-戦時下の生活-
林義光さん(昭和11年生まれ 守山市)
林さんは、終戦の年は9歳。
お父さんが、鉄かぶとをかぶって軍事訓練にいくようすを覚えています。
「ほとんど毎日やったかな。ゲートル巻いて、鉄かぶとかぶって『何でこんなもんやらんならんねぇ』とぶつぶつ言いながら行ってましたね。」
お父さんは、住職と教職を兼職。
お寺にあった金属製の道具や釣鐘もすべて金属供出したといいます。
供出した釣鐘などの代わりに届いたのが、今でもお寺で保管している花立て。
お父さんは、終戦の前から「こんな戦争あかん、負ける」と日本の敗戦を予感していたそうです。