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更新日:2026年11月2日
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湖南市の茶釜川で指針値(50ng/L)を超える 「PFOS及びPFOA」が検出されたことについて
令和8年6月24日に県が実施した、湖南市の茶釜川および茶釜川下流に位置する祖父川、日野川の計4地点での水質調査の結果、茶釜川の調査地点において、「PFOS及びPFOA」の値が、国の定める指針値注1を超えて検出されました。本県において、県、市・町および国による調査の結果、指針値を超過した事例は、今回が初めてです。
これを受けて、県では、汚染範囲の把握や原因の特定に向けて、超過した地点の上下流の河川の水質調査を実施するととともに、超過地点の上流に位置する工場等に対して、PFOSとPFOAの使用履歴等についての調査を進めています。
なお、当該河川周辺の上水道は、河川から取水していないことを確認しており、また、水道水の「PFOS及びPFOA」の値は水道水質基準注2(50ng/L注3)を下回っていることから、水道水は安全に飲用いただけます。
注1)指針値とは、環境省が「水質汚濁に係る健康の保護に関する環境基準等」のうち、「要監視項目」として、公共用水域等の監視強化の観点から、目安となる値として定めたもの。
注2)水道水質基準とは、環境省が水道法に基づき、省令で定めた水道の水質基準。
注3)50ng/Lとは、国が「PFOS及びPFOA」が含まれた水を体重50kgの人が一生涯にわたって、毎日2L飲用しても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられるレベルとして設定した値。
1.河川の水質調査結果等
(1)調査の背景
本調査は、令和8年6月15日に資料提供された、地域住民等による「竜王町と湖南市の河川水PFAS調査結果」を踏まえ、県が当該河川の状況を把握するために実施したもの。
(2)県による水質調査結果
(1)令和8年6月24日実施
| 調査地点 | PFOS及びPFOA(ng/L) |
|---|---|
| 1_茶釜川荒太橋 | 59 |
| 2_祖父川山中橋 | 44 |
| 3_祖父川日野川合流前 | 21 |
| 4_日野川野村橋(環境基準点) | 15 |
【参考】「4_日野川野村橋」におけるこれまでの県による調査結果:11~15ng/L(令和3年~4年)
調査地点:

(2)令和8年7月15日実施
| 調査地点 | PFOS及びPFOA(ng/L) |
|---|---|
| 1_茶釜川茶釜川橋 | 270 |
| 2_茶釜川水戸内橋 | 250 |
| 3_茶釜川大砂後橋 | 210 |
| 4_茶釜川高松橋 | 100 |
| 5_茶釜川一の瀬大橋 | 100 |
| 6_茶釜川荒太橋 | 120(6月24日59ng/L) |
| 7_祖父川(茶釜川合流後) | 73 |
| 8_祖父川(茶釜川合流前) | 28 |
| 9_長谷川(祖父川合流前) | 41 |
- 9地点の調査結果のうち、最上流の茶釜川橋において、最も高い値が検出されました。
- 茶釜川橋の下流では、数値がやや低下していますが、指針値を超えて検出されました。
調査地点:(地理院タイルを加工して作成)

(3)令和8年9月10日実施
| 調査地点 | PFOS及びPFOA(ng/L) |
|---|---|
| 1_茶釜川焼尾橋_上流地点 | 62 |
| 2_茶釜川山脇橋 | 39 |
| 3_茶釜川茶釜川橋 | 200(7月15日270ng/L) |
| 4_茶釜川荒太橋 |
87(6月24日59ng/L、7月15日120ng/L) |
- 調査を実施した4地点のうち、3地点で指針値を超えた検出があり、茶釜川橋において、最も高い値が検出されました。なお、茶釜川橋より上流の山脇橋では、指針値を下回っていました。
- 茶釜川の最上流部(焼尾橋の上流地点)において、指針値を超えて検出されました。
調査地点:(地理院タイルを加工して作成)

(4)周辺住民の健康影響等について
- 茶釜川周辺地域の上水道は、琵琶湖を水源としており、茶釜川および下流の祖父川・日野川から取水していません。また、水道水の「PFOS及びPFOA」の値は水道水質基準を下回っています。
- 茶釜川荒太橋付近の河川水は、近隣の農地で水稲や野菜の栽培に利用されていますが、健康上の問題はありません。注4
注4)農林水産省が河川水から指針値を大幅に超えた「PFOS及びPFOA」が検出された地域(他都道府県)で生産された水稲や野菜の含有量を調査した結果、定量下限値未満であり、健康への懸念が生じる水準ではないとの見解が示されています。
2.茶釜川周辺の工場・事業場への調査の対応状況
(1)アンケートおよびヒアリング調査の結果
- 令和8年7月2日から8月7日までの間に、茶釜川周辺の工場・事業場(61社)に対してPFOSやPFOA(以下、「PFOS等」という)の使用履歴等に関するアンケート調査を実施し、57社から回答を得ています。
- また、9月から、アンケート調査の結果等を踏まえて、より詳細な状況を把握するために茶釜川周辺の工場・事業場に立ち入りし、ヒアリングおよび敷地内の確認を実施しています。【現時点までに53社に対して調査を実施。】
- これらの結果、PFOS等の多量の使用履歴やPFOS等含有泡消火薬剤の使用・漏えいの履歴はありません。
- なお、ヒアリングを行ったすべての工場・事業場に対し、PFOS等に関する注意啓発を行い、自主管理の更なる徹底を指導するとともに、PFOS等含有泡消火薬剤の保管がある工場・事業場に対しては代替検討の要請をしています。
表:アンケートおよびヒアリングにより把握したPFOS等の使用履歴等に関する情報
| 履歴有りの事業場数 | ヒアリング内容等 | |
| PFOS等製造・使用(製造工程)履歴 | 1事業場 |
同事業場における過去のPFOS等の取扱量は1g/年未満 また、廃液が生じない工程での使用であり、環境中への排出なし |
|
PFOS等含有泡消火薬剤の保管履歴 |
6事業場 | すべての事業場で、使用や漏えいの履歴はない |
(2)事業者における自主的な対応
- 上記(1)の県による調査を踏まえて、工場・事業場の排出水を自主的に測定された事業者から、県が公表した茶釜川での水質調査結果の値を超えて「PFOS及びPFOA」が検出注5されたとの報告がありました。
- 当該事業者では、これまでにPFOS等の製造・使用やPFOS等含有泡消火薬剤の保有の履歴がなく、現時点で検出原因は不明です。
- 現在、当該事業者は、自主的に排出水中の「PFOS及びPFOA」の濃度低減のための応急対策を行っています。また、同者は排出水における恒久的な対策の検討のため、排水中にPFOS等が含まれる原因の究明を進めています。
注5)工場・事業場から河川へ排出する水に対して、法令に基づく「PFOS及びPFOA」の規制や基準値は定められていない。
3.今後の県の対応状況
- 排出水において「PFOS及びPFOA」が検出された事業者における自主的な対応に関して、必要な指導または助言を行います。
- 茶釜川における「PFOS及びPFOA」の検出のその他の汚染原因の有無の把握のため、茶釜川周辺の工場・事業場への調査および注意啓発・自主管理の徹底の指導について、引き続き実施します。
- 焼尾橋の上流地点において指針値を超える値が検出されたことから、同地点よりも上流の事業場等を管理している湖南市とともに原因特定に向けた調査を行います。
- 茶釜川での「PFOS及びPFOA」の検出状況等を今後も確認するため、茶釜川およびその下流において定期的な水質調査の実施を検討します。
経過
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FAX番号:077-528-4847
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工場・事業場の対応について
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上水道について
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農作物について
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