策課 黒瀬恵太
大阪府出身。 経験者採用試験で、全国転勤のある民間企業から転職。
観光振興局 白石 結女
神奈川県出身の 新規採用職員。 大学卒業後、就職を機に 滋賀県に移住。
高木 まず、県外出身のお二人から滋賀県に対する印象についてお聞かせください。
黒瀬 大阪府出身で前職でも滋賀で仕事をした経験があります。茨木市から大津市まで通っていましたが、思った以上に近くてアクセスが便利なことに驚きました。今は草津市在住ですが、地方と都会のちょうどいいところを併せ持っていて、買い物も便利だし自然も豊かでとても住みやすいと感じています。
白石 鎌倉市の実家から東京の大学に通っていたのですが、私には東京は情報量が多すぎて、暮らすならもう少し落ち着いたところがいいなと思っていました。滋賀では、個人経営のお店が身近にあって、道の駅でも地元の人が作った商品が売られているのをよく目にします、私にとってはチェーン店が軒を連ねる都会よりそっちの方がワクワクすると言うか、若者も退屈しないのではないかと思います。
高木 お二人とも大都市から移ってこられたわけですが、ギャップを感じることはありませんか。
黒瀬 茨木市はマンションの多いベッドタウンなので、草津市と雰囲気が近く、思った以上に住みやすくてギャップは感じないですね。
白石 東京のような“ザ・都会”と比べると良い意味でギャップがあります。満員電車も東京は“乗車率200%”という感じだったので、憂うつな通学から開放されてホッとしています。あと、滋賀の暮らしは車がないと不便というイメージがあったのですが、電車の本数が多くて不便を感じたことはありません。
黒瀬 私も車は好きですが、今の住まいは車がなくても電車で不自由なく生活できるので車は持っていません。
高木 ゆったり、ゆっくり生活しているイメージで、交通も問題ない、住みやすいというイメージを持っていただいているようですね。私は生まれも育ちも滋賀ですが、県の姉妹州であるブラジルのリオ・グランデ・ド・スール州に職員海外長期派遣研修で1年4か月滞在した経験があります。大都会ですが住んでいる人はフレンドリーでよく助けてもらい、楽しく過ごしました。滋賀県でもお店とかに行くと、よくフレンドリーに話しかけてこられますよね?
白石 優しい方が多いと思います。
髙木 滋賀は自然が豊かで、自然を楽しめるところが多いうえ、都市部にもすぐ行けるのが魅力ですね。それと、子育て世代にとってのびのびと子育てできるのも特徴ではないかと思いますし、滋賀県では県内の全小学生を対象に、4年生では「やまのこ」という森林環境学習を、5年生では琵琶湖で学習船「うみのこ」による1泊2日の環境学習を実施するなど、小さい頃から環境について考える機会が多いですね。
白石 とてもいい取り組みですね。私も「うみのこ」に乗船したかったです。
黒瀬 環境に関する取組で言うと、滋賀県には「びわこの日」の清掃活動もありますよね。前職の時にも参加したことがあります。
高木 お二人は、滋賀県庁で仕事をしてどんなことを感じられましたか。
白石 初めは仕事の進め方もわからなかったのですが、ブラザー・シスター制度(※)があり、接しやすくて、いつも声をかけてくださるシスターがいるおかげで安心して仕事ができます。他の職員さんも「なんでも聞いてね」と声をかけてくださいます。また、いろいろな課の方とコンタクトを取りながら仕事を進める中で、滋賀県には大きな組織の中に助け合いの意識が根付いていることを知りました。
黒瀬 前職は転勤が多い仕事で、東京に転勤になったのですが、ゆくゆくは関西に戻りたいなと思っていました。公務員という仕事に興味があったので、東京の「ここ滋賀」で行われた説明会に参加して、そこで先輩職員のお話を聞いてみると、公務員は思った以上にいろいろな仕事ができるということを知り、試験を受けてみることにしました。今は入庁して4年目ですが、最初の3年は中小企業支援関連の仕事を、今は環境政策課で予算に関する仕事を行っています。今後もいろいろな仕事に取り組みたいです。
高木 私は民間企業の経験はありませんが、滋賀県庁ならいろいろな仕事ができると思い、入庁しました。最初の所属は監理課で、そこから健康対策課、美術館など、これまでに10回の異動を経験し、様々な分野の仕事をしてきました。異動の度に新鮮な気持ちになります。どこに行っても全職員が一つの目標に向かっているという意識は変わりません。協力し合いながら問題を一緒に解決していくという風土はどこの所属にも共通してあると思います。
※ブラザー・シスター制度:所属長が指名した職員が、1年間、日常の職務遂行や 職場生活などを通じて、職場の基本的な ルールや日常業務の進め方について、新規採用職員から気軽に相談を受け、アドバイスなどの支援を行うもの。