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滋賀県立総合病院の看護理念に基づき、専門職として質の高い看護サービスを提供できる看護師を育成するため、クリニカルラダーを活用したきめ細かな研修を実施しています。
以下のような研修プログラムが用意されています。
4月に新人看護師の皆さんを迎え、新人看護師合同研修が始まりました。
新人看護師合同研修では毎月研修を実施し、1年間かけてサポートしていきます。
みんなと励まし合いながらがんばっていきましょう!
令和7年度4月入職28人(新人:22人既卒:6人)
ベットから車椅子へ、車椅子からトイレへといった日常的な移乗動作を患者さんにとって安全で安楽に行うための研修です。
この研修では介助の基本原則である「ボディーメカニクス(身体の力学)」に基づいた正しい姿勢や体重移動の方法を学び、実際ペアになって実技演習を行いました。
入職して初めての緊急時対応研修で、新人さんたちは緊張した面持ちで参加していました。この研修では、急変の兆候をいち早く察知するためのポイントや心肺蘇生法、AEDの使用方法について、座学だけでなく実技を通して実践的に学びました!
初めは戸惑っていた新人さん達でしたが、訓練を重ねるうちに連携の重要性を理解し、互いに声を掛け合いながら冷静かつ迅速に対応するスキルを身に付けていきました!
輸液や注射は患者さんの治療において重要な医療行為です。先輩看護師の指導のもと新人さんたちは1つひとつの手技を真剣な表情で確認し、技術を習得しました!
特殊なローションを手に塗り、普段通りに手を洗ったあと、洗い残し部分がブルーライト(ブラックライト)で光って見える「グリッターバグ」を使用しました。
視覚的に自分の洗い残しが確認できるため普段の洗い方の癖や特に洗い残しやすい指の間や爪の周り、親指の付け根などポイントを具体的に把握することができました!
患者さんが安心して療養できる病室の環境と接遇について、シミュレーション研修を通して考えました。
清潔で安全な環境を維持するだけでなく、患者の視点に立ち、過ごしやすい空間を作ることも看護の一部であると学びました。
グループワークを通して、他の人の意見を聞くことで、自分では気付かなかった視点を得ることができました。
意見を出し合い、協力しながら課題に取り組むことで、チーム医療におけるコミュニケーションの重要性を再認識しました。
急変時対応の演習を行い、患者に必要な処置を迅速かつ的確に行うための技術と対応の重要性を学ぶことができました。特に、心臓マッサージの中断時間を最小限にし、循環が途切れないように継続することが、救命率の向上につながることを改めて理解しました。
シミュレーションで多重課題時の対応について考えました。グループメンバーとともに優先順位の付け方、先輩への報告や相談方法について意見を出し合うことができました。また、事例検討の研修では、情報を整理し看護診断を立案する演習を行いました。
新規採用の看護師は、人工呼吸器管理の基礎編を受講し、その後、シミュレータで演習をして安全な看護が提供できるようにしています。
さらに実践編・実技試験を受け、合格すれば「人工呼吸器管理」の院内認定として認定されます。
研修を通じて、仲間と助け合いながら目標を達成するプロセスの大切さや面白さを学ぶことができました。今後も互いの強みを活かし、そして励まし合い、仲間とともに2年目に向けて頑張っていきたいです。
人工呼吸器認定コースは、人工呼吸器の知識・技術を学び、安全な呼吸器管理が実践できることを
目的に呼吸器を装着している患者の看護を実践できる力を養う研修です。
人工呼吸器の仕組みや操作方法について理解を深め、患者体験を通じて患者さんの不安や苦痛に
向き合えたことも貴重な体験になります。また人工呼吸器管理中の異常(アラーム)対応について学び、原因と対処行動についても学びます。
この研修では、特定の健康問題や患者さんの心理状態に関連する具体的な「中範囲理論」を取り上げ、実際の臨床事例と結びつけながらディスカッションを行いました。中範囲理論の内容は少し難しく、受講生からは「え~、難しい~!」という声もありましたが、それを聞いた教育委員の方も「うん、うん、私たちも最初はそうだったよ!でも大丈夫、一緒にがんばろうね!」と笑顔で声をかけてくれていました。今回の研修を通じて、根拠(エビデンス)に基づいた知識として体系化し、言語化することができました!
リーダーシップ研修では、日々の業務においてチーム全体の状況を把握し、円滑な業務遂行と後輩指導を担うための能力を養います。単に指示を待つのではなく、自立的に判断し行動する「現場のリーダー」としての意識変革を促します。今後、受講者が各部署でリーダーシップを発揮してもらえることを期待しています!
レベルIIIは「幅広い視野で予測的に判断して実践し、ロールモデルとなる」位置づけとなります。
研修では、目標管理研修・リーダーシップ研修(リーダーシップ理論)を学び、部署内で自己が持つ役割や、部署の課題に対しリーダーシップを発揮していく取り組みを行います。
自己の傾向を理解し、いかにスタッフを目指す方向へ導くか・・難しい課題や壁に苦戦することも多くありますが、研修を受講するメンバー間で共有・共感する中で、しっかりと着実な成果を出しています。
複雑な状況において創造的な実践を行い、組織や分野を超えて参画することを目指します。
そしてチームリーダーとしてメンバーの育成を行い、部署の目標達成を果たすための、問題解決技法を学びます。
また看護倫理研修では、患者・家族や状況のニーズをとらえ、倫理的課題を意識し、複雑な意思決定プロセスにおいて、多職種を含めた調整的役割を担うことができること目指し、学びます。
新人を支援するプリセプターと部署の教育全般を支援する教育担当者研修を行っています。部署全体で新人を指導します。教育担当者研修では、大学の教員から今の学生の傾向につて講義を受けます。
静脈注射認定では、静脈注射、輸液療法の基礎コースだけでなく、抗がん剤、造影剤、麻薬の持続皮下注射を行うための知識と技術を習得した受講者に院内認定書を発行しています。
看護管理I:副看護師長
看護管理II:看護師長
看護管理III:副看護部長
1年に1度、看護師長や副看護師長が集合し、外部から講師を招き、マネージメント研修を受講します。
病院の理念・運営方針、看護部の理念・基本方針を理解し、自部署の運営に参画することを目指します。
医療の高度化、専門化が進む中、患者さん、ご家族に対して、質の高い看護サービスを提供することを目的に当院では専門看護師、認定看護師、特定看護師が活躍しています。
「複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識及び技術を深め、保険医療福祉の発展に貢献し合わせて看護学の向上をはかる」専門看護師8名が活躍しています。
「特定の分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践ができ、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上を図る」認定看護師が当院では12領域24名活躍しています。
「特定行為に係る看護師の研修制度」は、看護師がより専門的な判断と技術を身につけ、安全で質の高い医療を提供することを目的に2015年に創設された制度です。
当院では2020年7月より「特定看護師」が活動を開始し、医師の指導のもと、患者さんの状態を丁寧に見極め、科学的根拠に基づいた臨床推論を行いながら、必要な特定行為を実施しています。
特定看護師は、医師とのタスクシェア・タスクシフトを通して診療の効率化に貢献し、多職種と連携しながら、安心と信頼に基づく医療・看護を実現しています。
また、自らの専門性を高めることでチーム医療の中核としての役割を担い、患者さんへの「より良い医療の提供」を支える存在です。この活動は、看護師一人ひとりが主体的に学び、挑戦することによって広がっていきます。
「確かな判断力と実践力で、地域の医療に貢献したい」──そんな思いをもつ看護師が、次の一歩を踏み出すきっかけとなることを願っています。
患者さんやそのご家族、地域の住民の皆様に対し、より質の高いサービスを提供できるよう、自身が管理する組織の課題を明らかにし、組織内の様々な部署や人に働きかけて、組織全体のサービス提供体制の向上に取り組んでいます。また、地域の組織間の連携を図るなど、地域全体の医療・看護の質向上に努めています。