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更新日:2026年5月1日
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北陸新幹線敦賀以西ルートに対する考え方(令和8年4月8日)
1.北陸新幹線に対する考え方
北陸新幹線は日本海側における国土軸の形成や地域分散型の国づくりを進めるうえで不可欠な国家的インフラであり、災害時には東海道新幹線の代替機能を担うなど、我が国の国土強靱化にも資する重要な役割を有しています。
また、金沢開業および敦賀開業に見られるように、沿線地域においては観光交流の拡大や企業立地の促進など、地域経済の発展に大きく貢献しています。
こうした観点から、北陸新幹線は我が国の将来を見据えた重要な国家プロジェクトであり、その効果を最大限に発揮するためには、大阪までの早期全線開業が不可欠です。

出典:国土交通省・鉄道運輸機構 北陸新幹線の整備に係る取組について(R7.3)
2.敦賀以西ルートに対する基本的な立場
滋賀県としては、平成25年4月に関西広域連合において決定された方針を踏まえ、米原ルートを推進していた経緯がありますが、平成28年12月に与党整備新幹線建設促進プロジェクトチームにおいて小浜・京都ルートが決定された以降は、本ルートを推し進めることが、早期着工・早期開業の実現性が最も高いことなどから、小浜・京都ルートを支持していています。
一方、本県を通過する米原ルートおよび湖西ルートについては、本県にとっても課題や懸念があることから、本県としてこれらのルートを求めても、望んでもいません。

3.小浜・京都ルートの優位性
- (1)早期着工・早期開業の面
環境影響評価等の調査がすでに進められており、他のルートに比べ早期の着工・開業につながる可能性が高いと考えられます。 - (2)ルート決定経緯の面
整備計画において「小浜市附近」を経由地とすることとされていることに加え、平成28年12月に小浜・京都ルートに決定されるまでにも、数年をかけて速達性や利便性等について議論されてきています。 - (3)リダンダンシーの確保などの国土強靭化の面
東海道新幹線とは別線となり、激甚災害に備えたリダンダンシーの確保が可能です。 - (4)利便性の面
乗換がなく、利用者の利便性の面で優れています。
4.米原ルート・湖西ルートの課題・懸念
- (1)本県にとって多額の財政負担が生じる可能性があります。
- (2)具体的なルートや整備内容が明確に示されておらず、本県における受益の程度や環境や暮らしへの影響が明らかではありません。
- (3)北陸本線および湖西線が並行在来線として経営分離される可能性が高く、新たな運営主体に対する支援など、地域交通に大きな影響が生じます。
- (4)湖西ルート(在来線活用)では、在来線施設の大規模な改修工事により長期運休が生じることとなり、その結果、地域住民および来訪者等の利便性が著しく損なわれることになります。
(Q)かつて滋賀県が米原ルートを支持していた理由と、小浜・京都ルート支持に転換した理由は。
(A)
小浜・京都ルートが正式決定されるまでは、関西広域連合において、費用対効果や開業までの期間などを総合的に判断すると米原ルートが最も優位であるとし、その建設費負担や並行在来線の経営分離にかかる課題は、関西全体で解決を図るとの方針を取り決めていたことから、滋賀県も構成団体の一員として「米原ルート」の実現を目指していました。
しかしながら、平成28年12月に与党プロジェクトチームが小浜・京都ルートが適切と決定され、環境影響評価等の調査がすでに進められている現状においては、本県としては、敦賀以西の区間の早期着工ひいては北陸新幹線全線の早期開業を強く望む立場から小浜・京都ルートを支持しています。
【参考:米原ルートを支持していた当時の主張】
- 北陸新幹線敦賀以西ルートに対する考え方
(平成27年12月11日 第7回与党 北陸新幹線敦賀・大阪間整備検討委員会) - 北陸新幹線敦賀以西ルートに対する考え方
(平成28年12月5日 第21回与党 北陸新幹線敦賀・大阪間整備検討委員会)