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更新日:2026年1月14日
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がん登録(全国がん登録・地域がん登録)
地域がん登録は、どのくらいの人が「がん」と診断されたか(罹患数)、どのくらいの人が「がん」で亡くなったか(死亡数)、「がん」と診断された人がその後どのくらいの割合で生存しているか(生存率)を調べて、実態を把握し、「がん予防」や「がん対策」に役立てることを目標にしています。
「がん登録等の推進に関する法律」に基づき、平成28年1月から全国がん登録が始まりました。これまでの地域がん登録は、医療機関からの任意の届出によるものでしたが、全国がん登録では、すべての病院と指定診療所に届出が義務付けられました。届出漏れがなくなり、より正確にがん罹患の状況を把握できるようになります。
地域がん登録および全国がん登録の情報源は、医療機関からの届出情報です。 医療機関で診断および初回治療が実施された後(実際の診断から6ヶ月~1年後)に届出があります。その後、届出情報を分類してシステムに登録し、集計作業を行います。したがって、年毎の罹患数や死亡数の集計は、診断からおよそ3年後になります。
がん登録について

届出件数とは、医療機関からの届出票を受け付けた日を基準に集計しています。(2014年8月に診断されたがんの届出票を2015年1月に受け付けた場合は2015年に集計します。)
がん罹患数とは、新たに診断されたがんの数です。診断された日を基準に集計しています。(同じ人が、異なる部位に別々のがんを診断された時は「2」と数えます。)DCO (Death Certificate Only)とは、医療機関からの届出がなく、死亡情報のみで登録されたものの割合です。
この値が低いほど、登録情報の精度が高いことになります。
2007年のがん対策基本法制定やがん対策推進基本計画の策定を受けて「滋賀県がん対策推進計画」が策定され、がん診療連携拠点病院・がん診療連携支援病院の指定が進みました。2008年以降の地域がん登録への届出件数は著しく増加し、医療機関からの届出漏れが非常に少なくなり、信頼性の高い情報を提供できるようになりました。
がん登録の統計
滋賀県のがん統計と全国集計の比較
滋賀県のがん死亡率は、全国で低いほうです。
「がん対策推進基本計画」の目標の1つである「がんによる死亡者の減少」を評価するために「75歳未満年齢調整死亡率」を用いています。年齢調整率を用いることで高齢化の影響を除去し、75歳以上の死亡を除くことで壮年期死亡の減少を高い精度で評価するという理由に基づいています。
近年の「75歳未満年齢調整死亡率(男女計)(全がん)」が低い県は、以下のとおりです。
- 2010年 長野県、滋賀県、福井県、沖縄県、三重県
- 2011年 長野県、岡山県、香川県、福井県、滋賀県
- 2012年 長野県、滋賀県、福井県、徳島県、三重県
- 2013年 長野県、滋賀県、福井県、熊本県、山梨県
- 2014年 長野県、三重県、滋賀県、福井県、宮崎県
- 2015年 長野県、滋賀県、大分県、福井県、山形県
- 2016年 長野県、山梨県、富山県、三重県、岡山県、群馬県、滋賀県
- 2017年 滋賀県、長野県、福井県、香川県、三重県
- 2018年 長野県、三重県、滋賀県、奈良県、富山県
- 2019年 長野県、滋賀県、福井県、奈良県、三重県
- 2020年 長野県、山梨県、福井県、滋賀県、大分県
- 2021年 長野県、滋賀県、石川県、大分県、京都府
- 2022年 長野県、滋賀県、山梨県、岡山県、三重県
- 2023年 長野県、滋賀県、福井県、山梨県、奈良県
都道府県別75歳未満年齢調整死亡率
都道府県別75歳未満年齢調整死亡率(国立がん研究センターがん情報サービス)
罹患率および死亡率の推移
※比較対象と人口構成が異なると、解釈が困難になります。(例えば、がん罹患率が高い高齢者の人口が多いほど、粗罹患率は大きくなります。)そこで、男女別に、異なる人口構成を調整した年齢調整罹患率および年齢調整死亡率を算出して比較しています。
年齢調整罹患率(人口10万人対)と年齢調整死亡率(人口10万人対)の推移(上皮内がんを除く) <2001~2021>
※人口10万人に対して、何人が「がん」と診断され、何人が「がん」で死亡したかを示しています。

主な原発部位別年齢調整罹患率(人口10万人対)と年齢調整死亡率(人口10万人対)の推移<2001~2021>
原発部位別年齢調整罹患率(人口10万対)(上皮内がんを除く)(2018年~2021年)
男性では「大腸がん」「前立腺がん」「肺がん」、女性では「乳がん」「大腸がん」「子宮がん」が多い。

注)2016年から全国がん登録集計
年齢階層別罹患数(上皮内がんを含む)(2009年~2021年累計)
がんの罹患が高齢者に非常に多いことは、本県の地域がん登録からも顕著です。男女ともに60歳以上で急増します。男性では70歳代がピークです。20歳代から50歳代では女性のほうが罹患数が多くなっています。乳がんや子宮がんの罹患によるものと考えられます。

部位別市町別標準化罹患比(2016年~2021年)
- 胃がん(男性)(PDF:193KB)
- 胃がん(女性)(PDF:193KB)
- 大腸がん(男性)(PDF:215KB)
- 大腸がん(女性)(PDF:194KB)
- 肺がん(男性)(PDF:194KB)
- 肺がん(女性)(PDF:193KB)
- 乳がん(女性)(PDF:193KB)
- 子宮頚がん(女性)(PDF:195KB)
がんの発見経緯
がん登録では「がん」と診断されるまでの経緯(きっかけ)も登録しています。
がん検診や健康診断・人間ドックをきっかけに「がん」と診断された割合は、原発部位によって大きく異なります。
〔がんの発見経緯(2009年~2015年地域がん登録)〕



〔がんの発見経緯(2016年~2021年全国がん登録)〕

- 大津市(PDF:92KB)
- 彦根市(PDF:81KB)
- 長浜市(PDF:82KB)
- 近江八幡市(PDF:84KB)
- 草津市(PDF:182KB)
- 守山市(PDF:88KB)
- 栗東市(PDF:185KB)
- 甲賀市(PDF:84KB)
- 野洲市(PDF:84KB)
- 湖南市(PDF:78KB)
- 高島市(PDF:80KB)
- 東近江市(PDF:81KB)
- 米原市(PDF:81KB)
- 日野町(PDF:79KB)
- 竜王町(PDF:183KB)
- 愛荘町(PDF:83KB)
- 豊郷町(PDF:175KB)
- 甲良町(PDF:172KB)
- 多賀町(PDF:81KB)
〔がんの発見経緯(2021年全国がん登録 全国との比較)〕

〔がんの発見経緯(2021年全国がん登録 滋賀県と各市町比較 75歳未満)〕

がんの発見経緯と病巣の拡がり(2021年)
がんの発見経緯と病巣の拡がりの関係をみると、がん検診や健康診断・人間ドックで診断された場合にはリンパ節や他の臓器に転移しているものの割合が低く、自覚症状があって医療機関を受診して診断された場合は所属リンパ節や他の臓器に転移しているものの割合が多いことがわかります。
がん検診や健康診断・人間ドックを受けることで、がん病巣が拡がらないうちに見つけることができます。
がん登録では、がん病巣の拡がりを5段階に分類しています。
上皮内:がんが上皮内または粘膜固有そうにとどまっている
限局:がんが発生した臓器内に限局している
領域リンパ節転移:がんが発生した臓器のまわりのリンパ節に転移している
隣接臓器浸潤:がんがまわりの臓器に直接拡がっている
遠隔転移:がんが発生した臓器とは離れた臓器やリンパ節に転移している

〔がんの発見経緯と病巣の拡がり(2021年全国がん登録 全国との比較)〕

〔がんの発見経緯と病巣の拡がり(2021年全国がん登録 滋賀県と各市町比較 75歳未満)〕

5年生存率
純生存率
ある「がん」と診断された場合に治療でどのくらい生命を救えるかを示す指標の一つで、異なる集団や時点など比較するために用いられます。対象疾患以外の死亡がなかったと仮定したら実現したであろう生存率。がんの相対生存率の算出における、がん死亡リスクを非がん死亡リスクの独立性の仮定の問題を解決する方法として考案され、他死因死亡のより適切な補正方法として用いられるようになっています。
生存率の経年変化は、治療方法や、早期診断割合、医療アクセスの変化など多くの要因に影響されます。がん生存率の変化を適切に解釈するには、がん登録情報を基盤として他の関連データも併せた総合的な分析が必要です。(国立がん研究センターがん情報サービスより)
生存率は、算定する対象となるデータの精度によって数値が変動します。
このため、生存率の公表にあたっては、一定の精度を充たすことが必要です。また、単年のデータではデータの偏りが生じる可能性が高いので、3年分をまとめて計算しています。
主な部位別の5年純生存率(全国集計との比較)
滋賀県の5年純生存率は、全体では全国集計と大きな差はありませんが、大腸がんで男女とも全国より高くなっています。
全がんで男女を比較すると女性のほうが生存率が高いです。理由として乳がんや子宮頸部がんなど、予後のよい部位の罹患が多いことが考えらます。

全国がん罹患モニタリング集計2012-2015生存率報告書(令和7年11月)
各都道府県が地域に居住する「がん」と診断された患者の情報を収集・整理したデータです。
滋賀県がん標準集計
罹患数、年齢階級別罹患数、発見経緯、そして臨床進行度分布等の集計表です。<2006年~2021年>
2016年から全国がん登録の集計です。
- 表1-A罹患数、罹患割合(%)、粗罹患率、年齢調整罹患率、累積罹患率(人口10万対);部位別、性別、上皮内がんを除く(XLSX:160KB)
- 表1-B 罹患数、罹患割合(%)、粗罹患率、年齢調整罹患率、累積罹患率(人口10万対);部位別、性別、上皮内がんを含む(XLSX:109KB)
- 表2-A 年齢階級別罹患数;部位別、性別、上皮内がんを除く(XLSX:158KB)
- 表2-B 年齢階級別罹患数;部位別、性別、上皮内がんを含む(XLSX:91KB)
- 表3-A 年齢調整罹患率(人口10万対);部位別、性別、上皮内がんを除く(XLSX:238KB)
- 表3-B 年齢調整罹患率(人口10万対);部位別、性別、上皮内がんを含む(XLSX:132KB)
- 表4-A 発見経緯(%);部位別、上皮内がんを除く、国内DCOを除く届出患者男女計(XLSX:92KB)
- 表4-B 発見経緯(%);部位別、上皮内がんを含む、国内DCOを除く届出患者男女計(XLSX:81KB)
- 表5-A 臨床進行度分布(%);部位別、上皮内がんを除く、国内DCO、777:該当せずを除く届出患者男女計(XLSX:98KB)
- 表5-B 臨床進行度分布(%);部位別、上皮内がんを含む、国内DCO、777:該当せずを除く届出患者男女計(XLSX:75KB)
- 表6-A 受療割合(%);部位別,、上皮内がんを除く、国内DCOを除く届出患者男女計(XLSX:100KB)
- 表6-B 受療割合(%);部位別*1、上皮内がんを含む、国内DCOを除く届出患者男女計(XLSX:72KB)
- 表7-A 切除内容(%);部位別、上皮内がんを除く、国内DCOを除く届出患者男女計(XLSX:85KB)
- 表7-B 切除内容(%);部位別、上皮内がんを含む、国内DCOを除く届出患者男女計(XLSX:69KB)
- 表8-A 精度指標;部位別、性別、上皮内がんを除く(XLSX:142KB)
- 表8-B 精度指標;部位別、性別上皮内がんを含む(XLSX:99KB)
- 表9 死亡数、死亡割合(%)、粗死亡率、年齢調整死亡率、累積死亡率(人口10万対);部位別、性別(XLSX:155KB)
- 表10 年齢階級別死亡数;部位別、性別(XLSX:152KB)
- 表11 年齢階級別死亡率(人口10万対);部位別、性別(XLSX:202KB)
- 付表1 がん罹患数及び罹患率;詳細部位別、性別(XLSX:462KB)
- 付表2 がん死亡数及び死亡率;詳細部位別、性別(XLSX:305KB)
- 付表62A(4A)、42A(5A)医療圏市町別罹患数(上皮内がん除く)(XLSX:139KB)
- 付表62B(4B)、42B(5B) 医療圏市町別罹患数(上皮内がんを含む)(XLSX:92KB)
お問い合わせ先
滋賀県立総合病院医療情報室(がん登録担当)
TEL:0570-00-5031(ナビダイヤル)/077-582-5031(代表)