昭和18年、国民学校(小学校)2年生だった上野さんが書いた絵日記(彦根市 上野欽一さん提供)
「8月3日火曜日晴れ」
ぼくは今朝勉強をすましてから、隣組、川本長次郎さんが徴用令で神戸へ行っていらっしゃるので、慰問のお手紙をかきました。
そうして、弘一さんと粘土で戦車、飛行機を作ったことや毎日元気で勉強もしたり遊んだりしていることも、いろいろかきました。
(※本文を読みやすいように一部改めて表記)
「8月25日木曜日晴れ」
このごろ、防空演習の訓練を町内でしていらっしゃいます。病院前で水をかける稽古もしなさるので、ぼくは見に行きました。どこのおばさんも上手にしなさいました。ぼくは急いで家へ帰ってお母さん、どこのおばさんもお上手にしなさいましたから、お母さんがんばりなさい…
(※本文を読みやすいように一部改めて表記)