文字サイズ

先輩×後輩 対談 「ワークライフバランスについて語る」

職員が意欲をもって長く働きつづけるためには、仕事はもちろんですが、生活の充実も大切です。
今回は、県行政の第一線で活躍しながら、趣味等のライフワークにも熱心に取り組まれている3名に、自身の仕事と趣味等の両立・充実について語っていただきました。

職員紹介。清水主幹(琵琶湖保全再生課)、瀧田主事(健康福祉政策課)、廣瀬主事(商工政策課)

Q.現在の仕事
清水:みなさんそれぞれに仕事はもちろん、プライベートでも熱心に取り組まれていることがあるとのことですので、働きながらこんなこともできるということを紹介できればと思います。まずはみなさんの担当職務についてお話しください。

廣瀬:商工政策課でプロフェッショナル人材事業という、県内企業の攻めの経営を人材確保の面から支援する事業や、中華圏との経済交流等を担当しています。4月に配属されたばかりですが、幸せなことに先輩方に助けていただきなんとか業務を進めているところです。異動前の業務と全く違うので勉強の毎日ですが、新鮮な気持ちでやりがいを感じながら仕事をしています。

瀧田:健康福祉政策課で生活保護に関わる仕事をしています。市からの問合せ対応、国との連絡調整、生活保護業務に関わる市職員の研修等の業務を担当しています。入庁1年目で日々助けられての毎日ですが、5月に担当した研修があり、無事に成功できた時にはやりがいを感じました。

清水:私は、琵琶湖保全再生課で琵琶湖の保全再生のための仕事をしています。琵琶湖を守るための計画であるマザーレイク21計画や、この計画に基づくマザーレイクフォーラムに関する業務などを担当しています。琵琶湖が大きい分、責任の大きさも感じますが、滋賀ならではの業務に、大きなやりがいも感じながら楽しく仕事をしています。


Q.仕事以外のこと
清水:では、仕事以外にも取り組まれていることを紹介いただけますか。

廣瀬:私は3歳の頃から狂言を続けており、お稽古を月2回、能楽堂や神社での舞台に年2回程度出演しています。狂言というと敷居が高いとかつまらないというイメージがあるかもしれませんが、いわゆる「お笑い」です。また、日本の伝統芸能史にも興味があり、週1回、年休や時差出勤を使いながら、可能な範囲で大学の公開講座に出席しています。

瀧田:幼稚園の頃からサッカーを続けていて、今も県庁サッカー部と地元のサッカーチームに在籍しています。土日のどちらかはサッカーをしているようなサッカー漬けの週末です。県庁サッカー部は試合がある週は試合だけ、ない週は土曜夜に練習しており、県1部リーグ上位と自治体大会優勝を目指しています。

清水:私は5歳からスキーを始め、小学生の時に大会に出場して以来、ずっと競技を続けてきました。今も現役で滋賀県代表として国体に出場させてもらっています。私がやっているのはアルペンスキーという、旗門を通過して滑る速さを競うものです。冬は岐阜県の練習場に毎週通い、夏は自転車や登山で身体を動かすようにしています。
お二人は就職によって、時間的な制約が増えたのではないかと思いますが、趣味を続けようと思われた動機は何ですか?

瀧田:大学時代から社会人チームにも所属していましたが、30、40歳でもサッカーを楽しんでいる人を見て、自分もまだまだできる、これからも身体が動かなくなるくらいまでずっと続けたいなと思っていました。

廣瀬:狂言のお稽古場には小さい子から社会人まで様々な年代の方がおられ、働きながら続けるイメージができていたので、辞めようと考えたことはありませんでした。

清水:長く続けていると、新しい技術が身に付いたり、新たな発見があったりして楽しみが広がりますね。仕事への良い影響、相互作用もあるのではないでしょうか。

廣瀬:狂言は大きな声を出して良い姿勢を保つ必要がありますし、思ったより身体を動かすのでリフレッシュできます。また、伝統芸能という共通の趣味を通じて、庁内の様々な方と顔の見える関係を築くことができたのは思わぬ収穫でした。

瀧田:仕事だけを中心に考えるのではなく、休日の時間も大切にすることで、仕事により集中して頑張れたり、仕事を頑張るために、休日の時間を無駄にしないようにと思って全力で楽しむことができます。また、私もサッカー部の先輩職員など、教えてもらえる人が所属以外にもたくさんいるというのは大きなメリットです。

清水:私も仕事と生活のメリハリをつけるようにしているので、それが結果的に仕事も効率的に集中してやろうという意識に繋がっていると思います。昔はすごく残業が多い時代もありましたが、今は働き方改革が進んで、いかに時間内に集中して終わらせるかが問われているので、その部分は役に立っているなと思います。
また、人との交流という面でも、県庁職員はもちろん、県庁以外の方とも交流が持てることは財産だと思います。自分の視野が広がったり、自らの仕事を客観的に見つめられるようにもなりますね。


Q.今後の目標
清水:それでは、最後に今後の目標についてお話しいただけますか。

廣瀬:今の仕事は決まりきった仕事というよりは、新しい仕事が生まれて、考えながら進めていくことが多いので、まずは、先輩方に相談しながら自分で的確に段取りを立てられるようになりたいですね。そして、ゆくゆくは周りの方に頼りにしていただけるような力をつけたいです。
狂言は、「脱・自己満足」がテーマです。自分がやって気持ちよくなるだけではなく、お客さんにもっと楽しんでいただける舞台にするために、広く学び、お稽古に励んでいきたいと考えています。

清水:見る人の視点に立つというのは、もはや趣味の範囲を超えているような気もしますけど(笑)

瀧田:プロですね(笑)私も早く1人前になって、他の方の役に立てるように自律的に仕事ができるようになりたいと思います。サッカーの方は、サッカー部を通して滋賀県庁という名前をもっと広めていきたいです。まだまだ自分もうまくなってサッカー部に貢献していきたいですね。

清水:私も、スキーは生涯スポーツで、世界マスターズには90歳を過ぎて現役の人もいるくらいなので、生涯現役で続けていきたいと思います。仕事の方も琵琶湖の環境や地域社会のために、自分の勤めを全力で頑張っていきたいです。
こうやって仕事の話だけじゃなくて趣味の話もできると自分の幅が広がります。これからもワークライフバランスを大事にして充実した人生を送りたいですね。

お問い合わせ
滋賀県人事委員会事務局 
電話番号:077-528-4454
FAX番号:077-528-4970
メールアドレス:[email protected]