世界保健機構(WHO)は、リハビリテーションは能力低下の改善だけでなく、高齢者や障害者の社会統合を目指すものと定義している。滋賀県立リハビリテーションセンターでは高齢者、障害児・者のインクルーシブをめざし「地域包括ケアシステム」「共生社会」の構築実現に向け、各関係機関と連携しながら事業をすすめているところである。教育現場においても、障害のある児童生徒が十分な教育を受けられる環境作りが進められており、文部科学省は特別支援教育の充実を図るため、インクルーシブ教育システム推進事業で外部専門家との連携、活用を促進している。
本事業により地域の特別支援教育の担当教諭等と障害特性などに応じた教育場面での課題を共有し、学校生活の質の向上、医療機関との連携や他機関と協働促進、子どもたちの支援ネットワークの形成や参加の機会の向上を計ることを目的とする。
滋賀県立リハビリテーションセンター
滋賀県内小中学校の特別支援学級の担当教諭および特別支援教育コーディネーター
年度毎に定める期間内
訪問費用等は、滋賀県立リハビリテーションセンターが負担する。
環境改善・備品の改良等に必要な費用や消耗品などの実費は学校及び個人負担、医療機関からの情報提供に伴う費用などは個人負担とする。
滋賀県教育委員会特別支援教育課、市町教育委員会