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免疫内科

スタッフ

免疫内科 科長

鬼澤 秀夫

医長

土井 啓史

専門医認定

日本内科学会 認定内科医

日本リウマチ学会 認定専門医・指導医

専攻医

岡部 康教

専門医認定

緩和ケア研修会修了

専攻医

古田 泰弘

ほか非常勤医師3名

免疫内科について

免疫内科は当初、第四内科として平成15年4月、京都大学医学部附属病院免疫・膠原病内科の支援の下、一名の非常勤医師で週1回の外来診療を開始しました。(「臨床免疫科」を経て、平成21年度からは「免疫内科」となりました。)

滋賀県における患者数の増加に応じるため、京都大学附属病院免疫・膠原病内科より二名次いで三名の非常勤医師を派遣していただき、現在週5回(月曜日~金曜日)の外来を開催しています。

診療方針

免疫内科における診療対象疾患は、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎・多発性筋炎、血管炎症候群、シェーグレン症候群、ベーチェット病、成人スティル病、抗リン脂質抗体症候群などのリウマチ・膠原病全般です。

これらの疾患は免疫異常を発症の基盤としています。皮膚、神経、関節、肺、腎、消化管など多くの臓器が傷害される可能性のある全身性疾患です。当科では各々の専門科と連携しながら患者さん一人一人のもつ免疫異常や障害臓器を的確に捉え迅速に診断し、適切な治療を行えるように心がけています。

特色ある検査・治療法・医療設備

1.当科では京都大学医学部附属病院免疫・膠原病内科と連携し、患者さんの同意を得て、研究室レベルで血清中の疾患特異的自己抗体の検出を行い、診断および病態把握に役立てています。特に多発性筋炎・皮膚筋炎では間質性肺炎の合併や治療抵抗性に関して自己抗体で病型分類し、治療方針の参考としています。

2.近年の治療薬開発の進歩により関節リウマチにおいては様々な生物学製剤が臨床応用されています。
当科ではTNF阻害療法としてレミケード(インフリキシマブ)を初めとする抗TNFモノクローナル抗体4種類、可溶性TNF受容体-Fc融合蛋白エンブレル(エタネルセプト)を、加えてIL-6阻害療法として抗IL-6レセプターモノクローナル抗体アクテムラ(トシリズマブ)、リンパ球共刺激因子阻害薬としてオレンシア(アバタセプト)を用いた治療を行っており、良好な治療成績をおさめています。
更に2014年度からは分子標的小分子薬であるJAK阻害薬(ゼルヤンツ)を導入しており、リウマチの病勢に関わる様々なシグナル伝達経路を抑制することにより、更に良好な疾患コントロールを目指しています。

外来担当医表

外来担当医表をご覧ください。