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令和3年4月に日本臨床衛生検査技師会から精度保証施設認証を受け、信頼されるデータの提供に努め、臨床検査の精度保証に取り組んでいます。
外部精度管理において、日本臨床検査技師会精度管理(AおよびB評価100.0%)、滋賀県技師会精度管理(全てA評価)、日本医師会精度管理(修正点:96.6点)であり、客観的にも高い評価が得られました。
財務の面では検体検査管理加算(I)および(IV)の認可を受けて適正化に取り組んでいます。臨床検査適正化委員会の事務局を置き、新規検査項目の要望に対する適正な判断や、オーダー側への情報提供(包括項目・重複検査削減等)を行い、患者負担の軽減と効率的な検査の実施および健全な病院経営への啓発に努めています。
外来採血室は臨床検査部内で運用しており、採血から結果報告までの一元化により、適切な検体採取と迅速な検体処理が可能となります。患者待ち時間調査や結果報告所要時間調査を定期的に行い、患者サービスの向上化を目指しています。
血液管理室では血液製剤の在庫管理、頻回輸血のチェックおよび自己血輸血の介助なども行い、血液製剤の適正な管理に努め、事務局となっている輸血療法委員会では、輸血に関する様々な情報を集約し臨床へ提供しています。
微生物検査部門では、院内の感染防止対策に重要な原因菌の検索や薬剤感受性などの情報を集約して提供しています。また、新型コロナ感染症検査情報についても集約し関係各所へ提供しています。AST(抗菌薬適正使用支援チーム)活動にも参加し、培養提出を促し早期感染源の検索に貢献しています。感染防止対策管理加算1および感染防止対策地域連携管理加算を取得しており、感染管理室とともに地域の感染対策にも貢献しています。
生理検査部門は、平成28年度に各分野のエコー検査を集約して、センター化の実現により効率的な運用が可能となりました。予約なしの即日対応検査件数が増加し、臨床側の要望に応えるとともに患者サービス向上につなげています。
□雑誌
□学会抄録
第42回日本脳神経超音波学会、第26回日本栓子検出と治療学会令和5年6月16~17日東京都.